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はた迷惑な「年だけ重ね社員」にならない方法
2019.2.18(月) 徳岡 晃一郎
人生100年時代、80歳まで現役で働くために必要な力
人生100年時代、生き残るために必要なものは何か。
(徳岡 晃一郎:多摩大学大学院 教授)
人生100年時代が始まっているが、実はその裏の意味をご存知だろうか。それは、80歳まで現役で働き続けることが必要だということだ。
「人生100年時代」を生き残るために
しかし、現在の企業では、従来の人生80年の前提がまだ変わっていないので、定年は60歳のままだ。多くの場合、60歳以降は65歳まで定年後再雇用となり、さしたる仕事もなく年収300万程度で年金受給まで食いつなぐことになる。
こんな制度のもとで会社が用意した仕組みに頼っていけば、その時までに、社外で使えて価値を生むノウハウは枯れ果てているだろう。そして、65歳で多くの人は職を失う。
ところが、人生は一方的に伸びていくので、100歳までは企業の定年とは関係なく生き続ける可能性が高いのだ。その生活資金のためにも、将来に不安が付きまとう年金以外に、少しでも稼ぎ続け、80歳まで現役で活躍し続けなくてはならない。
また、家の外に出る用事がなく引きこもりがちになれば健康を害する。しかし今見たように会社にしがみついていると、60歳からは引退モードになってしまわざるを得ない現実があるわけだ。
そのことは単に、自分の人生を左右するだけではなく、組織にも大きな影響を及ぼしている。引退モードが見えてくる40代後半から、すでにエネルギーが消耗気味の社員が増えているという現実だ。「先が見えた」と半ば諦め気味になる、引退モードに入ってもおかしくない社員の数は、どんどんと増えている。
そういう社員を「年だけ重ね社員」という。周囲にこういう社員はいないだろうか?
・年収が下がった人たちは、給料相当に適度に働くという言い訳が多く、職場の雰囲気を悪くする。
・もう先が短いからと言って、周りと連携することなく勝手に行動する。
・時間内だけ事務所にいれば、たいして頑張らなくても給料がもらえるというオーラを発散させている。
こうした年だけ重ね社員がどっしりと居座り「粘土層」と化した組織が、活性化するはずがない。若手にもいい迷惑。彼らの視界からは、組織の成長へコミットする意識はすでに消え去り、そのまま居続けられるので、65歳までは少なくとも生活に困ることはない。ましてや、80歳まで現役で価値創造をし続けないといけないという、迫りくる未来の現実も見えていない。
また、この年だけ重ね社員たちは、人生100年、現役80年の時代に確実に乗り遅れるだろう。自分の価値をいかに保つか、もっと真剣に向き合わなければ、自分もライフシフト時代に生き残れないだけではなく、周囲にも迷惑。時代がどんどんと変わっていくので、保つだけではなく、成長させていかないといけない。
人生100年時代とは、成長をエンジョイできないと苦しい時代だ。そして、成長をエンジョイするライフスタイルへの転換こそ、ライフシフトの本質なのだ。
「知の再武装」の必要性
そして、その対策、それが「知の再武装」だ。
学生を卒業して社会人になった後、我々は多くの場合、仕事や接待に追われたり、社内の閉じた人間関係での付き合いで時間を消費してしまう。社内でしか通用しない業務遂行能力と社内人脈は育つし、それがよくできると出世するので、ますます閉じた能力形成に拍車がかかる。
しかし、それでは成長をエンジョイし、80歳現役力をつけて、長い人生の中でいろいろなことをやって豊かに人生を過ごしていくといった、ライフシフト能力は身につかないのは自明だ。
それゆえ、社内に閉じず時代とともに成長して、世間にありがたがられるプロの力を身に付けていくこと、すなわち知の再武装が必要なのだ。そうしてこそ、究極の能力である「一人事業主力」が身につく。
定年後は、結局のところ自分で生きていくしかない。新たに雇われるにしても、独立・起業するにも、自分を商品として売れなければ厳しい。そうしたプロとして認められ稼げる力が一人事業主力だ。
