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(回答先: ムーディーズ:日本国債「A2」に格下げ 新興国並みに[毎日新聞5月31日] ( 2002-05-31-13:16 ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 5 月 31 日 13:22:03)
米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは31日、日本政府が発行する円建て国債の格付けを二段階引き下げると発表した。最上級からは6番目の「A2」(シングルA格に相当)になり、主要7カ国(G7)ではイタリアより三段階低く、イスラエル、南アフリカと並んだ。「現在の経済政策では政府債務の悪化に歯止めをかけられない」ことが理由。
国債の格付け見通しは「安定的」で、一連の格下げは一段落した形だ。一方、海外で発行された日本の債務に関しては「Aa1」(ダブルAプラスに相当)、見通しも「安定的」に据え置いた。
株式、債券市場とも格下げに目立った反応はしていない。
ムーディーズは2月、日本国債を格下げ方向で見直すと発表、景気や財政状況をもとに検討を続けてきた。その結果、「一般政府債務はどの指標でみても戦後の先進諸国に例をみない水準に近付くと予想され、未踏の領域に入りつつある」と指摘した。
一方で、家計部門の多額の貯蓄、銀行の国債購入余力などから政府の資金調達が危機的状況に直面する可能性は少ないとも分析した。
シングルA格への転落で、国債を大量保有する邦銀などの国内投資家が直ちに売却に動くことは考えにくいが、海外の銀行、投資家は日本国債に対し一段と厳しい見方を強めそう。
財務省は格下げの動きに反発、4月末と5月23日に海外格付け会社に対し反論の質問書を送付している。「格付けは客観的な基準を欠く」として「日本の経常黒字や外貨準備高をどう評価するか」など疑問を投げかけた。ムーディーズは今回、この反論に直接の回答をしていない。