現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 本人の“弁明”を一言 投稿者 あっしら 日時 2002 年 6 月 20 日 23:23:07)
あっしらさん、戯言に反論いただき恐縮です。
テロ陰謀論に常識的な、でも議論にならない反論を書きます。
真珠湾攻撃を考えてみましょう。ナチスのドイツを前提に考えると、アメリカ(チャーチルのイギリスも含めて)が最終的に日本の急襲、参戦によって得をした、あるいはたんに戦争を拡大したことそのものが得になった可能性があると思います。その点で、ルーズベルトのアメリカは陰謀の動機があるわけで、見て見ぬふりをした、さらにつっこんでちょっと日本の後押しをした、という陰謀論は成り立つと思います。
でも、第一義的には、日本に戦争を仕掛ける気分が充満し(軍部だけでなく、でも全国でもなく)、日本が主体的に戦争に関わったのです。「アメリカにやらされた」というのは卑怯な駄弁です。
フセインのイラク。これもいろいろとあったでしょう。でも、フセインがやっぱり第一義的にはクウェートに攻め込む意思を持っていたのでしょう。
911。ブッシュ−チェイニー−ラムズフェルドと並べてみると、いかにもですが、いろいろあったにしても、どこかにアメリカを大々的に攻撃したい集団がいて実行したのでしょう、第一義的には。CIA、モサドがなんらかの後押しをしたとしても。
松本サリン、地下鉄サリン。これも、いろいろあったにしても、尊師と一部の幹部の妄想が第一義的には動機です。
以上の数例、すべて陰謀の観点には濃淡があります。でも、基本構造は変わらないのではないでしょうか?テロやその他の事件を自分のいいように、最大限利用する一群の人や国というのもたしかにいるようですが。
日本の例でいえば、日本の愚かさとアメリカの卑劣さとは別個の問題としてとりあえず扱う必要があると思います。後者で前者を免罪できないので。