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【パリ福島良典】フランス政府は2日、BSE(牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病)感染の危険を理由に96年3月から実施していた英国産牛肉の輸入禁止措置を6年半ぶりに解除することを決めた。英国政府は従来から国産牛肉の安全性を主張、欧州連合(EU)加盟国の中で唯一禁輸を継続していたフランスとの間の政治問題になっていた。
仏政府の諮問を受けた仏食品衛生安全機関は今年9月20日、「英国産牛肉を輸入しても、仏消費者に保証されている安全水準を損なうことにはならない」と禁輸解除を認める勧告を出していた。
BSEは90年代に英国で発生、EUは96年から英国産牛肉を約3年間にわたり禁輸とした。EUは99年に禁輸を解除したが、フランスは安全性に問題が残っているとして単独で禁輸を継続。欧州司法裁判所は昨年12月、フランスの禁輸継続はEU法違反にあたるとの判断を下した。(毎日新聞)
[10月3日10時41分更新]