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苦境に陥っているサウジが米国へ派遣した将校が米軍基地で米兵を殺害した
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201912090001/
2019.12.10 櫻井ジャーナル
ひとりのサウジアラビア空軍少尉がアメリカのフロリダ州にあるペンサコーラ基地で3名のアメリカ兵を殺害、8名を負傷させ、犯人の少尉も射殺されたと伝えられている。そのサウジアラビア軍将校はその基地で訓練を受けていたという。犯人の名前は公式発表されていないが、事件直後にはモハマド・アル・シャムラニという名前が流れていた。そのサウジアラビア軍の将校はその基地で訓練を受けていたと伝えられている。
この事件の詳細は不明だが、サウジアラビアの体制が揺らいでいることは本ブログでも書いた通り。そうしたことが反映した事件なのかもしれいない。
サウジアラビアを揺るがす事件が9月14日に引き起こされている。18機のUAV(無人機。ドローンとも呼ばれる)と7機の巡航ミサイルでサウジアラビアのアブカイクとハリスにあるアラムコの石油処理施設が攻撃されたのだ。9月28日にはサルマン・ビン・アブドラジズ・アル・サウド国王から最も信頼していた警護責任者のアブドル・アジズ・アル・ファガム少将が射殺され、その翌日にはイエメンのフーシ派軍がサウジアラビアの3旅団を壊滅させたと発表している。
9月14日の攻撃についてアメリカのマイク・ポンペオ国務長官はイランによるものだと主張、モハメド・ビン・サルマン皇太子のほかイギリス、フランス、ドイツの政府も同意していたが、フーシ派は自分たちによる攻撃だとしていた。それまでに彼らは段階的にミサイルの飛距離を伸ばしていたこともあり、フーシ派の主張が正しいと見られている。
アル・ファガム少将はジェッダにある友人の家で個人的な諍いから殺されたとされているが、実際は宮殿で殺されたとする情報がある。殺害の黒幕はビン・サルマン皇太子で、イエメン情勢やジャマル・カショーギ殺害の真相を国王へ伝えたので殺したともいう。
イエメンでサウジアラビアのために戦っていたスーダン軍は1万5000名ほどだったが、ここ数カ月で1万名を引き上げたとスーダンの首相は発言した。イエメンをサウジアラビアが制圧するという計画は破綻している。
またビン・サルマンは新自由主義を信奉しているが、その政策も当初の思惑通りには進んでいない。もっとも、新自由主義とはそういうものだが。
ビン・サルマンが皇太子になれたのはドナルド・トランプとの関係だとされているが、皇太子はすでに国王の信頼を失ったとも言われている。皇太子の主導した政策がことごとく国家体制にダメージを与えているからだ。
国王の信頼を失った皇太子はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相やアメリカの傭兵会社に頼らざるをえないと言う人もいるが、ネタニヤフの立場は揺らぎ、イランに対する核攻撃の準備をしているという噂もある。ペンサコーラ基地の事件はサウジアラビアとアメリカとの関係を難しくした。そうした中、皇太子の弟であるハリド・ビン・サルマンが注目されている。
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