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経営再建中の朝日生命が4日発表した2002年3月期決算によると、保険料等収入は前年度比19.4%と大幅減の1兆848億円だった。保険本業からの収益を示す基礎利益は微増の1064億円、解約・失効率も前年度を6.9ポイント上回る15.4%となった。経常利益は大手生保としては戦後初めて667億円の赤字となった。2003年3月期の保険料等収入と基礎利益はいずれも「個人分野でほぼ横ばい」との見込み。
前期の新規契約高は17.0%増の8兆7234億円。しかし、解約が相次いだことから保有契約高は9.7%減の75兆9646億円だった。実質純資産額も 31.1%と大幅減の3兆9363億円。逆ざや額は前年度に比べて若干減ったものの1063億円だった。ソルベンシー・マージン比率は417.6%。
朝日生は2期連続で新契約高が2ケタの伸びと好調だったとしているが、ミレア保険グループへの早期統合の見送りなどで、解約・失効高は75.3%増と大幅に増加した。解約については「現時点では統合検討を開始した11月以前の水準に低下している」としている。