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(回答先: Re: これから米国もデフレに=麻生自民政調会長 (時事通信) 投稿者 招き猫 日時 2002 年 7 月 15 日 16:29:31)
招き猫さん、こんばんわ。
だからどうするんだという政策提言がないままなのは、相変わらずですが、愚かな政調会長が久々にまっとうな見解を述べたと思った記事なので一言...
>おいおい、卸売物価が上昇始めてるぜ。
>誰だ、経済顧問は。
ドル安は卸売物価の上昇要因になります。
しかし、失業者が増加し、就業者の可処分所得が減税効果を打ち消す健康保険料負担増のために減少し、株安で金融資産が減少し、クレジットカードによる過剰債務が表面化している米国経済で、卸売物価が上昇(前月比では上昇ですが前年比では前月より下降率が縮小)したとしても一時的なものです。
逆に、最終需要が伴わないなかで卸売物価が上昇すると、企業の利益が減少し、過剰在庫の通貨への転換を急がせることにより将来の消費者物価のデフレを加速させることになります。
この過程で生産財や中間財に対する需要も減少するので、卸売物価も下落していきます。
日米とも現状の政策を続けている限り、「デフレ不況」を避けることはできません。
より困難なのは、ドル安下の「デフレ不況」にみまわれる米国経済です。
コスト高と最終財のデフレという二重の苦しみにまみれることになります。
その一つを解消する方策はドル高誘導ですが、果たして可能でしょうか...?