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最大の国難は首相の幼児性 批判を「罵詈雑言」とは驚いた
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269051
2020/02/14 日刊ゲンダイ
反省ゼロ(C)日刊ゲンダイ
拡大の一途の新型コロナウイルス禍で、中国への渡航がなく、感染経路が判然としない感染者が見つかった。新型肺炎による国内初の死者も出て、日本中が大騒ぎだ。安倍政権は13日、水際対策と感染拡大防止の緊急対応策をまとめ、14日に閣議決定だが、後手後手の感は否めない。
新型肺炎は大変な有事になってきた。だが、同じくらい恐ろしいのは、国会で次々露呈する安倍首相の幼児性だ。こんな人物がこの国のトップで大丈夫なのか、という大問題である。
13日午前中、国会が空転した。理由は12日の衆院予算委員会での安倍の暴言。立憲民主党の辻元清美議員に対し、「意味のない質問だよ」とヤジを飛ばした件だ。質問時間が終わった後の辻元の背中にぶつけた驚くべき卑怯なヤジだった。「言論の府」とは程遠い、品性下劣な行為だった。
野党は謝罪を要求、首相に対する懲罰動議の動きを見せた。これにはさすがに自民党も大慌てし、国対委員長の協議で、来週17日に集中審議を開いて安倍がヤジに関して発言すると提案。「首相がおわびし、不規則発言を慎むと必ず言うと確約を得た」(立憲の安住淳国対委員長)ことで、野党はとりあえず矛を収め、謝罪するかどうか見極める、というが、あの安倍が本気で謝るのかどうか。怪しいものだ。
というのも、ヤジの理由について安倍は、「質問ではなく、罵詈雑言の連続。こんなやりとりは無意味」と自らを正当化している。自分に非があるとは全く思っていないのだ。
行政監視の議会として当然の苦言
安倍が反応したと思われる辻元質問は、「鯛は頭から腐る。社会、国、企業の上層部が腐敗していると残りもすぐに腐っていく。ここまできたら頭を代えるしかない」だが、これは、安倍の改憲案のおかしさや、「桜を見る会」を巡る私物化疑惑などをきちんと指摘した上でのもの。行政を監視する議会として当たり前の苦言なのに、それを「罵詈雑言」と受け取る感覚。権力者は謙虚に耳を傾ける姿勢が必要なのに、安倍にはそれがない。言われたら、言い返す。やられたら、やり返す。子供の喧嘩である。
批判を受け付けず、ブチ切れ、ヤジを飛ばし、野党議員を冒涜する首相が果たしてまともなのか。
コラムニストの小田嶋隆氏がこう言う。
「ヤジは論外として、なぜそんなに過剰反応するのか。幼児性はもちろんですが、どうも安倍首相は、辻元さんや蓮舫さんなど女性議員に対して感情的になりやすい。女性蔑視があるんじゃないか。辻元さんの質問は、『そこはね。首相ね』などと、いつもより穏やかでした。母親が小学生を諭すような感じで。それに逆ギレしたのでしょうか。加えて気になったのは、安倍首相は『鯛は頭から腐る』ということわざを知らないのではないか、ということ。『おまえは腐っている』と言われたとでも思ったのか。森羅万象を網羅する必要はありませんが、国会の議論に立つならば、せめて国語力は人並みであってもらわないと話になりません」
日刊ゲンダイの首相に対する批判も、恐らく罵詈雑言の類いと思っているのだろう。そんな下卑た幼稚な人物が肺炎対策で指揮を執る悲劇……。肺炎そのものより、安倍の存在こそがこの国にとっての最大の国難なのである。
野党は矛を収めてはダメ(与野党国対委員長協議)/(C)日刊ゲンダイ
懲罰動議で自民党議員に踏み絵を踏ませるべし |
先月20日に通常国会が始まって以来、安倍は「桜疑惑」で攻められ続け、地元・山口の後援会関係者が大挙して桜を見る会に参加したことを、「募っているが、募集はしていない」と珍答弁して墓穴を掘った。安倍後援会が主催した前夜祭についても、「契約の主体は参加者だ」として、800人それぞれがホテルと個別に契約したなどと、あり得ない発言を繰り出す。そして、それを“仲介”した事務所はホテルと「合意」しただけ、というまるで理屈の通らない詭弁を弄するのである。
立憲の黒岩宇洋衆院議員に対する「ウソつき」発言もそうだったが、聞いているのが恥ずかしくなるほどの子供じみた対応は、疑惑隠しの演技でもあるのか。
誰が見ても異様に映る安倍の姿には、とうとう地元の支援者からも不信感を口にする人が出てきている。13日に配信された共同通信の記事によれば、安倍の父・晋太郎の代から後援会員だという80代女性は「答弁はしどろもどろ。本当のことを話せばいいのに」と眉をひそめた。60代の男性は、招待者名簿を廃棄したことについて「森友・加計学園問題と同じでうんざり。首相には誠実さが足りない」と憤ったという。
