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主要債券市場、世界経済成長失速とインフレ期待鈍化のシグナル 日経平均が2%安のスピード調整ーガス抜きか世界株安の始まりか 米金融当局に追加利下げ圧力強まる、弱い経済指標の発表相次ぎ 豪中銀:世界成長見通し不透明感増す、外的ショックに言及 ECB経済は想像より悪い、期待制御不能の危険は冒せない
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/295.html
投稿者 鰤 日時 2019 年 10 月 04 日 14:27:03: CYdJ4nBd/ys76 6dw
 

(回答先: 若田部副総裁、低金利やマイナス金利長期化望まない−「出口」急がず 利下げと超長期金利の低下防止の両立困難、量拡大の公約… 投稿者 鰤 日時 2019 年 10 月 04 日 14:20:27)

主要債券市場、世界経済成長失速とインフレ期待鈍化のシグナル
Liz Capo McCormick、John Ainger
2019年10月4日 10:26 JST
• ISMの非製造業と製造業の景況指数振るわず懸念拡大
• 最も深く流動的な債券市場への大規模な動きが見られると市場関係者
世界の主要国債市場は、世界の経済成長の失速とインフレ期待の急速な鈍化を示す明確なシグナルを発している。
  米独国債の利回りは大幅低下、債券市場のインフレ指標は物価圧力の一段の低下を示したほか、投資家が長期債の大量購入にさらなる対価を必要としていないことも示された。さらに米供給管理協会(ISM)が3日発表した9月の非製造業総合景況指数は市場予想を超える大幅な低下となり、1日発表のISM製造業総合景況指数が2009年6月以来の低水準となったことで広がった懸念は一段と強まった。
  2020年にかけての世界経済成長のリスクが高まる中で、投資家は安全資産の購入を増やしている。米下院によるトランプ大統領の弾劾調査開始や1カ月を切った英国の欧州聯合(EU)離脱期限、長引く貿易戦争など経済への逆風は強く、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが行われたとしても特効薬にはならない見込みだ。
  エバコアISIのポートフォリオ戦略責任者デニス・デブシェール氏は、「各債券市場に一貫して見られるテーマは、リセッション(景気後退)下でのディスインフレ・シナリオという悪い結果のリスク上昇だ」と指摘。「金融政策の効果はまずます弱まっているため、リセッション時にはインフレ期待が非常に低水準で固定されるリスクがある。最も深く流動的な債券市場へ向かう大規模な動きが見られる」と説明した。

原題:Bond Markets’ Tea Leaves Send Sobering Signal: Trouble Is Ahead(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-04/PYTQCR6JIJUP01?srnd=cojp-v2

日経平均が2%安のスピード調整ーガス抜きか世界株安の始まりか
河元伸吾
2019年10月3日 17:32 JST
Final Trading Day Of The Year At The Tokyo Stock Exchange
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
3日の東証1部市場で9割の銘柄が下げ、日経平均株価は前日比2%安の2万1341円だった。貿易摩擦問題の世界経済に与える悪影響が見えてくる中で、自動車や資源といった景気敏感株を売却する動きが広がった。海外要因で株式相場の先行きへの不安が高まったが、一方で国内要因からみれば上昇が一服しただけとの見方もある。

  「日経平均の2万1000円割れも視野に入ってくる」。JPモルガン・アセット・マネジメントの重見吉徳チーフ・グローバル・マーケット・ストラテジストは、雇用統計の悪化によっては米国株安が波及するとみる。

日経平均株価の推移
  米経済指標の不振が日米欧といった世界株安を招いた。米供給管理協会(ISM)が1日発表した製造業総合景況指数が10年ぶり低水準になったのに加え、米ADPリサーチ・インスティテュートが2日公表した9月の米民間雇用者数も市場予想を下回った。

  JPモルガン・アセットの重見氏は、4日の日本株も「ポジション調整の売りが続く可能性がある」と慎重だ。ADPで小規模事業者雇用者数の伸びが弱かったため、3日発表のISM非製造業指数も市場予想を下回る結果になる可能性があるとみる。

  一方、大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジストはISM非製造業指数や米雇用統計について「予想を下振れてもこれ以上の下落にはなりにくく、反対に予想通りなら一気に今回の下落を取り戻す可能性がある」と話す。中国の国慶節や米中交渉の中断、日米企業の決算発表前とマーケットが真空地帯にあり、いつも以上に経済指標が注目されただけに過ぎないと考えている。

  通商問題などが与えた日本経済への影響はまだはっきりとしていない。野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは「企業決算の本格的な発表前のガス抜きの売り」とみる。東証1部の上昇・下落銘柄数の百分比を示す騰落レシオが前日までに141%と買われ過ぎのサインが出ていたからだ。