したがって、知の再武装とは、カルチャーセンターに通うことではないし、資格取得だけを指すものでもない。実践経験に裏打ちされたプロとしての知的プロジェクト推進力をつけることだ。
その力を獲得できるのが社会人大学院のMBAコースだろう。筆者が研究科長をしている多摩大学大学院では、まさに「知の再武装」を目的に、人生をイノベートする人材を育成している。技術も科学もどんどんと進化している。業界もビジネスモデルもどんどんと変わっている。そんな変化を貪欲に吸収し、自分の問題意識と人生のビジョンを持って、社会に足跡を残す人物を育てている。
徳岡晃一郎『40代からのライフシフト 実践ハンドブック:80歳まで現役時代の人生戦略』(東洋経済新報社)。
それだけの知のパワーを身に付けなくては、すさまじいまでに変革しつつある時代に立ち向かい、自分の居場所は作るということはできないだろう。GAFA*1を一消費者としてエンジョイしている場合ではなく、彼らとどう向き合い、競争・共創していくのか、真剣に考えるためにも、知の再武装の覚悟を持ってほしい。
ライフシフトへの挑戦は、それが生き方の変革であるため時間がかかる。早めの対策が重要だ。ぜひ一刻も早く知の再武装に取り組んでほしい。
(参考)徳岡晃一郎『40代からのライフシフト 実践ハンドブック:80歳まで現役時代の人生戦略』(東洋経済新報社)
*1:世界を席巻するIT企業のグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルの頭文字をとった造語。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55462
2019年2月18日 Katsuyo :顔印象コンサルタント、フェイスアナリスト、KTY METHODプロデューサー
年収4500万、NYエリートがこぞって実践「口角上げ」でビジネスに勝つ
早朝から筋トレで汗を流し、口角を1センチも上げて真っ白な歯を見せるとびっきりの笑顔、そして断られても決して諦めないスーパーポジティブ――平均年収4500万円、マンハッタンの金融エリートたちのセルフプロデュースの実態、そして顔の表情がビジネスにどう影響しているのかを解説する。(顔筋コーディネイター Katsuyo)
平均年収4500万!
NY金融エリートの日常とは
「どんな時でも自信たっぷりでアグレッシブな言動をする」ことが求められるニューヨークのエリートは、筋トレや食事、そして顔の表情の研究などに余念がない Photo:PIXTA
ニューヨーク、と聞くとすぐにイメージするのが摩天楼・マンハッタン。そびえたつ高層ビル。そしてイエローキャブとビジネスマン。そうそう、朝の通勤時にはイエローキャブがお決まりの渋滞でエリートビジネスマンが、渋滞のしびれを切らして途中下車。「釣りはいらないよ!」と粋な言葉とともにキャッシュを出しては、猛ダッシュでオフィスに向かっていく――。そんなシーンを誰もが想像しそうだが、実は本当のニューヨークのエリート男は、そんな無駄なことはしないのである。
ニューヨークのエリート男といえば、高収入が約束されている職種として、弁護士、薬剤師、医者、大学教授たちが挙がるが、そんな中でもウォール街で働く証券マンの平均年収は4500万円と、群を抜いて高い。筆者は、彼らの年収よりも、弱肉強食の業界の中でいつもハラハラしながら戦っているエリート男の思考習慣や生活環境に昔から関心が高く、今回このような執筆の好機会を通じてNYで証券会社のバンカーとして働いていたエリートから得たインタビューをもとに、リアルに書きつづりたいと思う。
まずは、先述した朝の光景をもう一度イメージしてもらいたいのだが、マンハッタンUPTOWNに住まいを持つエリート男たちは、DOWNTOWNのWALL ST.には毎日規則正しい時間に家を出て、きちんとSUBWAY(地下鉄)を使って、余裕を持ってオフィスに到着する。仕立てのよい良質な生地のスーツを身にまとい、色は濃紺のみ。ネクタイはほぼエルメス、髪形はお決まりの短髪。決して七三やセンター分けなどにはしない。まさに、アメリカで大ヒットドラマ「Suits」の主人公、ハービー・スペクターそのものである。
そんなエリートが欠かさずに行っている習慣が、ジム通いである。
