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「40年以上訴え続けた声が届いた」全面勝訴に原告ら喜び 広島「黒い雨」訴訟(不人気政府は控訴断念?!)
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/821.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2020 年 7 月 30 日 13:13:27: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo
 

(回答先: 「黒い雨」訴訟 援護区域を広げるべきだ(情報操作に限界!?) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2020 年 7 月 30 日 13:06:10)

 低線量の内部被ばくでも発がんなどの障害が発生した、という訴えを認めず無視し続けた国の75年に、司法が〔珍しく?〕まっとうな判断を下した。
国は控訴で高齢原告を苦しめる事を考えているのだろうか。

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「40年以上訴え続けた声が届いた」 全面勝訴に原告ら喜び 広島「黒い雨」訴訟
毎日新聞2020年7月30日 11時07分(最終更新 7月30日 11時07分)


*判決後の報告集会で喜ぶ原告ら=広島市中区で、山田尚弘撮影
https://www.google.co.jp/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fmainichi.jp%2Farticles%2F20200730%2Fk00%2F00m%2F040%2F051000c&psig=AOvVaw3ag6oowXnwMp5nUaGmVWcd&ust=1596168493054000&source=images&cd=vfe&ved=0CAIQjRxqFwoTCKjdopKN9OoCFQAAAAAdAAAAABAD

 75回目の「原爆の日」を間もなく迎える広島で、29日の地裁判決は、あの夏「黒い雨」を体験した人たちの訴えを認めた。「被爆者として認めてほしい」との一心で長い裁判を続けてきた高齢の原告たちは、つらかった日々を振り返りながら「真実が認められた」「頑張ってきたかいがあった」などと喜び合った。【小山美砂、池田一生、手呂内朱梨、園部仁史】

*判決後の報告集会で感極まった表情を見せる原告の砂池貢さん=広島市中区で、山田尚弘撮影
*https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/07/30/20200730ddlk34040483000p/8.jpg?2

 原告団から代表の1人として法廷に入った広島市中区の前田千賀さん(78)は、高島義行裁判長が判決を読み上げた約20分間、頭を下げて耳を澄ませた。判決は長く、理解が難しかったが「原告らは、『放射線の影響を受けるような事情の下にあった者』と認められる」との最後の一文を聞いて「全員が認められたんだ」と実感したという。傍聴席で前田さんは「言葉にならない。40年以上訴え続けてきた声が、ようやく届いた」と涙をこぼした。


横断幕を手に広島地裁に向かう原告団=広島市中区で、山田尚弘撮影
 裁判所の前で判決を待った原告らは「全面勝訴」と書かれた垂れ幕が掲げられると、拍手でお互いをねぎらった。同市安佐北区の森園カズ子さん(82)は「私は事実しか話していない。それを真実として裁判所が認めてくれた。亡くなった仲間に判決を聞かせてやりたかった。何と言って喜んでくれるだろう」と声を詰まらせた。

 安芸太田町の佐々木義光さん(88)は、爆心地から北に約20キロ離れた安野村(現安芸太田町)で、当時友人たちと虫取りをしていた時に黒い雨を浴びた。40年ほど前から肝機能障害などの症状に苦しんだ。判決後、広島弁護士会館であった報告集会に向かった佐々木さんは「長い間私たちは被爆者として認められずに生活してきた。原告以外の被爆者救済に向けても、本当に喜ばしいことだ」と感慨深そうだった。

 佐伯区の沖昌子さん(79)は「裁判所に行きたかったが、雨の中、つえを2本持っているので、傘を差すことができない」と弁護士会館で判決を待った。朗報に「半分諦めていた。安堵(あんど)して、聞いた途端に涙が出て。良かったです。みんなが喜んでくれるでしょう」と涙を拭った。

 同じく弁護士会館で待機していた安佐北区の上野静夫さん(86)も「今まで頑張ってきて良かった」と笑顔で話した。仲間が撮った「全面勝訴」の写真をスマートフォンで見せてもらったといい、「大腸がんや白内障の手術を受けた。認めてもらえてうれしかった。頑張ってきたかいがあった」と語った。

 佐伯区の日下武子さん(77)は、2歳の時に爆心地から北西に約16キロ離れた旧砂谷村(現佐伯区)の自宅近くの畑で黒い雨を浴びた。幼い記憶に唯一残るのは「大量の黒い蛇が落ちているような光景」。一緒にいた兄2人は、いずれも成人前にがんで亡くなった。自身も幼少期から貧血や関節症がひどく、今では頻繁に手が震える。日下さんは弁護士会館で他の原告らと「本当によかったね」と震える手で肩を抱き合っていた。

