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ロシア軍、シリア・トルコ国境で巡視開始 クルド自治の夢遠のく
2019年10月24日 5:37 発信地:カミシリ/シリア [ シリア トルコ 中東・北アフリカ ロシア ロシア・CIS ]
シリア北東部コバニに向け進むロシア軍の部隊(2019年10月23日撮影)。(c)AFP
ロシアとトルコが、クルド人勢力の撤退対象地域として合意したシリア北東部の「安全地帯」を示した図。紫はトルコが作戦開始時に掌握し支配下に置いた地域。青はクルド人撤退とロシア軍部隊などによる巡視の対象地域。黄色はクルド人撤退の対象地域。(c)SOPHIE RAMIS, GAL ROMA, PATRICIO ARANA / AFP
シリア北部の対トルコ国境沿いにあるクルド人の町タルアブヤド内を巡回するトルコ軍兵士(2019年10月23日撮影)。(c)Bakr ALKASEM / AFP
シリア北部の対トルコ国境沿いにあるクルド人の町タルアブヤドで、トルコ側につく戦闘員が乗る軍用車両を見る子どもたち(2019年10月23日撮影)。(c)Zein Al RIFAI / AFP
シリア・カミシリで、トルコのシリア侵攻に抗議するデモが行われる中、警備に当たるクルド人部隊の隊員(2019年10月23日撮影)。(c)Delil SOULEIMAN / AFP
シリア・カミシリで、トルコのシリア侵攻に抗議するデモを行うクルド人たち(2019年10月23日撮影)。(c)Delil SOULEIMAN / AFP
シリア北東部コバニに入ったロシア軍の部隊(2019年10月23日撮影)。(c)AFP
【10月24日 AFP】ロシア軍は23日、シリアの対トルコ国境付近で巡視活動を開始した。ロシア国防省が明らかにした。巡視活動はロシアとトルコが交わした合意に基づくクルド人勢力撤収の監督が目的。少数民族のクルド人は撤収により、主要拠点地域を失うことになる。
ロシアとトルコが22日にロシア・ソチ(Sochi)で交わした合意により、かつてはシリア国土の3分の1近くを支配下に置いていたクルド人勢力はほぼすべてを失った。
合意では、トルコ軍が2週間にわたる作戦で主要標的としていた国境付近のアラブ圏地域に引き続き全面展開することが決まった。また、クルド人勢力は全長440キロにおよぶ国境から30キロ離れた地点までの撤退を求められている。クルド人は拠点としていた主要都市の一部を引き渡すことを余儀なくされ、自治実現の夢もついえることになる。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」掃討作戦で主要な同盟勢力だったクルド人勢力を裏切ったとして批判を受けている。
トルコが今月9日に開始した軍事作戦は、国境沿いに配備されていた米軍の撤退により可能となった。米軍部隊は、トルコとクルド人民兵組織「シリア民主軍(SDF)」の衝突を抑止する役割を果たしていた。
クルド人支配地域の事実上の首都であるカミシリ(Qamishli)では23日、住民らが怒りのデモを行った。同市はロシア・トルコ間の合意の対象外となっている。
地元当局者は「この合意は外国に利するものであり、人民に利するものではない」と指摘。「トルコの目的はクルド人を殺し、退去させ、占領することだ」と語った。(c)AFP/Delil Souleiman
https://www.afpbb.com/articles/-/3251053
米・トランプ氏トルコへの制裁解除 シリアへの攻撃停止で
カテゴリ:ワールド
2019年10月24日 木曜 午後1:11
アメリカのトランプ大統領は23日、シリアでの停戦を受けて、トルコへの制裁を解除すると表明した。
トランプ大統領は、「今月14日に科したトルコへの制裁を、すべて解除するよう指示した」と述べた。
トランプ大統領は23日、演説で「トルコが、シリア北部でのクルド人勢力への攻撃を停止し、停戦を恒久的なものにすると伝えてきた」と説明し、トルコへの制裁を解除すると発表した。
トランプ大統領はその際、「アメリカによって生み出された成果だ」と強調していて、一連の対応で、国内から上がっていた批判をかわす狙いがあるとみられる。
一方、油田地帯を守るために、シリア国内に小規模な部隊を残留させる考えも明らかにした。
https://www.fnn.jp/posts/00426116CX/201910241311_CX_CX
シリア北部にロシアの部隊が展開
2019年10月24日 7時22分
トルコのシリア北部でのクルド人勢力に対する軍事作戦をめぐって、国境地帯からのクルド人勢力の排除でトルコと合意したロシアの部隊が展開を始めました。これに対しクルド人勢力は、アメリカのトランプ大統領から支援の約束を取り付けたと強調して、トルコやロシアの動きをけん制しました。
トルコは、シリア北部での軍事作戦をめぐって、アメリカとクルド人勢力の撤退を条件に作戦の停止に合意し、22日にはエルドアン大統領がロシアのプーチン大統領と会談し、国境地帯からのクルド人勢力の排除で合意しました。
合意では、クルド人勢力が撤退した国境の東部のおよそ120キロの範囲はトルコ軍の作戦地域として維持し、そのほかの国境地帯にはロシアとシリアのアサド政権の部隊が展開してクルド人勢力を撤退させるとしています。
現地からの報道によりますと、これを受けて23日、ロシアの憲兵隊がクルド人が多く住むシリア側の国境の町、アイン・アルアラブに到着して展開を始めたということです。
