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(回答先: そうは言ってものう・・・、為政者は結果責任を問われるからのう。 投稿者 匿名希望派 日時 2002 年 10 月 03 日 23:22:39)
どうも最低限の品位とか自国独自の立場や価値観を重んじる
という当たり前の姿勢をポルポトの例などと同一視して極端に
扱っておられるようですね。
もっとも、私は国民が経済的に豊かになればあとはどうでも
よいとか、目前の国民の生命財産さえできるだけ守られるなら
あとはどうでもよいという姿勢には絶対に反対です。
私は先の書き込みでこう言っています。
>確かに現実には我々はアメリカの支配の下に生活しているわけだから、社会的な責任がある立場の人が簡単にアメリカに反抗的な言動をとることはできない。
>日本人の幸福というものを尊重するなら単純な感情論に終始するわけにはいかない。
>我々はあの国の文明破壊・虐殺・略奪に加担するべきではない。危険を賭して、しかし慎重に狡猾に対抗するべきである。
ですから、アメリカに対しては単純な作戦や態度で臨むわけ
にはいかないと言ったつもりなのです。あの国が「イエスかノ
ーか」を迫ってきた場合でも、後の反抗につながる仕掛けや可
能性をつくれるのなら「イエス」ということも場合によっては
可だと考えます。
ただし「戦争」に関しては従順に「イエス」と答えて「力は
正義なり」と納得して「水に落とされた犬を皆で叩く」ように
アメリカに従って他国を攻めるのは私は反対です。
だから、今回の「イラク攻撃」にはいかなる形でも人も金も
出すべきではないと考えます。
>9.11に対するパキスタンのムシャラフ首相の決断を非難できるか?非難するなら、他にどのような選択肢があったのか?
よろしければレスしてくだされ。
パキスタン政府はタリバンとは無関係ではなく、タリバンは
パキスタン軍事政権によって作られたとも言えます。また、核
ミサイルの保有がアメリカから敵視・危険視されていました。
あの時のアメリカは、ただあだ討ちの邪魔をするだけでも戦
争を仕掛けてくる状態でした。あそこでアメリカの対タリバン
戦の支援要求を蹴ったら、多くの国民を巻き込んで戦争によっ
て国家がつぶされたでしょう。
だから、私はパキスタン人が同じ民族のパシュトゥン人の命
を不当なアメリカの要求(証拠を提示しないあだ討ちの援助)
に屈して引き渡したことを責めるつもりはありません。
しかし、私は日本政府がああいう場合にアメリカに多くの日
本人の命を引き渡すことは絶対に許したくありません。むしろ
オマルのように振舞って欲しいと思います。
だいたい、「為政者の責任」をうんぬんするんだったら、為
政者は非常識に国際法違反以前の理不尽な軍事力行使を行うア
メリカが暴力によって世界を支配しようとすることを防ぐ努力
をしろと言いたい。それが、国家主権や国民の財産自由を守る
ことだろうが。他の大国に先駆けて一生懸命にアメリカにとり
いるような自国民・人類に対する敵対行為を行って世界的な反
アメリカ覇権の動きを駄目にする行為が「為政者の責任」など
とよくも恥ずかしげもなく言えるな。