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↑お台場の「自由の女神」。まだ立っているのか私は知らない。
どうしてアメリカ合衆国こそが日本にとって一番危険な敵だ
と断言できるのか。こんな当たり前のことを一々説明せねばな
らないこと自体に現代日本の悲劇が明白に表れているのである
。
アメリカは日本の市民に絨毯爆撃と核攻撃で大量殺戮を行い
日本を力ずくで屈服させ、その後もずっと日本を軍事占領し続
けている国家である。話を核に限れば、ただ核を保有していた
り日本に向けているだけの国よりマシといえるのだろうか。
そしてアメリカは現代日本社会にもっとも強い影響力を持っ
ている国である。何と言っても米軍は日本にいるし、米スパイ
は日本で堂々と活動しているし、大量の日本製品を買っている
し、支配者として日本の政官財界に強い人脈を持っている。
日本を自分たちの利益のために奉仕する社会に改造する手段
に最も恵まれている国はアメリカなのである。一昔前までの東
欧諸国にとって支配者であるソ連が最も危険な国であるのと同
様の意味で、日本人にとって支配者であるアメリカは最も危険
な国なのである。
アメリカがどこかで強引に早急に戦争を始めて古い武器を処
分し新兵器の実験をすると、日本が大量の戦費をアメリカに払
ったり、荒廃した地域の建て直しの尻拭いをしたりする。
首都の近くに米軍基地があって戦闘機が騒音をたてて飛び交
い、在日米軍には大金の駐留費を払っている。こんなことをし
ている国は日本だけだそうな。
平和憲法の下にある日本はWTCテロの主犯がラディンであ
ろうとなかろうとアフガンに派兵などできるわけがない。アフ
ガン政府が直接の犯人だとはアメリカ政府ですら言っていない
。実際には日本政府はラディンが主犯であるという証拠を国民
に提示することなしに派兵を決定した。
私は沖縄でサミットが始まる前に米軍の暴力や暴行がらみの
犯罪が起きることを予測しみごと的中させた。いつものことだ
からである。アメリカは日本人に対して普通の国民感情とか自
尊心を持つことを許さないように意識的に教育しているフシさ
えある。
日本人は普通の国対国、国民対国民ならありえない関係を当
たり前と感じるように教育されているのである。日本国内のア
メリカがらみの不審事件・事故はいつもどこかそれがバレバレ
だが警察は手も足も出せないというパターンが繰り返される。
その理由の一つはそれが日本人に対する「教育」だからかも
しれないのである。
戦勝旅行中のブッシュの選挙陣営が乗っていた原潜が真珠湾
で偶然愛媛丸に衝突した際、日本人の多くが衝突直後ゴルフを
続けていた自国の総理に対して怒りをぶつけていたことを私は
覚えている。
確かに現実には我々はアメリカの支配の下に生活しているわ
けだから、社会的な責任がある立場の人が簡単にアメリカに反
抗的な言動をとることはできない。日本人の幸福というものを
尊重するなら単純な感情論に終始するわけにはいかない。
そもそも終戦の時からこの問題は日本社会の根底に存在し続
けている。本土で徹底抗戦を続ければ膨大な数の悲惨な死者が
出る。無念であるが日本の未来のためには降伏せざるをえない
・・・。そういう状況であり、それが国民の基本認識でもあったの
である。
NHKのドキュメンタリー番組でこういう話を聞いた。アメ
リカは原爆が完成するとそれまで日本に提示してきた降伏条件
を突然「皇室の戦争責任と存続」について厳しくした。もちろ
ん日本側はアメリカの要求を飲むことを拒否したが、もともと
アメリカがそうしたことの狙いは日本の降伏を遅らせることに
あった。こうしてアメリカは広島・長崎に原爆を投下すること
ができた。結局「皇室の戦争責任と存続」についてはアメリカ
がある程度の条件を飲むことで終戦となった。だから今でも日
本の降伏は無条件降伏か条件付降伏かはっきりしないのだ。こ
ういう内容だった。
当時の日本人にとって天皇陛下はチベット人にとってのダラ
イラマ以上の存在だった。母親と父親と神様を合わせたような
尊い守るべき存在ということになっていた。アメリカ政府はそ
ういう日本人の気持ちを利用して、世界に向けてのデモンスト
レーションと人体実験のために原爆を投下し数十万人の人々を
苦しめ殺戮したのだった。
これはアメリカの典型的なやり口である。ある民族が大切に
している価値観や信仰心を利用してその民族を追い詰め、陥れ
、惨殺・征服する。アフガン侵攻の時もアメリカは「荒野では
客人を絶対に見捨てない」、「イスラム教徒は異教徒に証拠な
しに同胞を引き渡さない」というアフガン人の価値観・信仰心
を利用して戦争を強引に始めた。
そうするとこういうことになる。「アメリカは日本に無差別
爆撃と核攻撃をして大量殺戮を行い、そうして日本人と天皇陛
下に対して恫喝して日本社会を征服し、未だに占領し続けて莫
大な金を吸い取りつづけ広大な土地を占有・使用し続けている
国家である」と。
今は詳しく問題にしないが、日本の経済政策はアメリカのた
めに行われているのかと思えるほどにアメリカの国益のために
日本経済や日本人のカネを犠牲にするものである。詳しくは石
原慎太郎の『NOと言える日本経済』、吉川元忠(だったけ?
