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G20閉幕、Facebook「リブラ」潰し鮮明に
2019年10月21日 07時00分 公開
[産経新聞]
18日閉幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、議長国・日本は、米フェイスブックの暗号資産(仮想通貨)「リブラ」に主要国が厳しく対処すべきだとの論調をとりまとめた。成果文書では、国家が発行する通貨に代わる「通貨主権にかかわる問題」が生じかねない側面に踏み込み言及。リブラを早期発行させる同社の計画は風前のともしびだ。
フェイスブックが公表した構想によると、リブラはドルなどの通貨をはじめとする金融資産で価値を担保した「ステーブルコイン」と呼ばれる種類の仮想通貨だ。投機性の高さが問題視された「ビットコイン」などとは性格が異なる。
合意文書では、通貨を発行する権限を独占する「通貨主権」が、リブラの浸透により侵されかねないとの懸念を踏まえ、G20が国際通貨基金(IMF)に問題点を調査するよう依頼。G20内の厳しい警戒感が浮き彫りになった。
リブラは利用者が送金・決済をスマートフォンで手軽にでき、急速に普及する可能性がある。リブラによって「自国通貨の信用が損なわれ、駆逐されるとの懸念が小国にあった」(財務相同行筋)。リブラが乗り越えるべき課題は、犯罪などへの流用のリスク対処だけでは済みそうにない。
高まる包囲網に対抗し、フェイスブック側もリブラ責任者のデビッド・マーカス氏を16日のIMFの関連イベントに出席させ、懸念払拭につとめた。運営団体から米クレジットカード大手ビザなどが離脱したが、マーカス氏は強気の姿勢を貫き、「現状維持は選択肢ではない」などと述べ、欧米各国が中国などに先を越される危機感もあおった。
フェイスブックは各国の規制当局と足並みをそろえ発行に向けた準備を進める方針だが、議長国として開いた記者会見で、日銀の黒田東彦総裁は「(関連規制の)検討中に発行するのは許されない」と断じた。
同社のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は近く米議会で証言する予定で、発言が注目される。(ワシントン 塩原永久)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1910/21/news043.html
中銀の合成デジタル通貨「考察に値する」
ラムズデン英中銀副総裁
Lucy Meakin、David Goodman (London)
2019年10月21日 10:05 JST
ブルームバーグとの17日のインタビューで述べた
カーニー英中銀総裁が8月に米ジャクソンホールで示した提言を踏襲
イングランド銀行(英中央銀行)のラムズデン副総裁は、同行が他の複数の中銀と合成デジタル通貨を何らかの形で開発することは「考察に値する」との認識を示した。
決済とフィンテックを担当する同副総裁はブルームバーグとの17日のインタビューで、民間のイノベーションを促す公共インフラの提供で成すべきことを英中銀は「非常に重視」していると説明、国境をまたぐ「決済のコストと効率性に絡む大きな問題があるため、考察に値する」と明言した。
ラムズデン副総裁は「先進国経済と新興市場国経済のいずれにおいても消費者が求めているのは、効率性の向上だ。そのため、われわれは常にもっと何ができるか挑んでいく必要がある」と話し、「そこに大きな価値がある」と指摘した。
同副総裁はカーニー英中銀総裁の提言を踏襲。米カンザスシティー連銀がワイオミング州ジャクソンホールで8月下旬に主催したシンポジウムで同総裁は、国際的な準備通貨の役割をドルに代わって米フェイスブックの「リブラ」のような価値安定を意図して設計される仮想通貨に委ねるアイデアを示した。
原題:
BOE’s Ramsden Says Central Bank Digital Currency Worth a Thought(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-21/PZP4JXT0G1KW01?srnd=cojp-v2
ECBは早過ぎた利上げと米テーパリングを忘れるな−レーン氏
Kati Pohjanpalo
2019年10月22日 11:49 JST
レーン・フィンランド中銀総裁が新著で呼び掛け
レーン氏はかつて経済・通貨担当の欧州委員として欧州危機を体験
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーを務めるレーン・フィンランド中銀総裁は、ECB当局者に対し金融政策を最終的に引き締め始める際には2011年の早過ぎた利上げと13年の米連邦準備制度による債券購入テーパリング(縮小)に伴う市場の混乱を心に留めておく必要があると呼び掛けている。
レーン氏はヘルシンキで21日出版された新著の中で、「コアインフレ率は依然として低く、ECBの物価安定目標を明らかに下回っている」と指摘、ユーロ圏の債務危機とリセッション(景気後退)が深刻化する前のトリシェ総裁時代のECBによる11年の2回の利上げを振り返った。
同年11月に就任したドラギ総裁は、先の利上げを打ち消す形で連続利下げを断行。その2年後、当時のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が債券購入を徐々に縮小する可能性があると発言すると、世界の金融市場は混乱に見舞われた。
ECB's Rehn Says FT Story on QE Advice Is 'Greatly Exaggerated'
レーン・フィンランド中銀総裁Photographer: Roni Rekomaa/Bloomberg
かつて欧州連合(EU)の欧州委員会で経済・通貨担当の委員として欧州危機を体験したレーン氏は今年、米中貿易戦争や英国のEU離脱を巡る不確実性に伴うユーロ圏の減速を克服するための金融刺激策を早くから支持してきた。
ECB政策委メンバーとしてのこうしたスタンスは、緊縮策の提唱で評判を高めた政治家からの立場の変化を如実に示している。
原題:
Rehn Says ECB Rate Hikes Must Wait Amid Memories of 2011, 2013(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-22/PZQXGZDWX2PV01?srnd=cojp-v2
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