http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/162.html
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「テレビ朝日は東京都のPCR検査陽性率「13.5%」なるデータをどこからどうやって入手したのか!?」
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/150.html
でいただいたコメント7.への回答です。
貴殿はいろいろ書かれているが、ちょっと的外れだと思います。
まず、東京都の陽性率をめぐるここ数回の投稿の要点は、東京都及び厚労省が、東京都という陽性者も検査実施数も破格に多い地域のデータについて、人々をある方向に誘導する(誤解を与える)ため、検査実施数のある部分を意図的に隠しているという問題の指摘です。
これまで何度も書いてきたように、感染確認者数にはほとんど意味を見出していません。既に回復した(ウイルスを駆逐ないし抑え込んだ)ヒトも含めると、15万人とか20万人の感染者はいるだろうと思っています。そして、感染力の弱さから、回復したヒトの80%ほどは他のヒトに感染させないままだっただろうと思っています。
ですから、感染確認者を見つける目的のPCR検査で陽性率がどうであったかということもほとんど意味を見出していません。
PCR検査は、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを確認し、できるだけ重症化しないよう医療観察下に入ってもらうための手段と考えていますからね。
この目的に照らして、これまでそして現状のPCR検査実施レベルはひどすぎると思っています。
これもあれも、「タチの悪い風邪」をけっこう重い位置づけの第二類指定感染症にし、感染していたら症状とは無関係ですぐに入院という対応をしたツケでしょう。
陰性の結果だとしても時間軸のある瞬間だけの話でしかないPCR検査を、新型コロナウイルスの感染実態を知るために使えると考えるのは“妄想”でしかないとも思っています。
PCR検査は、被検者にあなたは新型コロナウイルス感染者ではないというお墨付きを与えるものではありません。
陰性だったとしても、検体をとった“瞬間”の被検者の鼻腔もしくは喉には、増殖させても検出できるだけの新型コロナウイルスはなかったというだけの話です。
続いて、貴殿の指摘について回答させていただきます。
ここまで引きずってしまった今回の投稿テーマは、ノーベル賞受賞者という世間に対し強い影響力を有する山中さんが、東京都と厚労省の“罠”にかかった発信をしたので、思い違いを指摘させてもらったというだけのものです。
それが続いているのは、行きがかりとして、山中さんが試みた“補正作業”(真の陽性率に近づく作業)に首を突っ込んだためであって、その作業に、COVID19の感染実態を知るといったような意味づけはないのです。
[引用]
「陽性率の分子と分母の数は同じ日付でなければ意味がないだろ?ということは、毎日の陽性率を計算することは不可能だ。」
「陽性率の分子と分母の数は同じ日付でなければ意味がないはずだが、お前の山中教授の計算を間違いと指摘している理屈の中にはそれがない。」
「実際、毎日の陽性率を計算することは検査日と感染判明日が異なるので不可能だ。できることと言えば、ある期間におけるどんぶり勘定だけだ。その時でも期間の両端ではいくばくかの誤差が出る。しかも基になるデータとしてお前は厚生省のデータを使うという。だがその厚生省のデータほど当てにならんものは無い。」
[回答]
山中さんの補正作業に対する投稿の最後に、山中さんがやったような日毎や週単位の陽性率を求めたいのなら、こうすればいいのではと提示しましたが、私のロジックで算定したのは、日々の陽性率ではなく、あくまで「累積陽性率」です。
それはそうとして、貴殿は、
「陽性率の分子と分母の数は同じ日付でなければ意味がないだろ?ということは、毎日の陽性率を計算することは不可能だ。」
隠しているものはあるとしても、公表データは、陽性率の分子(陽性者数)と分母(検査実施人数)の日付は合わせています。公表データは累積値だけなので、当日の値から前日の値を差し引き、知りたい日の陽性者と検査実施人数を求めれば、その日の陽性率を算定できます。
ですから、以降の批判はほとんど無効だと思っていますのでスルーします。
最後に、
「しかも基になるデータとしてお前は厚生省のデータを使うという。だがその厚生省のデータほど当てにならんものは無い。」
厚労省のデータは、各都道府県がまとめたデータを集約したもので、各都道府県が公表しているデータをそのまま使っています。
むろん、東京都のように、公表しているデータが巧妙に細工されているということはありますが、他に公表されているデータはありませんからね。
別のテーマに移ります。
[引用]
「「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」的断罪はできるだけ避けたほうがいい。
というコピーで安倍への重要な筋の批判を逸らせたお前だが、その根拠となった、ドイツと韓国との比較について、その後の見解を聞きたい。
だいぶ数字が変わったからな。」
[回答]
自分で計算されたらどうですかといった野暮なことは言いません。
この間の投稿でも、このところ、日々の死者数が増加していることに留意している由書いています。
公表データには“統計処理”の突合で出てきたものという但し書きもあるので、その増加は、過去のデータを洗い直して(隠していたのかもしれないが)、その数字を一気に加算した結果として多い死者数が出ている可能性があります。(ある日には80人を超える死者数が示されています)
その意味で、貴殿が示した過去投稿のデータも、隠されていたというかきちんと処理されていなかったために少なくなっていた死者数に基づき説明した可能性はあります。
まだ多く隠していれば残念ですが、最新のデータを使って貴殿が示した過去投稿の内容を見直してみます。
