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スーダンに匿われたオサマ・ビン・ラディンはCIAの秘密工作に協力していた(桜井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/20/kokusai29/msg/493.html
投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 11 月 01 日 17:23:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

スーダンに匿われたオサマ・ビン・ラディンはCIAの秘密工作に協力していた
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011010000/
2020.11.01 桜井ジャーナル


 イスラエルと国交を「正常化」するにあたり、アメリカ政府はスーダンの暫定政府に対し、オサマ・ビン・ラディンを匿った償いとして3億3500万ドルを支払うことを要求した。それに対し、今回の合意の褒美としてイスラエルが提供する食糧支援の額は500万ドルにすぎない。

 オサマ・ビン・ラディンはサウジアラビアの建設会社を経営する富豪一族に属し、サウジアラビア王室ともつながりが深く、同国の情報機関を動かしていたトゥルキ・ビン・ファイサル・アル・サウド王子の下で活動していた。

 サウジアラビアの情報機関はジミー・カーター政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官を務めていたズビグネフ・ブレジンスキーが始めたアフガニスタンにおける秘密工作に協力していた。イスラム同胞団やワッハーブ派の人間を戦闘員としてアフガニスタンへサウジアラビアが送り込み、CIAが軍事訓練していたのだ。アフガニスタンを不安定化させ、ソ連軍の介入を誘発してソ連本体を疲弊させようというプランだった。この当時、ブレジンスキーが作り上げた武装集団の戦闘員を「自由の戦士」と西側の有力メディアは呼んでいた。

 戦闘員をアフガニスタンへ送り込む仕事をしていたひとりがオサマ・ビン・ラディンにほかならないのだが、この人物をジハード(聖戦)の世界へ引き込んだのはムスリム同胞団のアブドゥラ・アッザムだと言われている。1984年にアッザムとビン・ラディンはパキスタンにMAK(マクタブ・アル・ヒダマト/礼拝事務局)のオフィスを開設した。このMAKがアル・カイダの源流だと言われている。

 1989年2月にソ連軍がアフガニスタンから撤退、91年にはオサマ・ビン・ラディンもアフガニスタンを離れ、サウジアラビアとパキスタンを経由してスーダンに入った。その際、ビン・ラディンをエスコートしたアリ・アブドゥル・サウド・モハメドはアメリカの特殊部隊と関係が深い。(Peter Dale Scott, “The American Deep State,” Rowman & Littlefield, 2015)

 1992年12月にイエメンの首都でホテルが爆破され、2名が死亡しているが、その現場を調査したアメリカ国務省の外交治安局のスペシャル・エージェントだったスコット・スチュワートによると、CIAの訓練を受けた何者かによって実行されていたという。(Max Blumenthal, “The Management Of Savagery,” Verso, 2019)

 ビン・ラディンは1993年から94年にかけての時期、サラエボで目撃されている。当時、アメリカを含むNATO加盟国の情報機関はジハード傭兵をボスニア・ヘルツェゴビナへ送り込んでいた。セルビアと戦わせることが目的だ。

 一方、アメリカでは1993年2月にニューヨークの世界貿易センターのノース・タワーの地下駐車場が爆破された。これはラムジ・ユセフたちによるものだった。ノース・タワーを倒し、サウス・タワーも破壊する計画だったが、建造物で最も弱い地下を破壊してもノース・タワーはびくともしなかった。そのビルが2001年9月、脆弱な構造の旅客機が突入したことで爆破解体されたように崩壊したことになっている。

 ビン・ラディンは1996年にスーダンを追放され、アフガニスタンへ移動。そして1998年8月7日、ケニアのナイロビとタンザニアのダル・エス・サラームのアメリカ大使館が爆破された。これを口実にしてビル・クリントン政権はアフガニスタンとスーダンを巡航ミサイルで攻撃している。

 当時、アフガニスタンはタリバーンに支配されていた。この集団はパキスタンの情報機関から協力を得てアメリカが生み出したのだが、ある時点で自立の道を歩き始めていた。それに対する報復攻撃だ。




 

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コメント
1. 赤かぶ[101799] kNSCqYLU 2020年11月01日 17:24:40 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[572] 報告

2. 2020年11月01日 19:53:32 : 9nXa24liIQ : MTYuQXpDN3B3cG8=[233] 報告
恐喝で 捻じ伏せてやる 茶番劇
3. 2020年11月02日 12:05:29 : OJhBrd9Cf6 : YkJyU1dBZlRkRFk=[5] 報告
2019年に、シリア訪問から帰国したバシール大統領に対する軍部クーデターの背後には、イランーシリアーヨルダン・ラインの影響力を危惧した、米国やイスラエルがいるのは、確実だろう。

喧伝されている暫定政府から民主化への道のりは、限りなく遠のくだろう。

何故ならば、一度、金の味をしめた軍人たちが、その利権を容易に手放すとは、到底思われないからだ。

イスラエルとの国交回復の見返りとして、UAEが、10億ドルを支援すると言われているけれど、国民のためには使われず、これまでの通例どおり、暫定政府高官のポケットに入って、国民の困窮は続くことになる。

暫定政府が行ったイスラエルとの国交回復は、パレスチナの民に同情的な民心から遠く離れている。

スーダンは、ほとんどの国民はスンニ派を信奉するけれど、最近は、首都ハルツーム周辺部では、シーア派の勢力が浸透しつつある。

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