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(回答先: アメリカへの警告 投稿者 くまちゃん 日時 2002 年 8 月 21 日 18:12:37)
原油価格がバレル30ドルの大台に乗ったのは、今のところ先物市場だけの話だね。現物市場は、どうやら27ドルだ。しかし、現物価格も、高騰しているらしいね。現物が30ドルを目指さないとは、言い切れないみたいだね。もしも、2005年前後から世界的な石油枯渇が始まり、世界的に石油生産減少が始まるとすると、原油価格はこのままさらに上昇を続ける事になるがね。これが、世界経済のコストを引き上げるだけならまだ良いが、さらに世界経済の首を絞める可能性が高いのだね。
そして、ここへ来て、サウジ・マネーがアメリカから逃避していると言う報道が出ているね。イギリスのフィナンシャル・タイムズ20日付の記事だ。この資本逃避は、先週の民事提訴で、サウジアラビア系銀行などが911事件被害者遺族に提訴され、1兆ドル余りの賠償金を請求されると言う未曾有の事態が起きたためらしいね。もっとも、それ以前から、アメリカ政府周辺でサウジ系口座を凍結せよとの声が出ていて、資本逃避は始まっていたらしいがね。この逃避が原因で、ドル安が起きていると言うね。
フィナンシャル・タイムズの報道では、これまで既に、6千億ドルものサウジ系資本がアメリカから引き上げられ、ヨーロッパに向かったと言う推計があるらしいね。アメリカに投資されているサウジ・マネーの総計は、7千5百億ドル位だと言う推計もあるらしいがね。この内の逃避分が5千億ドル位だとしても、これは大損害だ。サウジ系資本を追い出してしまったのは、アメリカ政府だという事になるがね。
911遺族の民事訴訟で、サウジアラビアは、アルカイダなどに資金を送っていたとして賠償を求められているね。アフガニスタンの反ソ連軍ムジャヒディン・ゲリラを支援していたのは、サウジだけでは無いがね。反ソゲリラに資金を与えたのは、アメリカとサウジだからね。ザヒルシャーの亡命生活資金がサウジ政府から出ていたという事も、その一部に過ぎ無いね。アルカイダ時代になっても、それは同じだろうね。
CNNとCBSが、最近アフガンで発見されたと言うアルカイダ・ビデオを公開し、そこにガス実験のようすが撮影されていたと発表されているね。アフガンでは、何故か小出しに「ビデオが発見」されるのだがね。それは奇妙な事だが、どうやら、CNNもCBSも「アルカイダ・ビデオ」を金で買ったらしいね。アルカイダは、ビデオで、金儲けをしているという事でもあるがね。
CNNなどのように、アルカイダ・ビデオを金で買う事が、「テロ」にたいする資金援助にならないはずが無いだろうね。もともと、アルカイダは、アメリカとサウジの資金援助を受けて活動してきたのだから、そのプロパガンダ・ビデオは「無料」のはずだしね。1991年湾岸戦争のビデオ報道で急成長したCNNも、ここへきて、FOXニュースに負けている。劣勢を挽回する為なら、ビデオを金で買う事も、やむをえないと言う訳だね。CNNは、民事訴訟の被告になら無いだろうがね。
サウジとアメリカが一致協力し、義勇兵のアラブ人や資金を送って、アフガンでの反ソ戦争を支援した「戦友」であった事は、輝かしい戦績のはずだね。しかし、今ではそのサウジを、アメリカ政府周辺の「研究所」などが、「空爆」するように提言しているらしい。ついでに、石油枯渇に備えて、サウジ油田地帯を占領すれば良いと言う「提言」らしいのだがね。これなどは、馬鹿も休み休み言えと、言う所だろうね。