「古賀茂明「安倍首相よ、まずは国民に謝れ」:人格知性胆力の全てで難アリの安倍首相だが古賀氏のコロナ対応批判の核心は的外れ」
http://www.asyura2.com/20/senkyo271/msg/605.html
で書いた次の内容です。
「人口約8,200万人のドイツのCOVID-19による死亡者は3,804人で感染者数(134,753人)に対する致死率は、2.8%である。
ドイツと比較して日本は、人口約1億2,800万人で死亡者は136名。感染者数(8,582人)に対する致死率は、1.6%である。
何より、死亡数を人口比で見れば、日本は0.000001(0.0001%)に対しドイツは0.00004(0.004%)とおよそ40倍も多いのである。
PCR検査実施で“国際的評価”を受けている韓国も、COVID-19による死亡者は229人で感染者数(10,613人)に対する致死率は、2.2%である。
韓国の人口は約5,100万人だから、死亡数は人口比で0.000004(0.0004%)と日本の4倍に達している。」
次に、この内容を最新のデータ(4月30日公表)を使って見直したものを提示します。
頭にAが付いているものが以前の投稿内容で、Bが今回のものです。
(ドイツ)
A:「人口約8,200万人のドイツのCOVID-19による死亡者は3,804人で感染者数(134,753人)に対する致死率は、2.8%である。」
B:「人口約8,200万人のドイツのCOVID-19による死亡者は6,467人で感染者数(161,539人)に対する致死率は、4.0%である。」
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A:「ドイツと比較して日本は、人口約1億2,800万人で死亡者は136名。感染者数(8,582人)に対する致死率は、1.6%である。」
B:「ドイツと比較して日本は、人口約1億2,800万人で死亡者は415名。感染者数(14,088人)に対する致死率は、2.9%である。」
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A: 「何より、死亡数を人口比で見れば、日本は0.000001(0.0001%)に対しドイツは0.00004(0.004%)とおよそ40倍も多いのである。」
B:「何より、死亡数を人口比で見れば、日本は0.000003(0.0003%)に対しドイツは0.00008(0.008%)とおよそ27倍も多いのである。」
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※ドイツと日本は救命医療先進国ですから、ある感染者が重症化した後、なんとか生存させようという医療が長期にわたって行われている可能性があります。
そのため、医療観察下の感染者がそれほど増えないなか、ずっと前から療養中の方がなくなってきたことで致死率が上がったと推測しています。
日本では、ECMOが1ヶ月を超えて使われているケースもあります。
(韓国)
A:「PCR検査実施で“国際的評価”を受けている韓国も、COVID-19による死亡者は229人で感染者数(10,613人)に対する致死率は、2.2%である。
韓国の人口は約5,100万人だから、死亡数は人口比で0.000004(0.0004%)と日本の4倍に達している。」
B:「PCR検査実施で“国際的評価”を受けている韓国も、COVID-19による死亡者は247人で感染者数(10,765人)に対する致死率は、2.3%である。
韓国の人口は約5,100万人だから、死亡数は人口比で0.000005(0.0005%)と日本よりわずかに高い。」
※韓国は確認感染者が1桁という日が続いており、あのメガクラスターが出た大邱にある軽症者収容施設も閉鎖されました。
おそらく、それほど遠くない時期に、日本が、人口比の死亡数で韓国を超えることになると思っています。
これは、PCR検査の成果ではなく、スマホの位置情報を使った感染者接触者探しが奏功した結果だと思っています。
一人の感染者を見つけたら、過去2週間ほどの行動履歴をもとに、その人と濃厚接触したヒトを見つけてPCR検査を受けさせ、陽性だったら医療的対応に導くというシステムです。
ほとんどの国民がスマホを持って歩き、そのスマホに「行動管理アプリ」がダウンロードされていることで初めて効果が発揮できるものです。(最低でも40%の国民が参加する必要があるとされる)
これにより、二次感染者が早く医療観察下に入ることで二次感染者の重症化を防げる可能性も高まります。また、二次感染者の早期発見は三次感染を減らす効果がそれなりにあるでしょう。
ほぼ終息した中国の大都市はより厳格な行動管理で、ビルなどに入るとき、そのアプリを表示させ、感染可能性がないことを確認してもらう必要があります。
日本も、韓国とほぼ同等の行動管理ができるシステムを作っていると思われますが、日本の場合、個人から行動管理の許諾を得ていない(韓国などのアプリのダウンロードはその意味がある)ため、感染者との濃厚接触があったからPCR検査を受けてくれといった対応はできないでしょうね。
むろん、爆発的な感染拡大が起きれば、日本も韓国的利用に踏み込む可能性があります。
このスマホの位置情報を活用した「行動管理・感染者接触管理」は、欧米系でも多くの国が導入を志向しています。
コロナ騒動が終われば、権力機関は別の使い方を始めるでしょうね。
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- 机龍之介さん:「日付を合わせるなんてほんとにできるのか?」よりもっと本源的な問題:少しは誠意をみせたら(笑) あっしら 2020/5/01 14:01:09
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- 7.のコメント主さんへ:COVID19の感染力問題:貴殿引用元のデータ表記ミスや補足説明 あっしら 2020/5/01 12:02:01
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