日本でも昨年、流行語大賞で“筋肉は裏切らない”がノミネートされただけあって、近年は筋トレが大ブームとなっている。ライザップをはじめとするパーソナルトレーニングに、俗にいう“できる男”たちが熱中しているが、筋トレ習慣は、ニューヨークエリートにも絶対不可欠である。
ベテランエリートは早朝からジムに通い、朝に汗を流してから出社をする。一方、若手エリートは夜、ベテランエリートが帰ったらジムに向かう、というのが日常のことであるようだ。
筋トレが習慣の彼らは、口に入れる食事も当然のごとく慎重に意識をしている。FAT(脂肪)やCARBS(炭水化物)の調整には余念がない。そんなエリートは、酒は飲んでも飲まれるな、という意識は常であり、平日に酔っぱらって管を巻く、といった失態などは皆無である。
タフな心身はNYエリートの
「絶対条件」である
エリートはエリートであり続けるために、身の回りのセルフマネジメント(自己管理)ができる、ということが絶対条件であるからだ。
Katsuyo/顔印象コンサルタント、フェイスアナリスト、KTY METHODプロデューサー。米国ロサンゼルスUNIVERSITY HIGH SCHOOL、SANTA MONICA COLLEGE卒業。2000年に南青山でスペリアルサロンを開業。サロン運営をしながら、自ら東洋医学概念と西洋医学解剖についての知識を深め、2万回以上の施術をしながら今なお研究を続けている顔筋ケアのパイオニア。「顔筋コーディネイト®」考案者。「顔から印象力を高める」ことを提唱しており、今までに4冊の著書を出版。現在は美容家の枠を超え、経営者のためのフェイスブランディングや、企業の新人研修および店長クラスの方、販売のプロたちに『おもてなしFACE』のつくりかたを指導し企業のイメージアップに努めている。ホームページはこちら
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エリートは高給取りとうらやましがられてねたまれもするが、実は平日は皆が想像できないほど、それこそ死にそうに忙しい。若手時代は徹夜で仕事をするのもざらである。バンカーでいうと、基本は飛行機で飛び回って営業をしており、ニューヨークから深夜便で西海岸や欧州に移動し、ミーテイングがひとつ終わったらニューヨークに戻ってきては、次のクライアントに出向く。
そんな日々が毎日続くのだから、体力がなければこの仕事は無理である。仕事がどんなにハードであってもジム通いを続けるのは、体力を養うのと同時に、自分を極限まで追い込むことで、メンタルを鍛えるという意図があるようだ。「体力がない」「やる気が落ちている」…こうした雰囲気を周囲に感じさせた時点で、この男は能力が低いとみなされるというのだ。
エリート男たちは皆、入社早々に「とにかく前向きに」「明るく」「人には誠実に」そして、「常にアグレッシブに行動せよ」とメンタル訓練を強いられる。まさにウルフオブギャングの世界。どんなにつらい状況であってもネガテイブなことは言わない、というのが暗黙のおきてなのだ。
つまり、筋トレを通じて体を鍛え上げ、ワイシャツの下のムキムキの大胸筋や上腕二頭筋、僧帽筋のたくましさがセルフコンフィデンス(自信)を引き出す。さらに、筋トレによって、どんな苦境にあっても攻めるための「スーパーポジティブ」なメンタルも鍛え上げていくというのだ。プライベートを重んじ、退社時間がきたらそそくさと帰宅するといったイメージをアメリカ人に対して感じていたLA育ちの筆者は、ニューヨークのエリートの世界が、いまだにこんな昭和的な男たちの集団であるとは、実に驚きであった。
真っ白な歯を出して笑うのは
エリートに不可欠な「ビジネスマナー」
では、エリート男たちのスーパーポジティブなメンタルは、具体的にはどんなものなのだろうか?筆者は現役バンカーに問うてみた。
すると即答で、「どんな時でも自信たっぷりでアグレッシブな言動をする」という返答が返ってきた。顧客に対しても同僚に対しても、いつもさわやかな笑顔で応対する一方、話をするときの熱量は半端ない。感情表現の苦手な日本人は最初、非常に戸惑うほどの情熱ぶりなのだという。