前出の小田嶋隆氏もこんな話をする。
「実は安倍首相のヤジの後、かなり激しい文言を使って、安倍首相のことを罵ったのです。ところがネトウヨの人たちの反応がいつもに比べて鈍かった。もはや、かばいきれなくなってきたのか」
安倍内閣はデタラメ、終わってる
国民だってバカじゃない。安倍のヤジに幼児性を感じ、あまりの不誠実さに嫌気が差す人は少なくないはずだ。
戦慄するのは、そんな安倍を諫めることのない自民党である。
13日には派閥の会合という内輪の場で、「一国の宰相なのだから、同じレベルに降りてむきにならない方がいい」(伊吹文明元衆院議長)、「政府は与党のためだけにあるのではない」(野田毅元自治相)、「かつて、政府は罵詈雑言を浴びせられても平身低頭するよう教えられた」(石破茂元幹事長)とたしなめる声が出たというが、ならばどうして直接、安倍に言わないのか。
そもそも罵詈雑言ではなく、正論ではないのか。立憲の枝野幸男代表が言うように、「国会の政府に対する追及を、意味がないと受け止める人が首相をしているのはおかしい」として、与野党問わず、議会として首相辞任を求めるのが本当じゃないのか。自民党の体たらくは、もはや救いようがない。
政治評論家の森田実氏はこう言う。
「安倍首相の態度は国会を冒涜し、議員を見下すものです。政府が議会を上から目線で見るようになったら、議会制民主主義は否定されてしまう。野党はすぐに懲罰動議を出すべきでした。そうして自民党議員をふるいにかける。今の自民党議員は安倍首相にモノが言えず、どうしようもありませんが、懲罰動議による踏み絵を踏ませれば、自民党内はガタつく。否決されても、問責決議、不信任決議と続けて出せばいい。そして総選挙で、『この人はあんな酷い首相を無条件で支持した議員です。我々の代表として選んでいいのか』と言って攻める。そのためにも野党は安倍首相を許してはいけない。手打ちをしたら、首相はまた同じことを繰り返すでしょう」
安倍は13日の衆院本会議で、共産党のことを「現在も、暴力革命の方針に変更はない」と言い放った。志位和夫委員長は「壊れたレコードのような反共デマ」と撤回を求めたが、アタマは大丈夫か? と言いたくなるほどのネトウヨレベル。こんな首相が歴代最長政権なのだから、日本は間違いなく頭から腐っていっている。
12日のヤジの直後に質問に立った立憲・逢坂誠二衆院議員の発言は、安倍の早期退陣を望んでやまない人々の叫びを代弁するものだった。改めて引用したい。
<本当に安倍内閣はデタラメだ。行政私物化まがいが多発。公文書を廃棄、隠蔽、改ざん、捏造。国会ではまともに答弁しない。ご飯論法。逃げ回る。閣僚の資質があるのかわからない人がグダグダ答弁。こんな内閣は終わっている。デタラメだ>
これは絶対に言ってはならない。
— 志位和夫 (@shiikazuo) February 12, 2020
総理は、国権の最高機関である国会に呼ばれて答弁を求められる立場。その立場にあるものが、国会審議を否定したら、およそ議会制民主主義は成り立たない。 https://t.co/hZNK02Qyas
最大の国難は首相の幼児性 批判を「罵詈雑言」とは驚いた|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/h25KA4pOQu @tim1134
— 桃丸 (@eos1v) February 14, 2020
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) February 14, 2020
【辻元議員が罵詈雑言なら、本紙はどうなる?】
『最大の国難は首相の幼児性』
「自分はいつも正しいと思っているのか、疑惑隠しの演技なのか。批判を受け付けず、ブチ切れ、ヤジを飛ばし、野党議員を冒涜する首相が果たしてマトモなのか」
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【最大の国難は首相の幼児性】辻本質問が罵詈雑言なら本紙はどうなる? 自分はいつも正しいと思っているのか、疑惑隠しの演技なのか。批判を受け付けず、ブチ切れ、ヤジを飛ばし、野党議員を冒涜する首相が果たしてマトモなのか 安倍内閣はデタラメ、終わっている(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/zTnceEtWQP
— KK (@Trapelus) February 14, 2020
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