これに対しクルド人勢力主体の部隊「シリア民主軍」は23日、声明を発表し、マズルム司令官がアメリカのトランプ大統領と電話で会談して支援の約束を取り付けたと強調しました。
クルド人勢力は当初、アメリカがトルコの軍事作戦を黙認したとして反発を強めていましたが、トルコとロシアの連携を受けて再びアメリカとの協力関係を強調することでけん制した形です。
しかしアメリカはすでにシリア北部から部隊の撤退を決めていて、この空白を埋めるようにロシアが部隊の展開を始めたことで、ロシアの影響力がさらに強まっています。
米特別代表「シリア武装勢力が無差別殺害の可能性」
一方、アメリカ国務省でシリアを担当するジェフリー特別代表は23日、議会下院の公聴会で、今回の軍事作戦でトルコと連携したシリアの武装勢力がクルド人を無差別に殺害する戦争犯罪を犯した可能性があると証言しました。
それによりますと、クルド人の市民団体の女性が殺害されたほか、無抵抗の数人が腕をしばられたまま武装勢力に殺害されたという情報があり、アメリカ政府として調査を始めたということです。
ジェフリー氏は、「トルコ政府に直ちに問い合わせ、最も高いレベルでの説明を求めた。アメリカはこの件を見過ごさない」と述べ、トルコに徹底した調査を求めるとしています。
トランプ大統領はトルコが軍事作戦を恒久的に停止したとして成果を強調していますが、議会ではトランプ政権がクルド人勢力を裏切ったという批判は収まっていません。
クルド人男性 UNHCR前で焼身自殺図る
一方、各国のメディアは23日、スイスのジュネーブにあるUNHCR=国連難民高等弁務官事務所の前で30代のクルド人の男性がみずからガソリンをかぶって焼身自殺を図ったと伝えました。
報道によりますと、男性はシリアから逃れてきた難民とみられ、炎に包まれながら事務所の建物に入ろうとしましたが、警備員によって制止されたということで、現在は病院で治療を受けていますが、話をできる状態にないということです。
動機は明らかになっていませんが、地元の警察は政治的な意図があった可能性があるという見方を示しているということです。
男性が自殺を図った日の前日にはトルコのエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領が国境地帯からのクルド人勢力の排除で合意したと伝えられていました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191024/k10012146171000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001
トルコ軍 シリア作戦停戦に移行 クルド人勢力の撤退の動き確認
2019年10月24日 21時58分
トルコ軍は、シリア北部で行ってきた作戦について、クルド人勢力の撤退の動きが確認されたとして、恒久的な停戦に移行しました。シリア北部ではトルコと合意したロシアも、クルド人勢力の撤退を進めるため部隊の展開を始めていて、クルド人勢力は対話を求める姿勢を示しました。
トルコは国境地帯からクルド人勢力を排除するためとして、今月9日から隣接するシリア北部で軍事作戦に乗り出しましたが、17日にはアメリカと、また22日にはロシアと、クルド人勢力を撤退させることで相次いで合意しました。
トルコのアカル国防相は23日、国境沿いのシリアの町、テルアビヤドとラス・アルアインに、クルド人勢力の戦闘員は残っていないという情報をアメリカからも確認できたとして、「さらに作戦を行う必要はない」と述べました。
また、アメリカのトランプ大統領は「トルコ政府から『シリアでの攻撃を停止し停戦を恒久的なものとする』という連絡があった」と演説し、トルコに対する制裁を解除すると発表しました。
一方、ロシアはトルコとの合意に基づき、国境から30キロの幅にわたって、シリアのアサド政権と合同でクルド人勢力を撤退させることになっていて、すでに部隊を展開し始めています。
クルド人勢力は23日、声明を出し、ロシアとトルコの合意内容の一部について不満を表明し、ロシアに対し対話を求める姿勢を示しました。
クルド人勢力側「議論と対話が必要」
クルド人勢力は23日、声明を出し、ロシアとトルコが前日に行った首脳会談で合意した内容をめぐり、クルド人勢力主体の部隊「シリア民主軍」のマズルム司令官がロシアのショイグ国防相とテレビ電話で会談したことを明らかにしました。
この中でマズルム司令官は、ロシアのプーチン大統領に対し、戦いを鎮め、市民に被害が及ばないようにしたとして感謝の意を示しました。
そのうえで、合意内容の一部については慎重な姿勢を示し、ロシアとクルド側の意見の違いを埋めるため、議論と対話が必要だと伝えたということです。
合意のどの部分について対話を求めたのかは明らかにしていません。
これに先立ってクルド人勢力は、トルコの軍事作戦を黙認したとして、いったんは反発したアメリカに対し再び協力関係を強調しました。
影響力をもつ米ロ双方とともに良好な関係にあることをアピールして、トルコからの圧力を回避したいねらいがあるとみられます。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191024/k10012147381000.html
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