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ビジネス2019年10月16日 / 13:11 / 2時間前更新
米民主党討論会、勢いづくウォーレン氏の医療保険案がやり玉に
Reuters Staff
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[ウェスタービル(米オハイオ州) 15日 ロイター] - 2020年米大統領選の候補者絞り込みに向けて野党民主党が15日開いた討論会で、支持率を伸ばしているエリザベス・ウォーレン上院議員が、医療保険制度や税制を巡り他候補から批判の集中砲火を浴びた。
民主党内の急進派勢力の中心的な存在であるウォーレン氏は過去2カ月間で支持を着実に伸ばしており、最近の幾つかの世論調査で、これまでトップを走ってきたバイデン前副大統領と実質的に互角となった。2強となってから初めて開かれた討論会で、ウォーレン氏は繰り返し、低支持率にあえぐ他候補の標的となった。
ブティジェッジ・インディアナ州サウスベンド市長とエイミー・クロブチャー上院議員は、ウォーレン氏が掲げる国民皆保険制度について、詳細が曖昧なままで、増税を伴うことが明示されていないと指摘。
クロブチャー氏は「米国民に費用をどう賄うのかを明示すべきだ」と強調。「計画と机上の空論の違いは分かっているはずだ」とした。
ブティジェッジ氏はウォーレン氏に対し、「あなたの売りは、全てに関して計画を持っているということだが、国民皆保険は例外だ」と述べ、詳細な計画や財源をどのように確保するかを説明していないと批判した。
一方、ウォーレン氏は批判にひるまず、所得格差を解消し、労働者に公正な競争環境を整えるという自身の公約を説明。
中間層世帯の増税につながるいかなる法案にも署名することはないとし、自身や同じく民主党の指名獲得を目指すバーニー・サンダース上院議員などか提唱する国民皆保険制度「メディケア・フォー・オール」は一般国民の負担減につながると主張した。
「私は自分の信念を明確にしてきた。つまり、富裕層や大手企業の負担は増えるが、勤勉な中間層世帯の負担は低下するということだ」と述べた。
サンダース氏は、メディケア・フォー・オールの下では「税金が増えると認めるのが適切」とコメントした。
民主党候補による討論会は、下院民主党がウクライナ疑惑を巡りトランプ大統領の弾劾調査を開始して以降で初めて開かれた。
弾劾調査では、トランプ大統領がウクライナ政府にバイデン氏やその息子に関する疑惑の調査を依頼したことが、再選を視野に外国政府の選挙介入を求めて圧力を掛けた行為に該当するかどうかが焦点となっている。
バイデン、サンダース両氏はともに、トランプ氏は「歴史上で最も腐敗した大統領」と痛烈に批判。
バイデン氏は「私も息子も全く不正は行っていない。ウクライナの腐敗根絶という米政府の政策を実施したという事実が認められるべきだ」と強調。「トランプ氏を罷免することがいかに重要かの認識を強める必要がある」と続けた。
https://jp.reuters.com/article/usa-election-warren-idJPKBN1WV09W
世界を脅かす国務長官“不在”の米国
史上最低と烙印されたポンペオ長官とかつての名長官たち
2019.10.16(水)
高濱 賛
アメリカ?政治
「トランプの秘書」とまで酷評されたポンペオ米国務長官
ギャラリーページへ
決着つかねば最高裁判決へ
米議会からの召喚も関連文書提出も握りつぶしたマイク・ポンペオ第70代国務長官(55)に厳しい目が向けられている。
国務長官と言えば、建国の祖の一人、トーマス・ジェファーソン初代国務長官(ジョン・ジェイは国務長官代行で初代長官ではない)から続く大統領継承順位第4位の重職だ。
そのポンペオ氏が「ウクライナゲート疑惑」に巻き込まれている。
7月25日に行われたトランプ大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との「問題の電話」を傍受していたことを認めからだ。
ところが、弾劾調査に乗り出した米議会の解明協力を一切拒否。部下の召喚すら断り続けている。
