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(回答先: 郵便・郵貯、合理化で4年ぶり黒字…郵政3事業決算〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 7 月 12 日 17:43:53)
総務省は12日、郵便、郵貯、簡保の郵政3事業の01年度決算を発表した。郵便は定数削減による人件費の圧縮や経費削減効果で、00年度の100億円の赤字から4期ぶりに80億円の黒字に転換した。郵貯も、10年前の高金利時代に集めた定期貯金の集中満期による大量償還が一段落したため、収益から費用を差し引いた損益ベースで4期ぶりに9000億円の黒字になった。簡保も剰余金が前年度並みの1714億円となり、黒字を維持した。
3事業がそろって黒字化し、来年4月に発足する郵政公社は、黒字スタートとなりそうだが、郵貯簡保資金の一部を信託銀行を通じて株式運用している「単独運用指定金銭信託(指定単)」は、含み損が5兆6467億円となり、前年同期より約1兆2000億円拡大した。内訳は、郵貯分が1兆4865億円で、簡保分が4兆1602億円。今年3月末の日経平均株価が1万1000円台と前年同期より約2000円下落したため、株式投資による含み損が拡大した。
郵便が黒字化したのは、専用自動車による輸送コスト削減、人員の約2000人削減の効果で、経費を前期比で529億円(2.3%)減らしたのが大きく影響した。一方、郵貯は、高金利の定期預金の満期を終えて支払い利子が大幅に減少した効果が大きく、今後も黒字基調は継続する見込み。【小島昇】