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(回答先: Re: 兌換紙幣・経常収支赤字国・日銀券とは異なるもの 投稿者 あっしら 日時 2002 年 7 月 31 日 21:50:21)
預金されている日銀券はある割合を超えて払い戻し請求があれば応じきれなくなることはあるが、政府紙幣が貸し出し不能紙幣であれば、その心配はありません。
そんな紙幣であれば、なおさら誰も受け取らないから流通しない。円に対する信頼がなくなるだけのことだ。
仮に政府がそんな紙幣を発行して、公共工事や備品の調達の支払いを行い、(政府紙幣を受け取った者がいるとして)、それを銀行に預金して、次にそれを引き出す時に受け取る現金は同じ「円」なわけだが、日銀券なのか、それとも政府紙幣なのか?
いずれにせよ、銀行の口座の中では新紙幣も旧紙幣も分別することはできないわけだ。
銀行から預金を引き出す者が続出したら、それは政府紙幣であろうがなかろうが、取り付け騒ぎが起こる。
それはウルグアイの預金封鎖の原因になったドル預金でも同じ事で、紙幣が日銀券であるか政府紙幣であるかが問題なのではない。
つまるところ、国民が紙切れをゼニだと信じている信仰があるかどうかの問題なのであって、紙切れをゼニたらしめている日本国政府への信頼の問題だ。