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WHOがCOVID-19の致死率は高くないと認めた
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202010100000/
2020.10.11 櫻井ジャーナル
WHO(世界保健機関)で緊急対応の責任者を務めるマイク・ライアンの発言が注目されている。執行理事会の特別会合で彼は世界の人口の約1割がCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)に感染しているという推計値を明らかにしたのだ。WHOの広報担当によると、全世界で実施された抗体検査に基づくものだという。
現在、世界の人口は77億9500万人だとされているので、その1割は7億7950万人。感染が確認されたとされている人数、約3510万人を大幅に上回る。「確認」のためにPCR検査(ポリメラーゼ連鎖反応)が一般的に使われているが、検査を受けていない人の数を考えれば、不思議ではないだろう。WHOの広報担当は感染者の90%は無症状で、気づいていないとしている。
もっとも、本ブログでも繰り返し書いてきたように、PCR検査でウイルスそのものを見つけることはできない。PCR検査を開発し、1993年にノーベル化学賞を受賞したキャリー・マリスもこの手法をウイルスの検査に使ってはならないと語っていた。今回のケースでもマリスは同じことを言ったはずだが、彼は昨年8月7日に肺炎で死亡した。
こうしたことは医療の専門家なら知っているはず。PCRを含む簡易検査で感染しているかどうかを判断しようとすると、実際には爆発的な感染などしていないにもかかわらずパンデミックを宣言することになりかねないとアメリカの有力メディア、つまり支配者のプロパガンダ機関であるニューヨーク・タイムズ紙も警告していたほどである。
ところで、ライアンの発言が注目されたのは推定感染者数の多さではなく、推定致死率の問題。COVID-19という悪霊を主人公とする恐怖劇の幕を開けたのはWHOが3月11日に出したパンデミック宣言だが、その日、NIHの機関であるNIAID(国立アレルギー感染症研究所)のアンソニー・ファウチ所長が下院の管理改革委員会でCOVID-19の致死性は季節性インフルエンザの10倍だと発言している。
2月の終わりの段階ではCOVID-19の致死率は通常のインフルエンザ並みかもしれないとファウチは他のふたりと共同で書いていたのだが、ともかく3月11日にはインフルエンザより危険な伝染病だとしていた。
COVID-19を理由としたロックダウン(監禁政策)を正当化する根拠はこの危険性、つまり致死率の高さにあるのだが、ライアンの発言はこの前提を否定している。COVID-19が原因で死んだとされている人の数は106万人なので、感染者数が7億7950万人なら致死率は0.14%にすぎず、インフルエンザより危険性が高いとは言えない。しかもこの死亡者数には問題がある。実際の死亡者数は公表数の10%以下、厳密に言うと1%以下だとも言われているのだ。
ところで、COVID-19の恐怖を煽っている団体のひとつがビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団。この団体はWHOへ多額の寄付をしていることでも知られている。全寄付額の9.4%がこの財団からのもの。アメリカに次いで第2位だ。
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