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(回答先: Re: 答えにもならない答えですが。 投稿者 ウッチャー 日時 2002 年 8 月 20 日 22:59:13)
住基ネットについては、今後広がる利便性を考慮すべきでしょう。弊害はひとつづつ潰してゆけば良い。例えばアメリカでソーシャル・セキュリティ・ナンバーがそんなに問題視されていますか?まあ、この法案の是非について議論するつもりはないのですが。
将来のビジョンについての話ですが、まず、「人は幸福を求めて生きている」という命題が前提となります。当たり前の話ですね。で、幸福というのは人それぞれ内容が異なります。政治とか行政の主任務は、各人の幸福の追求をより行いやすいようにするための環境整備です。自分の財産が無くなるんじゃないか、オレの職場が失われる事はないのか、一体政治は何をやってるんだ、こういう不安に駆られていてはとても幸福追求どころではありません。こういう不安を取り除き、ある意味で庶民は政治には関心がない、というところまで行くのが理想なのです(愚民化政策とは
違いますので御留意を)。
問題を解決し正常な社会に戻ると、日本人の生活の型とか価値の創造の仕方とか、産出したものそのものとか、広く言えば日本の文化が(日本の成功を目の当りにした周辺諸国で)称揚され始めるでしょう。一昔前にマハティールがルック・イーストと言ったのと似たようなものです。こういう緩やかな紐帯を形成し、制度的肉付けを徐々に施しながら、国際社会でそれなりにプレゼンスを発揮してゆく。日本は敬意を示される国として国際社会を生きて行く。これがパックス・ジャポニカです。