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米国で猛威をふるっている「西ナイルウイルス」をめぐり、厚生労働省は3日、ウイルスの日本上陸防止対策などを検討するため、農水省、環境省など関係4省の実務担当者を集めて緊急連絡会議を4日に開催することを決めた。国内で感染者が出ていない段階で、関係省庁が集まって対策を検討するのは異例だ。
「西ナイルウイルス」は鳥の体内で増殖し、蚊の媒介で人間にも感染する。ウイルス上陸を早期に察知するためには、人への感染の有無だけでなく、鳥の感染状況なども調べる必要がある。このため連絡会議には、動物検疫を所管する農水省、野生動物の保護を所管する環境省や、外務省、国土交通省の計5省の担当者が参加し、情報や意見を交換する。
一方、米疾病対策センター(CDC)が「輸血や臓器移植でも感染することが確認された」と発表したことを受けて、日本赤十字社は今月1日から、献血時の問診強化を始めた。1か月以内に海外から帰国した人については、発熱、おう吐、下痢などの有無を聞き、症状があった場合には、採血しないことにしている。
同ウイルスは、感染しても、大半の人は発病しないが、高齢者など体力の弱った人の中には脳炎を引き起こし、死亡することがあり、米国では今年、2530人が発病、125人が死亡している。(10月3日14:47)
http://www.yomiuri.co.jp/04/20021003i506.htm