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労働弁護士を「北朝鮮ミサイルの黒幕」と妄想する荒唐無稽 高齢者はなぜネトウヨにはまるのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257575
2019/07/05 日刊ゲンダイ 川崎市ではヘイトスピーチに罰金刑(C)共同通信社 「最近、真剣に自分が過労死するんじゃないかって思うんですよ……」。佐々木亮弁護士はうんざりしながらつぶやいた。佐々木氏は職場内でのパワハラやセクハラ、過労死などを扱う労働弁護士だ。ネトウヨブログ「余命三年時事日記」に懲戒請求対象として狙われた当事者でもある。過剰労働是正を訴える立場にありながら、自らがそうなっていることに複雑な思いがある。 労働弁護士の日常は想像を絶する忙しさだ。昼食をまともに取れることもめったにないという。2013年にブラック企業被害対策弁護団を立ち上げ、代表になったことで忙しさに拍車がかかった。当然、企業側などの“敵”も多い。だが、意外にも「ネトウヨ」との関わりはほとんどなかった。そう、17年に突然200通もの懲戒請求書が届くまでは。 懲戒請求者たちは会ったこともない人たちばかり。しかも多くは分別がついているはずの高齢者だった。問題のブログを読んでさらに驚く。そこは荒唐無稽なロジックによる在日コリアンへの罵詈雑言であふれていた。 佐々木氏は、自分が「余命ブログ」のブログ主を甘く見ていたことにすぐに気づいた。理屈などない。読者はブログ主があおるデマを真に受け、そのまま信じ込んでしまうのだ。ブログ読者たちの間では、佐々木氏はいつしか北朝鮮のミサイル発射さえも左右する存在にまでなっていた。 そんな佐々木氏にツイッター上で応援とねぎらいの言葉をかけた嶋ア量、北周士の両弁護士にもブログ読者から懲戒請求書が届いた。これがきっかけで佐々木氏は懲戒請求者の提訴に立ち上がる。いくら弁護士といっても自らが訴訟当事者になるのは初めてだ。 相手が約900人いるので10人ずつ訴えても90近い訴訟になる。その上、ブログ読者側からの反撃で訴えられた訴訟もある。懲戒請求裁判も立て込んできた。当然、通常業務もこなさなければならない。この1年は帰宅は早くても終電で、週末もほとんど休めていない。心身ともに極限状態だ。それでも闘うのはなぜなのか。懲戒請求された多くの弁護士で訴訟を起こしているのは7人だけだ。そのうちの1人、嶋ア弁護士はこう語る。 「不当懲戒請求に抗わず放置することは弁護士として間違った対応だとはまったく思いません。ただ、私も労働弁護士として、これまで不当な扱いを受けた労働者を叱咤激励し、抗うことをサポートしてきました。自身への不当懲戒請求を放置することは私の信条と整合しません。実際、懲戒者への対応は日常業務を圧迫され、依頼者利益や経営への影響も懸念されます。幸い私は対抗できる環境にあるので、悔しい気持ちで我慢している他の弁護士の方々のためにも行動しようと」 洗脳されたブログ読者には、こうした思いは届かないのだろう……。 三宅雪子 ルポライター 1965年3月5日、米国ワシントン生まれ。玉川学園女子短期大学、共立女子大学を卒業後、民放テレビ局に21年間勤務。元衆議院議員。 父は三宅和助元シンガポール大使、祖父は石田博英元官房長官。著書に「福祉と私 〜『支えあう社会』を国政の場から〜」
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