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(回答先: Re: 「世が末」だから「世も末の話」が飛び交う 投稿者 あっしら 日時 2002 年 7 月 31 日 20:24:13)
話はずれるが、敗戦で軍票の兌換性がなくなり紙くずになったことを日本政府に保証せえ、という奴がいまだにいる。
ところで、当時日本が支那で発行していた軍票には「この軍票を日本軍の司令部の主計課に持参したら、この券面の額に相当する現地通貨、もしくは邦貨を支払う」という文言が書かれてあった。
それなのに支那人の大部分は軍票を現地通貨に引き替えに来なかったのだという。
一つには引き替えにきた途端、憲兵隊に睨まれて監視されたり、逮捕されたりすると思っていたのだろう。事実そうだったのかもしれない。もう一つには自分たちの占領地域では今のところ日本軍の力の方が国民党や共産党よりも強いと思っていたからかもしれない。通貨は権力に対する信頼(あるいは恐怖)によって流通させられるのだから。
もっとも日本軍に初めから現地通貨や邦貨の充分な予算があるならば、軍票など発行する必要はなかった。かくして皇軍は無制限に軍票を発行して必要な資材を現地調達することができたのだという。
その結果起こったことは日本の敗戦による紙くず化。
ウルグアイの預金封鎖の原因もこれと似ている。
かの国の国民は自国通貨が信頼できないため、せっせと米ドル外貨預金をしていたが、銀行の金庫には通帳の額面だけの米ドル紙幣が入っている訳ではないことを忘れていたのだ。
今まではたまたま日本軍を恐れて軍票を引き替えに来なかった支那人と同じだったのだ。
いっぺんに引き替えに来たら、軍の主計課は破産する。そういうことだ。
政府紙幣であろうが、日本銀行券であろうが、結局は同じ事だ。