 安芸太田町の栗栖久千枝さん(86)は「原告の中で勝ち負けが分かれてしまうことを恐れていた。全員勝訴には満足している。私も残された時間は短い。行政は控訴せず、すぐ判決に沿った対応をしてほしい」と求めた。

 報告集会でマイクを握った佐伯区の砂池貢さん(88)は「もうおしまいだな、諦めなくてはいけないか、と思ったこともあった。支えてくれた人に感謝したい」と話した。


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【被爆75年 「黒い雨」に画期的判決】
<「黒い雨浴びた人は被爆者」広島地裁が初の司法判断>
<「黒い雨」広島地裁判決 要旨>
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<認定分かれた3姉妹、両親の遺影に報告へ>
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コメント
1. 2020年7月30日 22:08:05 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[6450] 報告
〖広島・黒い雨訴訟、原告全面勝訴〗 @安田菜津紀さん 75年経った今「線引」 A弁護団事務局長×荻上チキさん これまでの経緯と、これからの課題

•2020/07/30
野菜デモラジオ役立ち情報局
https://www.youtube.com/watch?v=WxRklDCbo-M

2. 戦争とはこういう物[3357] kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 2020年7月31日 13:18:24 : tWQJai9nE6 : bWE0YkpFSWRMOEE=[2] 報告
荻上チキ氏はフクシマ低線量被ばく被害否定派だったと記憶しているが。被害を認める方向に転向するだろうか。
3. 2021年5月12日 13:37:19 : 4h4u6yeSA6 : cW5GNS8uaUdRWS4=[2] 報告
がん発症の「予見可能性」認定 化学工場に賠償命令 福井地裁
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%81%8C%E3%82%93%E7%99%BA%E7%97%87%E3%81%AE-%E4%BA%88%E8%A6%8B%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7-%E8%AA%8D%E5%AE%9A-%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E3%81%AB%E8%B3%A0%E5%84%9F%E5%91%BD%E4%BB%A4-%E7%A6%8F%E4%BA%95%E5%9C%B0%E8%A3%81/ar-BB1gBSvZ?ocid=msedgntp

 三星化学工業(東京都)の福井工場(福井市)で発がん性のある化学物質「オルト―トルイジン」を扱い、がんを発症したのは同社が安全配慮義務に違反したためだとして、従業員ら4人が計3630万円の賠償を求めた訴訟の判決で、福井地裁(武宮英子裁判長、上杉英司裁判長代読)は11日、同社に計1155万円の賠償を命じた。健康被害を予見できたのに防止措置を怠ったと認定した。

今後、被害拡大の可能性

 厚生労働省によると2018年、全国で107事業所の計1168人がこの物質を現在または過去に扱ったとして健康診断を受診した。発症までの潜伏期間が長いため、今後、被害が拡大する可能性がある。

 原告は福井県内に住む50〜60代の従業員と元従業員。この工場では15年12月まで、染料などの原料製造にこの物質を使っていた。4人は1988〜97年に働き始め、15〜16年にぼうこうがんを発症。厚労省は16年7月、この物質が付着したゴム手袋を使うなどして長期間、皮膚から吸収したことが主な発症原因とする調査結果を公表した。

 判決は、同社が01年までに、この物質の有害性が記載された「安全データシート」を入手し、副工場長が目を通していた点を重視。シートには、皮膚が物質にさらされることによる健康被害や発がん可能性が記されており、同社には01年時点で「被害の予見可能性があった」と認定した。

 その上で、皮膚などに浸透しない作業服の着用や体に付着した場合の洗浄などを従業員に守らせる義務があったのに徹底されなかったと指摘。安全配慮義務違反があったと結論付けた。

 一方で、発症から4〜5年が経過後もがんが再発したとは認められないことなどから、賠償額を1人あたり275万〜330万円と算定した。

 訴訟で、同社側は皮膚吸収による発がん性は国や専門家も知らなかったとして、「会社が具体的な対策を講じることは困難だった」と主張していた。

 同社では原告4人を含む計13人がぼうこうがんを発症し、12人が労災認定を受けた。同社は取材に対し、「判決文を精査しないとコメントできない」としている。【大原翔】

オルト―トルイジン

 染料などの合成原料に用いられる無色の液体。国際がん研究機関(IARC)は2012年、人に対する発がん性の十分な証拠がある「グループ1」に分類した。体内に取り込むと代謝生成物が尿に蓄積し、ぼうこうがんを発症すると指摘されている。厚生労働省は17年、労働安全衛生法に基づく「特定化学物質」に指定し、従業員の健康診断などを事業者に義務づけた。

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