米議会の各委員会の調査はナンシー・ペロシ下院議長の「弾劾宣言」を受けて3週目に入る。
トランプ大統領とペロシ下院議長との対決は日増しに激化。2020年民主党大統領候補のジョー・バイデン前副大統領も「トランプ弾劾」を声高に宣言した。
トランプ大統領があくまでポンペオ長官ら側近の召喚を拒めば、その是非を巡っての判断は最高裁に委ねられる可能性も出てきた。
何やら1974年、米議会がリチャード・ニクソン大統領(当時)の録音テープ提出を巡って判断を最高裁に仰いだ歴史的瞬間が再現されそうな雲行きになってきた。
長官の「厳命」を無視 前ウクライナ大使は…
長官の「厳命」を無視
前ウクライナ大使は議会証言
トランプ大統領とゼレンスキー大統領との電話会談を側で傍受していたことを認めたポンペオ長官に米各委員会が召喚状を出すのは至極当たり前だ。
米議会は、電話会談を同じく傍受したり、その後ウクライナ側と接触したりした駐ウクライナ、欧州連合(EU)各大使らに議会証言や文書提出を要求。
ポンペオ長官は大使らに召喚拒否を命じたが、マリー・ヨバノビッチ駐ウクライナ大使(弾劾騒動直後、解任された)は11日に秘密聴聞会で証言した。今後、同調者が出るものとみられる。
通称フォギーボトム、米外交の要である国務省は今や「ウクライナゲート疑惑」で大揺れだ。
その国務省の長たるポンペオ長官に、「史上最低の国務長官」というレッテルを張る米学者も出てきた。
「もしポンペオ長官がこれまでやってきたようなことを続けるならば、彼は米国現代史の中で最も質の悪い国務長官としてその名を残するだろう」
こう語るのは、10月に『The End of Greatness: Why America Can't Have Another Great President』(偉大さの終焉:米国はなぜ偉大な大統領を持てなくなったのか)を上梓したカーネギー財団のアロン・ディビッド・ミラー主任研究員だ。
The End of Greatness:
Why America Can't Have(and Doesn't Want) Another Great President
by Aaron David Miller and Richard Sokolsky Palgrave Macmillian, 2019
ギャラリーページへ
なぜポンペオ氏は最低の国務長官なのか。ミラー氏はCNNテレビとのインタビューでこう述べている。
「彼はトランプ大統領のそばにいて助言するどころかイエスマンに徹し、外交の要である国務省組織をめちゃくちゃにしてしまった。この罪は重い」
「ポンペオ長官は前任者のレックス・ティラーソン氏から何を学んだのか。大統領には逆らわないこと、大統領をアンハッピーにさせないこと。それだけだった」
ミラー氏は、名実ともに最高の国務長官とされるジョージ・シュルツ氏(第60代)にまつわるエピソードに触れている。
下院で弾劾された3人の大統領 その時の国…
「ロナルド・レーガン大統領の下で国務長官を務めたジョージ・シュルツ氏は1985年、辞任をほのめかした。政策を巡る意見対立が理由ではなかった。プリンシパル(理念)の問題だった」
「レーガン大統領が政権内の情報がリークされていることを懸念。同政権で働く連邦職員18万人をウソ発見器にかけると言い出した。この中には当然4500人の国務省職員も含まれていた」
「シュルツ長官は国益を守るために日夜働いている国務省官僚を疑うなら私は辞任すると言い放ったのだ。さすがのレーガン氏もこれには参った。ウソ発見器使用は即座に撤回された」
国務省の長たるもの、国益を守るために身を粉にして働いている外交官たちを信用せずして誰を信用したらいいのか、何ができるのか。
まさに「信なくば立たず」だった。
かつてこの要職にあって、現代史を動かしたジョージ・マーシャル(第50代)、ディーン・アチソン(第51代)、ジョン・ダレス(第52代)といった人々は、草葉の陰でトランプ大統領の「秘書」に成り下がったポンペオ長官を嘆いているに違いない。
下院で弾劾された3人の大統領
その時の国務長官3人
米史上で米下院が弾劾した(下院本会議が弾劾決議案を可決した)大統領は3人。
アンドルー・ジョンソン(第17代)、リチャード・ニクソン(第37代)、ビル・クリントン(第42代)各大統領の3人だ。
