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【京都】立憲と国民がギクシャクで再び共産が“漁夫の利”も
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2019/07/13 日刊ゲンダイ 死守する倉林氏(左)と奪還したい増原氏(C)日刊ゲンダイ
○○西田 昌司60自現 △▲増原 裕子41立新 ▲△倉林 明子58共現 かつては「自共の指定席」と呼ばれた京都だが、2001年以降は、自民と旧民主系で議席を分け合ってきた。唯一、6年前の13年は野党が乱立し、漁夫の利で共産が議席を得た。今回の注目は、共産・倉林が議席を維持するのか、それとも立憲・増原が旧民主系の議席を奪還するのか、である。 京都を最重点の“必勝区”に位置付ける共産は、公示前から何度も志位委員長が入り、公示翌日にも京都タワー前で演説。主催者発表で3000人が集まったという。 過去2回の共産の得票は21万票で、3年前は当時、民進党だった福山哲郎(現・立憲幹事長)に17万票超の大差をつけられ落選した。今回は、3年前と同じ三つ巴の構図。旧民主票が共産の基礎票を上回り、共産には厳しい戦いとなるはずが、序盤情勢は共産が優勢だった。 「増原さんが横浜出身の落下傘だというハンディに加え立憲と国民民主の間のしこりが少なからず影響しているでしょう」(地元メディア関係者) 立憲の増原はレズビアンであることを公表したLGBTコンサルタント。経済評論家の勝間和代氏がパートナーだ。街頭では「一人ひとりが自由で認めあう社会」を訴えている。 立憲と国民の確執は候補者擁立過程にある。国民が地元の前原誠司衆院議員の元秘書に決めた後、立憲が増原を立て、一本化できずに国民が自主的に候補を降ろした経緯があるからだ。福山が前原に「増原支持」を正式に要請したのは6月に入ってからだった。 その後も水面下では、「国民や連合京都の動きが鈍い」(立憲関係者)、「応援を求められてもいない」(国民関係者)とギクシャクしている。 朝日新聞の情勢調査で、「(共産・倉林が)国民支持者の一部にも浸透」とあったのは衝撃的。このままでは再び共産が漁夫の利だ。 ○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。上段は政治評論家・野上忠興氏、下段は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。
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