2日には141%まで上昇していた
  野村証券は企業業績の回復を見込む。ラッセル野村大型株(除く金融)で2019年度下期は前年同期比12%の経常増益と、上期の減益から好転する見通しだという。「業績回復ストーリーが変わらないと確認されれば、相場が弱気に変わることはない」と若生氏はみる。日経平均株価は75日や200日移動平均水準までスピード調整したが、主要企業の開示が進めば見直し機運が出る可能性もある。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-03/PYS6Q1DWLU6H01?srnd=cojp-v2

債券上昇か、米ISM低調や米利下げ観測で買い先行−日銀オペに注目
日高正裕
2019年10月4日 7:58 JST
債券相場は上昇が予想されている。米供給管理協会(ISM)非製造業総合景況指数の低調や米利下げ観測の高まりを受けて米長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買いが先行する見通し。市場では日本銀行が実施する国債買い入れの減額の有無やオペ結果が注目されている。
長期国債先物(12月物) 155円00銭台半ば〜155円20銭台前半か(前日155円01銭)
新発10年物国債(356回債)利回り マイナス0.215%〜マイナス0.20%程度か
(前日マイナス0.195%)
  先物夜間取引で12月物は、米長期金利低下を受けて水準を切り上げ、一時155円21銭まで上昇。結局は前日の日中取引終値比15銭高の155円16銭で引けた。
市場関係者の見方
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト
• きょうの債券相場は続伸と見込む。日銀買い入れ額が注目される
• ただ、新発10年国債利回りはマイナス0.20%まで低下、押し目を拾えた参加者に追っかける必要性は感じない
• 先物中心限月の予想レンジは155円05銭〜155円22銭

日銀オペ
• 残存期間5年超10年以下
• 前回の買い入れ額は3500億円
• 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト
o 今日の通知額は据え置きの可能性の方が高いとみる
o 9月後半の5ー10年の2回連続減額や、10月オペ方針を受けて、債券市場参加者の日銀はいつでも減額に動く、との印象は既に十分に強まっている。オーバーシュート型コミットメントとの整合性に対する配慮も考え併せると、貴重な減額カードを切ってくることはないのではないか
o 据え置きで、結果にもサプライズがなければ、オペが長期債の売り材料になることはないだろう
• 備考:過去の日銀オペ結果一覧
海外市場の流れ
• 米供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合景況指数は3.8ポイント低下の52.6と2016年8月以来の低水準
• 米利下げ観測の高まりを受けて、3日の米ダウ工業株30種平均は前日比0.5%高の26201.04ドルで終了
• 米10年物国債利回りは7ベーシスポイント(bp)低い1.53%程度
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-03/PYRRYRDWLU6H01?srnd=cojp-v2

 


米金融当局に追加利下げ圧力強まる、弱い経済指標の発表相次ぎ
Steve Matthews
2019年10月4日 12:29 JST
市場に織り込まれた10月追加利下げの確率87%に急上昇
製造業減速がサービス分野に波及、10月利下げ確率高まる−ハウス氏
パウエル議長
パウエル議長 Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、追加利下げについてコミットしていないが、経済指標の悪化や不安定な市場動向、トランプ大統領からの持続的なバッシングを受けて、3会合連続利下げを迫る一層大きな圧力に直面している。

  今週発表された製造業と非製造業、雇用のデータの落ち込みを受け市場では10月29、30両日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25ポイントの利下げ確率は87%程度と織り込まれており、9月30日時点の40%から上昇した。リセッション(景気後退)懸念が強まる中で米国株は3週連続安となるペースだ。

Federal Reserve Bank of Chicago President Charles Evans says he is “very concerned” about the outlook for inflation.

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米国担当シニアエコノミスト、ジョゼフ・ソン氏は「公表された経済データを受けて10月の利下げの論拠は著しく強まっており、市場はそれを織り込みつつある」と指摘。「今後のデータも引き続き弱ければ、穏健派もタカ派も経済に何らかのバッファーを提供する方向に賛同する可能性がある」と付け加えた。

  シカゴ連銀のエバンス総裁は3日、最近のデータではまだ追加利下げの必要性を確信してはいないとコメント。ハト派姿勢を取ることの多い同総裁はマドリードで行われたブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、決定についてオープンな姿勢だと語った。

2-year yields fall reflecting expectation of more Fed rate cuts
  パウエル議長は9月18日のFOMC後の記者会見で、当局は「会合ごとに金利を決める」と述べ、追加利下げは今後発表されるデータ次第だと言明。9月発表の最新経済予測では年内の追加利下げを予想したのはFOMC参加者17人中わずか7人だった。パウエル議長は10年にわたる景気拡大が後退局面に転じることのないよう保険として利下げを決めたと説明していた。

