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【ワシントン竹川正記】
20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所では、米国のイラク攻撃に伴う需給逼迫懸念などを材料に原油先物相場が続伸。代表的油種の米国産標準油種(WTI)9月渡し物は、前日終値比0・27ドル高の1バレル=30・11ドルと9営業日続伸し、取り引きを終了した。終値で1バレル=30ドル台の大台に乗せたのは昨年2月中旬以来、約1年半ぶり。
原油価格の高止まりが今後も続けば、景気回復の鈍化懸念が強まっている米経済や世界経済の大きな足かせになりそうだ。相場の急騰の背景には、米国石油協会(API)が先週発表した米原油在庫が急減し、在庫水準が昨年3月以来1年5カ月ぶりの低水準に落ち込んだこともある。市場では、この在庫急減をきっかけに米国のイラク攻撃時の原油需給ひっ迫への懸念が台頭し、投機的な思惑も絡んで相場を押し上げた。