スーパーポジティブなエリート男は、相手が一度誘いを断ったとしても、懲りずに提案をしてきては、毎回同じ熱量を持って理論的に必要性を語るというのだ。こういった感覚を常に持ち備えることで、エリート男たちはエリートを演出しているといってもよいのかもしれない。まさに、自分で自分をスーパーポジティブに洗脳し、ビジネスパフォーマンスを向上させていくのである。
アメリカンムービーには、よくビジネスマンが通勤前にひげをそってローションで肌を整えた後に、真っ白な歯を出して笑顔を作るシーンがあるが、スーパー・ポジティブメンタルを強固に構築していくにあたり、歯を出して思い切り笑う顔は、アメリカのエリート男たちには絶対に必要なビジネスマナーと言っても過言ではない。
お得意様と対面したときには先にビッグスマイルをし、先に握手をするために素早く手を出し、力強く手を握る。こうやってセルフプレゼンを続けながら、上下関係を明確にさせていくことも、エリート男のビジネス流儀である。
NYのエリート男たちは、顔の表情についても、非常に敏感である。その有効性を最大限に利用し、TPOに合わせて顔を使い分けているのだ。口角を上げるといった単純な動きだけでも、脳の快感回路が刺激され、活性化されることは、科学的に認められている。さらに、笑顔でいるとドーパミン神経系の活動が増し、記憶力や学習力が高まるというのだから、笑顔を有効に使わない手はないのだ。
アメリカ人や中国人とのビジネスに
顔筋ケアがオススメな理由
キラリと輝く白い歯に、1センチ以上は上がっていると思われる口角――まさに、ジ・アメリカンスマイルは、日本のビジネスマンも見習うべきではある。しかしビジネスシーンで歯を出して笑顔を作るなどという習慣が皆無な日本のエリート男たちに、アメリカンスマイルをまねよう、というのは酷であると筆者は思う。日本ではその必要もないであろう。
だがせめて、アメリカ人や中国人とのビジネス交渉の前には、口元の筋肉や目の筋肉を柔らかくして可動域を広げておいてほしいと思う。
なぜなら、彼らとの交渉には、自分の喜怒哀楽をはっきりと視覚で相手に表現することが必要であり、なるべく早い段階で交渉を優位にもっていくためにも、顔からも負けないポージングをしてほしいからだ。スーパーポジティブを常に演出する必要は日本ではないだろうが、スーパーポジティブなメンタルを養うために顔筋を適度に鍛えることは有効である。
『男は顔が名刺』P131より「スーパーポジテイブな口角をつくる」ための口角ケア
ただし、いきなり顔筋は鍛えないでほしい、と筆者は注意をうながしている。顔筋を鍛えるということは、日ごろの表情癖やかみ癖、かみしめ癖によって生じた顔のコリをより強固に硬くしていくことになるため、顔全体の筋肉が体の筋トレをしたかのように発達し、顔のエラが大きく張ったり、無表情の時にほうれい線がより深くなっていく。
また、顔の左右差を整えずに顔を鍛えていくと、左右差があるまま筋肉が発達していく危険性もある。口がひん曲がったままできれいな笑顔ができるわけがない。そのため、顔筋を鍛えるトレーニングをする前に、顔筋ケアを行うことが何よりも大事なのだ。最近は、なんのメソッドでも顔筋トレーニングとメディアで紹介されているが、顔筋トレーニングは顔筋を鍛えることを意味し、顔筋ケアは顔筋を弛緩させることで柔軟性と可動域を広げることを意味する。この2つは似て非なるものと理解した上で、ビジネス上の表情コントロールには、顔筋ケアがより効率よく、かつ、簡単に続けられると覚えておいていただきたい(口角のコロのほぐし方は図を参照)。
そして、時間に余裕のある朝、自分の顔をゆっくりと眺めてみたときに、「このまま老け顔になるのはまずい!」と、少しでも感じるときがあれば、その日がまさに顔筋ケア習慣の始まりである。
最後に、エリート男たちの習慣の1つにコーヒーがあると聞いた。バンカーたちはよくコーヒーを飲みに行くという。2月のNYは極寒で、息をするだけで喉に響く寒さのようだ。こんな寒空の下、今日もエリート男たちはアツアツのコーヒーを飲みながら、負けない自分のストラテジー(戦術)を練っている。
https://diamond.jp/articles/-/194241
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