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噛みしめるべき作家・三島由紀夫の警告「日本語を守れ」 それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269060
2020/02/15 日刊ゲンダイ
戦後最大のごまかし(C)日刊ゲンダイ
〈「守る」とはつねに剣の論理である〉(「文化防衛論」)と作家の三島由紀夫は言った。では、「剣」により何を守るのか?
三島は言論の自由と代議制だという。
〈言論の自由を保障する政体として、現在、われわれは複数政党制による議会主義的民主主義より以上のものを持っていない。この「妥協」を旨とする純技術的政治制度は、理想主義と指導者を欠く欠点を有するが、言論の自由を守るには最適であり、これのみが、言論統制・秘密警察・強制収容所を必然的に随伴する全体主義に対抗しうるからである>(「反革命宣言」)
三島は敵を、右と左の両翼から発生する全体主義と正確に見定めた。その兆候は言葉の破壊として表れる。だから三島は「日本語を守れ」と言ったのだ。
戦後最大の言葉のごまかしは軍隊に関することだろう。自衛隊は誰がどう見ても軍隊である。よって違憲である。憲法9条を読めば誤読しようがない。しかし歴代政権はデタラメな解釈を積み重ね、白を黒と言い張り、現実から目を背けてきた。三島が命をかけて戦ったのはこうした言葉に対する不誠実な態度である。
戦後の腐敗の成れの果て、簡単な日本語を使うのもおぼつかない安倍晋三という「幼児」がやってきたことは、一言で言えば日本語の破壊だ。低劣な言葉遊びで集団的自衛権を行使できるようになる安全保障関連法を押し通し、公文書改ざんやデータ捏造といった一連の「安倍晋三事件」で物理的にも「言葉」に攻撃を仕掛けてきた。
安倍は9条の1項(戦争の放棄)、2項(戦力の不保持と交戦権の否認)をそのままにして自衛隊の存在を明記するという。アホにも限度があるが、これでは憲法は確実に空洞化する。
過去の悪霊が現在暴走を続けている。三島は自衛隊がアメリカの戦争に巻き込まれることを危惧した。
〈憲法改正のはてには再軍備強化によるアメリカ化が、あるいは左翼の言葉でいえば、アメリカ的独占資本主義化が、ますます進むおそれもあり〉(「70年代新春の呼びかけ」)、〈あと二年の内に自主権を回復せねば、左派のいふ如く、自衛隊は永遠にアメリカの傭兵として終わるであらう〉(「檄」)
安倍に改憲させるのは、日本の歴史に対する犯罪であることを指摘しておく。
適菜収 作家
1975年生まれ。作家。ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体 」など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。
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— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) February 14, 2020
噛みしめるべき三島由紀夫の警告「日本語を守れ」
— KK (@Trapelus) February 14, 2020
戦後の腐敗の成れの果て、簡単な日本語を使うのもおぼつかない安倍晋三という「幼児」がやってきたことは、一言で言えば日本語の破壊だ。低劣な言葉遊びで集団的自衛権を行使できるようになる...
それでもバカとは戦え 適菜収(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/3VdeOsuSJ0
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