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巧妙に仕組まれたドラマ並みにねじれていた大阪W選の構図 それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/251775
2019/04/13 日刊ゲンダイ 投票結果を受けて会見をする、大阪維新の会代表・松井一郎(左)と、吉村洋文政調会長(右)/(C)日刊ゲンダイ ここのところネットでまとめて動画を見る機会があった。「トリック」というテレビドラマシリーズは、主人公が超能力者や霊能者のインチキを見破っていくという話だが、ロジカルにトリックを指摘するという体裁になっているので、ストーリーの細かい破綻が目立つ。それで見ているのがしんどくなり、第4話あたりでやめてしまった。 一方、「民王」は総理大臣の父親とバカ息子の頭の中が陰謀により入れ替わってしまうというドラマで、とても面白いので一気に見た。最初から設定がぶっとんでいるので、物語が破綻することはない。荒唐無稽な話にツッコミを入れるほうがおかしい。 大阪のダブル選挙で発生していたことはこれではないか? 大阪市の解体を当の大阪市民に選択させる。「都構想反対派はデマを流している」と言いながら、「大阪市はなくならない」とデマを流す。しまいにはデマサイトのデマを候補者がツイッターで拡散させる。最初の時点からして設定がぶっとんでいるので、ツッコミも機能しない。確信犯的に嘘をついている連中に「嘘だ」と指摘しても「だからどうした」と言われるだけ。 物語の伏線も「民王」並みにねじれている。 橋下徹、松井一郎、吉村洋文と、安倍晋三、菅義偉はべたべたにつながっている。結局、柳本顕、小西禎一を潰したかったのは官邸だ。朝日新聞によると、大阪維新の会の勝利で官邸には安堵感が広がったとのこと。本当に薄汚い連中である。自民党幹事長の二階俊博は「意識的に(選挙を)サボタージュするというようなことがあったとすれば、それはけしからんことです」と官邸を牽制したが、二階の動きも十分に怪しかった。特に市長選は接戦が報じられていたにもかかわらず、二階と安倍、大阪府連は連名で「自由民主党、公明党以外の政党に対する推薦、支援要請は、これを行わず、仮に自公以外の政党より、両候補に対し、推薦等行いたい旨、申し出のあった場合は、これを完全に放棄する」との基本方針を打ち出し、共闘ムードをぶちこわした。 本気で選挙に勝つつもりなら、全野党が共闘すべき理由を丁寧に説明すべきだったのに連中は逆の道を選んだ。 なかなか巧妙に仕組まれたこのトリック、だまされた人は少なくないだろう。 適菜収 作家 1975年生まれ。早大で西洋文学を学び、ニーチェを専攻。ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体」など著書多数。近著に「もう、きみには頼まない 安倍晋三への退場勧告」。
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