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(回答先: 郵政決算:郵貯9000億円など3事業は黒字または前年度維持[毎日新聞7月12日] ( 2002-07-12-13:01 ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 7 月 12 日 17:45:54)
総務省は12日、01年度の郵政3事業(郵便、郵便貯金、簡易保険)の決算を発表し、郵貯・簡保資金のうち株式投資のために信託銀行に運用を委託している勘定の含み損が1年前より46%増え、総額5兆6467億円に達したことを明らかにした。特に簡保は郵政事業庁による運用分と合わせた全体の含み損益が年度ベースで初めてマイナスに転じた。来年4月の郵政公社発足を控え、運用力に課題を残した形だ。
運用委託分の含み損は郵貯が1兆4865億円、簡保が4兆1602億円。株式市況の悪化によるものという。国内債券を中心に運用している本体分は含み損益がプラスを維持しているが、運用委託分と合計した全体の含み損益は簡保が1376億円のマイナス。郵貯は含み益を確保したが、8195億円のプラスと前年度から半減した。
郵貯・簡保資金の約360兆円の運用全体では、かろうじて約6800億円の含み益を確保している状況だ。
一方、郵便事業の売上高に相当する収益は、景気低迷を背景に2兆2075億円と、前年度に比べ1.6%減った。ただ人件費などのコスト削減策の効果で損益は4年ぶりに黒字に転換し、80億円の利益をあげた。片山虎之助総務相は「(郵便開放後の)公社でも黒字を確保できる」との見通しを述べた。
郵貯事業も損益は9000億円の黒字と4年ぶりのプラス。高金利時代の定額貯金の集中満期が一段落したため。簡保も、利益に当たる剰余金がほぼ前年並みの1714億円を確保した。国の会計制度では時価会計を導入していないが、企業会計原則で時価会計となる郵政公社への移行後は運用含み損があれば決算に反映せざるをえず、さらに厳しい内容となりそうだ。(16:14)