ジョンソン氏とクリントン氏は上院が弾劾決議案を否決した。当時の与党が上院の過半数を占めていたおかげで解任はされなかった。ニクソン氏は上院が採決する前に渋々辞任した。
3人の大統領が下院で弾劾された時の国務長官は誰だったか。
ジョンソン政権の国務長官は州知事や上院議…
ジョンソン政権の国務長官は州知事や上院議員を歴任し、アブラハム・リンカーン第16代大統領に指名されたウィリアム・セワード氏。
リンカーン大統領が暗殺された後、急遽後継者となったジョンソン氏の下でも国務長官を務めた。
ニクソン政権の国務長官はヘンリー・キッシンジャー氏だ。当初は国家安全保障担当補佐官を務め、その後国務長官になっている。
クリントン氏の国務長官は、女性初のマデレーン・オルブライト氏だ。
この3人は、ポンペオ氏のように大統領をかばっていろいろと画策したり、隠蔽工作に加担していただろうか。
答はノーだ。
セワード氏の時代は外交といっても今とは違う。しかし、外交関連業務を淡々とこなしていた。
キッシンジャー氏はどうか。
キッシンジャー氏が長官当時、国務省に勤務していたことのある高官の一人はこう回顧する。
「キッシンジャー氏はその外交戦略的な知識を…
「キッシンジャー氏はその外交戦略的な知識を買われてニクソン大統領に登用されたが、インナーサークル(側近グループ)には入れてもらえなかった。それが幸いしてウォーターゲート事件には直接巻き込まれることはなかった」
「有罪判決を受け服役した側近のハリー・ハルデマン大統領補佐官(内政担当)やジョン・アーリックマン法律顧問・大統領補佐官(内政担当)がやった隠蔽工作には関わり合いがなかった」
「だから弾劾を巡って動くことも発言することもできなかった。大統領からの厳命もなかった」
「もっとも、米議会はウォーターゲート疑惑とは別にキッシンジャー氏については補佐官当時、カンボジア秘密爆撃やチリのサルバドール・アジェンデ政権転覆工作を画策するなどの議会無視、違憲行為にについて調べてはいた」
「だが米議会は大統領自身のウォーターゲート疑惑・もみ消し工作にスポットを当てたために別件はうやむやになってしまった」
「だが、その後キッシンジャー氏を『人道に対する犯罪人』として厳しく批判する著者などが出ている*1」
「しかしながら、キッシンジャー氏と言えば、米中関係正常化やベトナム停戦などの業績、それに対するノーベル平和賞受賞で、一般的には『20世紀後半を代表する外政家』と評価されてしまった」
*1=英作家のクリストファー・ヒッチンス氏や米ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏は著書でキッシンジャー氏の「戦争犯罪」を糾弾している。
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世にも稀な風見鶏…
世にも稀な風見鶏
前述のミラー氏がポンペオ氏を「史上最低の国務長官」と断定した理由は何も部下に議会からの要求を拒否せよと命じたからだけではない。
ポンペオ氏が本業の外交政策でもトランプ大統領の意のまま、(自分に逆らわないことを知っていたから国務長官にしたわけだが)一切反論も口答えもしなかったことを挙げている。
「気まぐれで無秩序なトランプ大統領に仕えなければならないポンペオ氏に多少同情したくもなるのだが、外交を司る国務長官としては完全に失格だ」
「外交音痴な大統領は、すべての物事を個人的な欲求や願望、政治的野心といったレンズを通してしか見ない。自らの虚栄心とムードが常に外交政策を突き動かしてきた。そんな大統領の下で国務長官が務まるような人物はいないのかもしれない」
「外交政策ではなく、外交スタンスと大統領との距離感を巡って争ってきたジョン・ボルトン補佐官が解雇された後ですら、ポンペオ氏の大統領への阿りは変わらなかった」
「ボルトン氏が去ったことでポンペオ氏はワシントンではこと外交では大統領に次ぐ最高政策決定者になった」
「大統領の思いつき外交をチェックし、やめさせられるのが本来の国務長官だが、ブレーキをかけようとはしない。それどころか右足はアクセルを押し続けているのだ」
ミラー氏はその実例として、米中貿易戦争の激化(目下暫定的な合意はしたが)、対北朝鮮非核化交渉、北大西洋条約機構(NATO)諸国との関係悪化、サウジアラビア関係などを挙げる。