今では、第一次のアフガン戦争について何も知らない世代が、この手の「研究」を担っているみたいだね。情報の欠乏の中では何を考えても、この手の空疎な結果しか生まれないと、いう事でね。しかし、この手の無知な世代を育てたのは、アメリカの嘘つき政治家である老人世代なのだね。その嘘のなれの果てに、今のサウジ・マネーのアメリカ逃避劇が起き、アメリカの株安も起きているのだね。
これを、確か「自業自得」と言うね。しかし、アメリカにも、日本の株買い支え「PKO」のような制度があると言うね。それが、連邦準備制度理事会の動きに合わせて、ウォール街の株価を買い支えていると言うのだがね。しかし、集中的な資本逃避が起きている情況では、買い支えでダウ指標などを高騰させる事は、不可能だろうね。アメリカの金融市場は、さらに落ち込む可能性があると言う所以だね。これが、戦争の帰結と言う物だね。
そして、ここで独立の板が起動された「石原慎太郎」の動きが、興味深いね。石原は、戦争狂軍団の一人でもあるしね。石原が、このアメリカの苦境を前にして、アメリカにノーと言えるのか否か興味深いね。しかし、その板で、石原がテレビ対談に出ると言う情報が出たものの、その対談内容がアップされてこないのが奇妙だろうね。http://www.asyura.com/2002/ishihara1/msg/195.htmlだがね。そこで石原が大した事を語らなかったのか、それとも対談でボロが出て、失敗してしまったのかだがね。
石原慎太郎は、そこで「石原新党」を作って首相になるとでも語ったのだろうかね。そして、今月の『噂の真相』が、石原慎太郎の「スポンサー」逮捕事件について報じている記事にたいして、石原が何か語ったのか否かも問題だろうね。「噂真」は、「北朝鮮工作船」という欺瞞情報を報じた雑誌に過ぎ無いのだがね。石原支持者は、この事件をどう観ているのかが問題だね。石原が、何か釈明しているのかもね。
その石原より興味深いのは、国会議員を辞職した田中真紀子の動きだろうね。田中は、「田中新党」を作り、自公保政権を潰すと、リベンジを計画していると言うがね。田中は、「暴露本」を出すと言う話もあるらしいしね。それが、彼女の「リベンジ」なのだろうね。
『文春』が報じて仕掛けた、田中の秘書給与流用問題も、田中には軽く否定されてしまったみたいだね。田中は、公認会計士と弁護士を経理担当にしているみたいだからね。「流用疑惑」と言って攻撃しても、もともと、田中「逮捕劇」などは考えられ無い話だったろうがね。田中逮捕の演出を狙って、記事を仕掛けた政治勢力がいるとの「噂」もあるらしいがね。しかし、それは夢想だったろうね。
外務省など、官僚制守護勢力が田中を逮捕させようとしても、そもそも無理な話だったろうね。田中の経理担当をしているのは公認会計士や弁護士らしいから、田中が流用や不正経理を指示されていたと立証されるとは、考えられ無いからね。それは、公認会計士や弁護士の職業倫理にもとる事でね。この手の陳腐な「謀略」を仕掛けた勢力がいたとしても、それは、この種の専門職の立場性を理解していない無知な集団だけだね。官僚も、その一つかも知れないがね。その立証がないからには、「田中逮捕劇」などは、「巨大カザフ油田」以上の夢想に過ぎ無いね。
「文春」も、田中父娘を金脈親子と批判した立花隆も、これは恥さらしだったね。もっとも彼らは、角栄に続いての「二匹目の泥鰌」をいただくのだと、甘く考えていたのだろうがね。田中真紀子が秘書給与流用として検挙されるとすれば、与党も野党も、議員で検挙され無い議員はいなくなるのでは無いかね。
「文春」は、角栄では成功したが、その娘を攻撃して失敗したみたいだね。「文春」が報道メディアなら、田中よりも小泉の口利き疑惑の「報道」をやるべきだがね。しかし、どうもそちらは「報道自粛」らしいのだね。「文春」も、いい加減懲りるべきだね。