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ミサイル発射よりゴルフ 安倍首相“北朝鮮脅威”のデタラメ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/259147
2019/07/26 日刊ゲンダイ 茶番だった(弾道ミサイル想定の訓練)(C)日刊ゲンダイ 「わが国の安全保障に影響を与える事態でないことは確認している」――。安倍首相は25日、北朝鮮が同日早朝にミサイル2発を発射したことについてこう言い切ると、山梨県での静養を切り上げることなくゴルフを堪能。自分があおってきた“北の脅威”などすっかり忘れてしまったようだ。 韓国軍などによると、北朝鮮は日本海に向け、短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体2発を発射。2発目は日本の一部にも到達可能な新型ミサイルだったとみられる。 日本政府は正式に弾道ミサイルと断定していない。理由は、安倍首相が無条件での日朝会談の開催を求めているタイミングで対話ムードを損ないたくないからだ。 しかし、安倍政権は今まで“北の脅威”を散々あおって国民を翻弄してきた。思い出すのは、周辺国からの弾道ミサイルの発射などを知らせる「Jアラート」を使った避難訓練(国民保護訓練)。国から訓練を呼びかけられた自治体の住民が頭を抱えて地面にうずくまるマヌケな姿が、国内だけでなく海外メディアを通じて世界に報じられた。 政府が先頭に立って国民保護訓練を呼びかけ、総務省消防庁は昨年、訓練関連予算として1.3億円を計上。ところが、今では「住民の避難訓練はしばらく前から行っていない」(内閣官房事態対処・危機管理担当)のが現実だ。 加えて、弾道ミサイル発射を知らせるJアラートは、おととし9月15日を最後に鳴らされていない。25日のミサイル発射については「日本に飛来・通過しないと判断したため鳴らさなかった」(内閣官房事態対処・危機管理担当)という。 安倍首相はおととし9月21日の国連演説で「(北朝鮮の)脅威はかつてなく重大」と繰り返し強調。直後の25日に「北朝鮮問題への対応について国民に問いたい」と“国難突破解散”に踏み切った。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)がこう言う。 「北朝鮮の日本に対する態度は何も変わっていないので、解散当時と今の状況は変わっていません。それなのに、Jアラートは鳴らなかった。安倍首相が選挙期間中で夏休みに入っていなかったら、どうだったか分かりませんが、少なくとも、安倍政権の外交・安全保障政策が場当たり的で一貫性がないということが改めて証明されました」 やっぱり安倍首相には任せられない。 首相、静養先の山梨でゴルフ 北朝鮮ミサイル発射も予定通り https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00000083-kyodonews-pol 共同通信 7/25(木) 12:03配信 静養先の山梨県富士河口湖町でゴルフを楽しむ安倍首相=25日午前 安倍晋三首相は25日、山梨県富士河口湖町のゴルフ場で知人の山崎学日本精神科病院協会会長らと趣味のゴルフをした。24日から同県内の別荘で静養に入っている。韓国軍は25日朝に北朝鮮が短距離ミサイルを発射したと発表。日本政府関係者は短距離弾道ミサイルと確認しているが、予定通りプレーした。 菅義偉官房長官は記者会見で、ミサイル発射に関し「首相に逐次報告し、米国、韓国と緊密に連携を取って情報収集・分析に努めている」と強調した。
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