  しかし、それ以来、先行きは暗くなっており、今週は特にそうだった。米供給管理協会(ISM)が1日発表した9月の製造業総合景況指数は10年ぶりの低水準に落ち込んだ。企業は米中貿易戦争や関税合戦を受けて投資を抑制している。ADPリサーチ・インスティチュートの2日のデータでは、米企業の雇用減速が示された。フォード・モーターなどの自動車メーカーの四半期販売台数も懸念を強める内容だった。さらに、3日発表の非製造業の指数は3年ぶりの低水準だった。

  ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏は「製造業の減速がサービス分野に波及している状況が見られる。弱さは工業セクターにとどまっておらず個人消費の展望にリスクをもたらしている。このため、早ければ今月に追加利下げする確率は高まっている」と指摘した。

U.S. gauge falls to 10-year low as sector's contraction deepens
原題:Fed Pressured to Cut Rates Again as Factories, Stocks Slump (3)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-04/PYTTPI6JTSEB01?srnd=cojp-v2

クラリダFRB副議長:米経済、消費者は全体的に良い状況
Katherine Greifeld、Craig Torres
2019年10月4日 8:13 JST
米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は3日、ニューヨークでの会合で、FRB当局者が世界経済の減速などの状況を政策決定に織り込んでいると語った。

  同副議長はFRBが経済を維持するために「適切に行動」するだろうと発言。

  副議長は労働市場について「健全な状態」にあり、「過熱」の兆候はないと述べた。

原題:Fed’s Clarida: U.S. Economy, Consumers Generally in Good Place(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-03/PYTN676JIJUW01?srnd=cojp-v2

豪中銀:世界成長見通し不透明感増す、外的ショックに言及
Emily Cadman
2019年10月4日 10:52 JST 更新日時 2019年10月4日 13:18 JST
国内金融機関の行き過ぎたリスク回避に警鐘、景気抑制の可能性指摘
全体として豪金融システムは回復力ありショック乗り切れると分析
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日発表した金融安定報告で、米中の貿易戦争や香港情勢を巡る緊張のエスカレート、欧州連合(EU)からの英国の無秩序な離脱といった外的ショックが、国内経済に打撃を与える可能性に言及し、前回の安定報告公表以降、世界経済の成長見通しの不透明感が増したとの認識を明らかにした。

  国内経済については、既に鈍化しつつある景気の抑制につながりかねないとの懸念から、銀行に対し融資審査の際に厳格になり過ぎないよう求め、「融資は常に一定のリスクを伴うが、金融機関の行き過ぎたリスク回避により経済成長を促す信用供与が抑えられる恐れがある」と説明した。

  半年前の前回報告で住宅価格がさらなる下落を続けるリスクを懸念していた豪中銀は、そうした不安は後退したものの払拭(ふっしょく)されていないと分析。現在の不良債権比率が世界的な金融危機後の高水準を上回っていることに言及した。

  ただ、全体として豪州の金融システムは「なお回復力があり、ショックを乗り切る能力が引き続き培われている」と指摘。主要銀行の資本保有は「過去のほとんどの国際的銀行危機に伴う規模のショックに耐えられる十分な水準にある」との認識を示した。

原題:After Cutting Rates, RBA Tells Banks Not to Be Overly Cautious(抜粋)

(2段落目以降で詳細を追加して更新します)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-04/PYTUJ26S972801?srnd=cojp-v2


ECBビスコ氏:経済は想像より悪い、期待制御不能の危険は冒せない
Alessandro Speciale
2019年10月4日 11:27 JST
過度に緩和的で手に負えない物価上昇につながると考えるメンバーも
「高水準の公的債務の下でのデフレという重大な危険は無視できず」
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーであるイタリア銀行(中央銀行)のビスコ総裁は、ECBの政策担当者の一部が金融政策について「過度に緩和的」であり、手に負えない物価上昇のきっかけになる恐れがあると主張していることを明らかにした。

  イタリア中銀が公開した発言記録によれば、ビスコ総裁はローマで行われたイベントで、自分を含む他の政策委メンバーは「経済情勢は想像以上に悪く、インフレ期待が制御不能になる危険を冒すことはできない」という立場だと説明した。

  ビスコ氏はその上で、「われわれは物価リスクに注意を払う必要はあるが、高水準の公的債務の下でのデフレというより重大な危険を無視することはできない」と語った。

原題:Visco: ECB Can’t Risk Losing Control of Inflation Expectations(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-04/PYTS6M6S972801?srnd=cojp-v2

 

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コメント
1. 2019年10月04日 19:30:28 : cbaI4Tc28E : WXlyNGtuZkZZMXM=[68] 報告
無理な上げ 大きなツケを 顧みず

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