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(回答先: 旧聞ですが、ブラジル左派大統領候補ルーラー氏債務履行を明言。 投稿者 Ddog 日時 2002 年 7 月 18 日 20:12:48)
元ブラジル経験者として一言。今、リアル(ブラジル通貨)のレートを確認しましたが1ドル=2.89リアルまで落ちています。確かにおっしゃられているような楽観的報道が1週間ほど前にありました。ですが少なくとも為替はそうした意見を無視しています。また隣国ウルグアイへの飛び火などむしろ事態は悪化しているようです。
私がブラジルにいる頃、新しい大統領選がありました。一人の候補コロル氏はファッションモデル上がりの甘い顔で主婦の圧倒的人気を集めました。一方、対抗馬の人(名前を忘れた)はブラジルが持つ巨額の対外債務を全て踏み倒すという公約をかかげてました。結局ファッションモデルが選ばれました。これでお分かりのように私が主張してるのはブラジル人の国民性です。
1998年だったかな、クリチバという大きな市で警察官が賃上げを要求して市の議会建物にたてこもりました。彼らの月給は1万円以下でした。これに対し州知事は州の軍隊を派遣し激しい銃撃戦のうえ100人を超える警察官全てを射殺しました。その銃撃の巻き添えで関係のない市民数十人の死傷者をだしました。
例え、大統領が約束を守ったとしても(ありえないと考えます)、州知事の反乱がおきて州レベルの債務不履行がおきてやがて全国に広がるでしょう。
現実を示しただけです。