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「バブル時代はよかった」とつぶやくおじさんの誤解を統計で斬る!
https://diamond.jp/articles/-/199564
2019.4.12 ダイヤモンド編集部
Illustration by Shin Kikkawa
『週刊ダイヤモンド』4月13日号の第1特集は「統計学『超』入門」です。事あるたびに「バブル時代はよかった」とつぶやく「バブルおじさん」たちがいます。統計でその真偽を確かめてみました。(本記事は特集からの抜粋です)
平成の世が終わろうとする今日、いまだに「バブル時代は本当によかった」と1990年前後の時代を懐かしむ「バブルおじさん」たちがいる。
かく言う記者もバブル世代ど真ん中で、バブル時代は華やかで楽しかったと思っているバブルおじさんの一人だ。何とかしてバブル時代がよかったことを今どきの若者にも知らしめたい。そこで幾つかの公的統計を調べてみた。
下図は現在の生活に対する満足度を世代別に聞いた結果だ。
バブル期に20代で、派手にお金を使った経験のある現在の50代から見れば、「現在の20代は使えるお金がなくてかわいそう」と思えるかもしれない。
ところが、調査結果は全く正反対となった。50〜59歳の満足度が72.4%なのに対し、18〜29歳の満足度は83.2%と11ポイント近く高い。この結果から見る限り、今どきの若者はちっともかわいそうではないのだ。
なぜ若者は現在の生活に満足しているのか。下図は30歳未満の単身勤労者世帯の男性の可処分所得と貯蓄現在高をバブル期から直近までを比較したものだ。
現在の50代=バブルおじさんが20代だった89年の可処分所得は18.4万円。対して2014年の30歳未満の若者(男性)の可処分所得は23.0万円と4.6万円も増えている。貯蓄現在高も、14年の30歳未満の若者は190.3万円とバブル期の同年代の138.0万円を大きく上回っている。
初任給が増加傾向にあることや、大学進学率の上昇で初任給が高い大卒の比率が増えていることが背景にある。
今どきの若者は非常に堅実
加えて、「今の若者はお金を使わない傾向がある」とニッセイ基礎研究所の久我尚子主任研究員は指摘する。「目先の収入は案外あるものの、賃金カーブの低下や少子高齢化による将来の社会保障不安などから、倹約志向が高まっている」(久我主任研究員)ためだ。
ここまで見てきた通り、今どきの若者は、バブル期の同世代と比べて目先の収入が多く、お金の使い方も堅実で貯蓄も多い。それ故に現在の生活にも満足している人が多い。
統計から見る限り「バブル時代はよかった」とはいえない。バブルおじさんにはなんとも残念な結果となった。
【「バブル時代はよかった」とつぶやくおじさんの誤解を統計で斬る!】
— 週刊ダイヤモンド編集部 (@diamondweekly) 2019年4月11日
バブル期を懐かしむ「バブルおじさん」たちがいますが、本当によい時代だったのでしょうか。https://t.co/Nu8duJ3Y9N
どの軸で「良さ」を切るかですよね。
— Non (@oizo_spss) 2019年4月12日
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