同氏は、すべてで大統領の言いなりになっているだけだと指摘している。
前述の元国務省高官は、ミラー氏の「ポンペオ評価」に100%同調したうえで「別に驚べきことではない」とこう述べている。
「ポンペオ氏は確かに陸軍士官学校を優等で卒…
「ポンペオ氏は確かに陸軍士官学校を優等で卒業後、ハーバード大学法科大学院を出たという輝かしい学歴をもつが、その半生は『風見鶏人生』だ」
「弁護士を経て知人が立ち上げた航空機関連企業に参加、その間(巨大な票田を持つ)エバンジェリカルズ教会に近づく一方、保守派億万長者のチャールズ、ディビッド・コーク兄弟とも昵懇になるなど政界進出に向けて着々と準備した」
「下院議員当時、ヒラリー・クリントン国務長官(当時)のベンガジ事件*2を取り上げ、激しくクリントン長官を批判して脚光を浴びた」
*2=2012年9月11日、重武装した集団がリビアのベンガジにあった米総領事館を奇襲、当時いた駐リビア米大使ら4人が死亡した事件。クリントン長官が安全確保を怠ったとして共和党は責任を追及した。
「2016年大統領選予備選ではマルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州選出)を支持し、当時トランプ氏を『共和党を乗っ取ろうとする詐欺師だ』と攻撃していた」
「トランプ氏に初めて会ったのは2017年。トランプ大統領誕生後で、その時米中央情報局(CIA)長官に指名された。それ以後、トランプ氏に忠誠を誓うイエスマンに徹底してきたのだ」
トランプ大統領は今年に入って「マイク(ポンペオ)は来年の選挙では上院議員になれる」と手形を切っている。
トランプ氏にとっては「俺に忠誠を誓い、こまめに働けば、次の舞台を用意してやろう」ということなのだろう。
ポンペオ氏の『半生』については『ニューヨーカー』のベテラン記者、スーザン・グラッサー氏が克明に記述している。記事のタイトルはずばり「Secretary of Trump」(トランプの秘書)だ。
「米国民は国益を守る提唱者たれ」…
「米国民は国益を守る提唱者たれ」
ポンペオ論とは若干離れるが、ミラー氏の近著の副題「Why America Can't (and Don't Want) Another Great President」が示しているように、同書は歴代のアメリカ大統領を精査したうえで、米政治の現状についてもこう述べている。
「私は今の米国の政治状況を憂えている。米国の政治的エリートたちは気絶しそうなほど両極化しているからだ」
「米国はただ分裂しているだけではない。政敵同士は党派的で辛辣な個人攻撃を繰り返し、人工中絶、同性愛、公立学校での祈祷などといった政策を巡る論争ではなく、政治の基本理念を巡っての言い争いになっている」
「かつての偉大な大統領のような人物がいなくなったというのが、我々の抱いている絶望感や政治不信の要因ではない」
「また、かつての古き良きアメリカは過去のものになったとか、素晴らしい指導者たちはもういないのだといった悲観論者的な物言いが要因でもない」
「我々に必要なのは、大統領になる人物の問題処理能力には限界があると再認識することだ。我々を救ってくれるもの(The One=選ばれし者)は必ずやって来るという概念を捨て去ることだ」
「我々一人ひとりが国家の一市民として責任を持ち、政治参加し、国益を守る提唱者として行動する以外にないのだ」
ドナルド・トランプという大統領を選んでしまった米国民はどうすればいいのか。トランプ氏を弾劾せよ、とか、辞任に追いやれ、といった議論は、それこそ議会に任せればいい。
選んでしまった有権者は有権者としてなすべきことをせよ、というわけだ。
「国益を守る提唱者として行動せよ」
ミラー氏の2020年大統領選に対する有権者への強烈なメッセージだ。
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投稿者 鰤 日時 2019 年 10 月 16 日 17:06:25: CYdJ4nBd/ys76 6dw
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