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(回答先: レス1:「供給=需要」再論 − 「供給=需要」が「供給>需要」になるのは通例 − 投稿者 あっしら 日時 2002 年 11 月 14 日 19:07:45)
どうもあっしら氏と話が食い違うようだが、と思っていたが今回の氏の投稿で疑問が氷解した。
>経済は理念ではなく現実だとお叱りを受けそうだが、何の疑いもなく「供給=需要」というのは、近代経済システムの根源的論理でありながら“未承認”の理念だと考えているからである。
氏の「供給は需要に等しくなる」という主張の意味するところは、「そうあるべき」ないしは「そうあることが当然であるとして各経済主体が動いて初めて経済がうまく回る」という意味だったと見る。供給は(何の前提もなしに)需要と等しくなる、との主張と誤読していた。
>この問題を根源的に解決するためには、「利潤なき経済社会」という考えが支配的経済価値観になるしかないが、そんな大それた考えが短日時で支配的経済価値観になるわけもない。
経済をうまく回すのに資本主義の根本である利潤追求まで否定する必要があるか、また、否定してうまくゆくのかは疑問である。
インフレは多少手荒い手法を厭わなければ、金利の吊り上げや増税など対処法は幾らでもあるし、過去、それらは機能してきたといえる。今の課題は、未曾有のデフレないしデフレスパイラルを立ち切る方法が戦争需要や復興特需以外にあるか、という問題意識である。答えは政府紙幣であることは繰り返し述べた。
勝手にこの先の日本経済の行方を占うと、失業率が10%を大きく越え、インフレ率がマイナス5%くらいにならないと政府紙幣投入のような非常手段は取り上げられないであろう。この国には年金生活の老人や公務員などデフレの痛みを感じない層が力を持ちすぎているからだ。