)の『マネー敗戦』などを参照。
ここで私がはっきり主張したいことがある。「共産中国は日
本を核攻撃する態勢を整えている日本国内の教科書や首相の靖
国参拝などの内政に干渉する国家」である。上で説明したアメ
リカの特徴と比べてこちらのほうが日本にとって危険・有害だ
というのならそれは言葉遊びである。
今は共産中国と日本は一応の友好関係にあり、中国が日本を
核攻撃する理由や必然性は今のところない。もし日本が中国を
敵視しおびやかすようなことがあれば、その理由や必然性が生
まれる。もともと日本が大量の核ミサイルを持った中国と軍事
的に対立するにはアメリカとの結びつきを強めざるをえない。
それは現状では日本のアメリカへのよりいっそうの従属化を意
味する。
多くの中国人にとっても日本がアメリカに完全に取り込まれ
奉仕する隷属国家であるほうが安心だし気持ちがいいかもしれ
ない。
今回のアフガン戦争・イラク攻撃問題でもわかるだろうが、
アメリカは日本人を自分たちの都合ではじめた戦争にもかりだ
そうとしている。金だけでは飽き足らず人殺をさせて戦死まで
させようとしているのである。しかも日本人には直接には無関
係の戦争で。たとえばアフガンの一般市民(兵士を含む)はお
おむね日本に友好的だそうだが、平和憲法下にあるわが国は彼
らを殺す手伝いをアメリカに恫喝されて行っている。
主権ある伝統国家の国民であるなら、祖先や神様や皇室に泥
を塗るようなマネはやめるべきである。未来の日本の子供たち
に惨めな自己イメージしか抱けない奴隷の身分を押し付けるよ
うなマネをやめるべきである。これは青いとかガキだとかそう
いう問題ではない。
私は日本の独立のためには中国とはできるだけ良好な関係を
保つ努力をするべきだと思う。内政干渉は受け入れられないが
。
共産中国を心から嫌っている人はまじめに日本のことを考え
ている人たちの中にもかなり大勢いる。アメリカからの日本の
独立に命をかけているような石原慎太郎ですら「中国の分裂化
工作」を公然と口にするくらいである。
だからこそ私は「日中摩擦」が英米人と中国人がたいへん得
意とする人心操作の有効な手段として日本で用いられることを
恐れているのである。
中国や韓国が日本に対して遠慮なく内政干渉をしてくるよう
になったのは、むしろ近年になってからだという情報がある。
各種の「戦時に対する賠償金問題」も同様らしい。
戦後の長期にわたる内外のアメリカニスト・共産勢力による
洗脳工作・情報操作が効をそうして、中・朝人がデマをふっか
けて怒鳴りつけたり泣き喚いたりすると政府に頭を下げさせた
り金を出させたりする人が近年の日本人には多くなったのであ
る。
中・南北朝鮮国はそれをいい事に最近になってから終戦直後
には言っていなかった新発明の言いがかりを次々と日本につけ
てきている。首相の靖国参拝問題が典型例である。
アメリカと中国が日本社会を封じ込め食い物にするために裏
で手を結んだり話をつけたりすることすらありうることだと思う。実際アメリカの情報機関の高官が中国の高官と会合を持っ
たという情報もあるし、「歴史の改ざん」とか「強制労働賠償
」については米中共同作業(民間レベルかもしれないが)の観
がある。
だから中国に対する敵意から結局米国の日本支配管理を強化
させてしまえば、近代日本は米中に一方的にはめられるだけの
国家として終始することになるかもしれない。
近世に入ってから日本人が対中関係で苦しむ理由は、中国の
偉いおっさんたちと仲良くするのに失敗したせいもある。中国
人の有能な人・偉い人というのは、良いにつけ悪いににつけ、
赤にしろ黒にしろ実際はなかなかすごいものらしい。
私個人の感覚としては、日中間の摩擦は彼ら(中国の偉いお
っさん)がどちらかというと悪いのである。要するに誇りが高
すぎて日本人の風下に立つのが死ぬほど嫌なため、アジアや中
国自身の未来の利益を台無しにしてでも日本と妥協して協力す
ることを100年以上拒んできた感じが強いのである。要する
にメンツの問題である。
私はやはり日本は世界と日本の未来のため、中国という国家
に対してはともかくとして中国文明と中国の偉いおっさんたち
に対しては最大限の敬意を払うポーズをとるべきだと思う。そ
うして両国間の政治・軍事摩擦をさけつつ、経済・人脈の結び
つきを深め彼らの対アジア侵略行為をやめさせるべきだと思う
。
今、イラクはアラブ世界の一員の主権国家としては絶えられ
ない無理難題をアメリカにふっかけられているようだ。
アラブの面子やイスラムの尊厳を損なってまでアメリカのい
いなりになればイラク国民は自分を失い、周囲の国々の国民も
それをあざ笑うどころか許さないかもしれない。
アメリカの相手の存在を根底から否定して戦争へ追い詰めて
いくやり方はずっと変わらない。ヨーロッパ諸国もそれを最終
的には傍観する。タリバンのときもそうだった。誰かに脅され
て証拠なしにイスラムの同胞を引き渡すことや客人を見捨てる
ことは、アフガン人には自分を否定することになりできないこ
とだった。
ついこの間まで、日本と韓国・台湾を合わせると人口もGN
Pもアメリカより大きかった。大日本帝国の勢力はさらに満州
と密接に結びついていた。
だから、もしアメリカが1941年に日本を追い詰め日本と
戦争しなかったら今のアメリカの天下はなかった。将来的に勝
てるアテさえなかったろう。
すると、彼らの歴史体験では、自分と異質で独立した国家・
文明をいいがかりをつけて倒すことは必要で正しいことだとい
うことになる。ただでさえ、あの国は異質で独立した国家・文
明に対して恐怖し攻撃する傾向があるのに、日本との関係はま
すます彼らのその傾向を正当化し激化させたのかもしれないの
である。
我々はあの国の文明破壊・虐殺・略奪に加担するべきではな
い。危険を賭して、しかし慎重に狡猾に対抗するべきである。
1941年当時アメリカ合衆国ははっきりと日本と戦争をは
じめる断固たる意思を持っていたので対米開戦は避けられなか
った。
客観的に言ってあの戦争はアメリカの主導によってはじめら
れたもので、日本は近代国家システムが耐えることのできない
条件を次々と突きつけられていた。
東京裁判のパール判事が「モナコやルクセンブルクでも対米
宣戦する」と言った状況に追い込まれていったのである。同じ
事を昭和天皇も異なる角度から述べている。
中国戦線についても共産党と国民党の度重なる残虐な挑発が
あったのである。
私はタリバンの教義はよく知らないが、あの人達を見ている
と「今」を「生きている」と言う感じがした。実際に歴史を生
み出しながら自分を生きている彼らには、バーミヤンの大仏は
過去の遺物というよりも今敵対している邪教の偶像に見えたの
ではないだろうか?
占領下の非独立状態の中で作られた「日本国憲法」は法学的
に最初から「無効」なはずであるが、そんなものを未だに自国
の憲法として戴きつづけている感覚といい、今の日本の文明的
現実のほうが国際的にも歴史的にもタリバンより非常識な面が
多いとも思われる。
小泉が証拠を提示されることもなく自国民の引渡しを要求さ
れたときオマルみたいに拒絶してくれるかどうかも甚だ疑問で
ある。今の日本社会はミサイルを打ち込まれたり戦争をふっか
けられるくらいなら喜んでアメリカの指名する人間を無条件で
引き渡すのかもしれない。「お前が居ると迷惑なんだよ」とか
言って。
やはりタリバンの社会は非人間的なところがたくさんあった
ようだが、話し合いの余地が十分あったと思う。秩序・治安維
持には結構活躍していたようだ。彼らが、社会の基盤が米ソの
パワーゲームでボロボロにされていた現実から国政をスタート
しなければならなかったことも考えるべきだ。
こじつけのあだうちもどきでアフガンの人々の命と生活を破
壊して侵略行為を行ったアメリカが正しいとは少しも思われな
い。
そもそも、日本人がアメリカの対テロ戦争に参加する人道上
の理由などなにもない。アメリカはイスラム教世界・アラブ諸
国に対して長いこと経済封鎖やミサイル攻撃、イスラエル援助
などを行ってきている。そういう行為を行ってきたアメリカ政
府を作ってきたのは形式的にはアメリカ国民である。だから、
アメリカが無差別爆撃を日本に対して行ったようにイスラム過
激派がアメリカ市民にテロ攻撃を行ったからと言って、日本人
がそれに関わり巻き込まれる筋合いはない。むしろ、アメリカ
側につくことによって日本もテロの対象となることや、日本が
イスラム教世界の人々を攻撃したりするほうが人道上問題があ
る。