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(回答先: 「黒い雨」全面勝訴 84人全員を被爆者認定 援護区域見直し迫る 広島地裁、初の司法判断(戦後75年で初?!) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2020 年 7 月 30 日 12:59:08)
フクシマ原発事故では同心円のモデルなど、汚染区域を過小評価する報道が繰り返され、被害を歌える子供を見殺しにする政策がとられた。
COVID19感染でも検査件数を限定して被害実態を見えづらくする情報操作が、被害を小さく見せているのでないか。
戦後75年続けられている国の情報操作に、一つの鉄槌が下された。
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【「黒い雨」訴訟】援護区域を広げるべきだ
https://www.kochinews.co.jp/sp/article/385640/
広島市への原爆投下直後に「黒い雨」を浴びたのに、国の援護対象区域外だったことを理由に被爆者健康手帳の交付を却下したのは違法との初の司法判断が示された。
広島県内の男女や遺族計84人が市と県に「却下」の取り消しを求めた訴訟で、広島地裁が原告全員の請求を認めた。
原爆投下から75年。援護の外に置き去りにされてきた人たちの思いに寄り添う、妥当な判決である。
国が援護対象とする「特例区域」は、爆心地から北西に長さ約19キロ、幅約11キロのエリア。投下の数カ月後、当時の広島管区気象台の技師らの調査で、1時間以上雨が降った「大雨域」に当たる。
原告らは大雨域周辺の「小雨域」か、その外側に住んでいた。後にがんや白内障など、原爆症と認定され得る病気を発症している。訴訟では大雨域の範囲の妥当性や、原告らが黒い雨により健康被害が出る程度の被ばくをしたかどうかが争われた。
広島地裁は国が定めた大雨域の外側であっても、放射性物質を含んだ黒い雨を浴びた場合は放射線の影響があったと指摘した。原告の全面勝訴といえる。
原告の中には、大雨域との境界から数十メートル離れていたため手帳を交付されなかった人もいる。「同じ健康被害を受けているのになぜ…」。判決は納得できない思いに応えるものだろう。
汚染された水や作物を通して放射性物質を体内に取り込む内部被ばくについても、健康への影響は今も分かっていないことが多い。75年前の大雨域の線引きに固執して、援護対象を絞るのには無理があろう。
実際、広島市は市民らが黒い雨を体験した場所や時間をアンケートや面接で調査。その結果、大雨域は国が援護対象とする区域の約5倍となった。このため市と県は、国に区域を拡大するよう求めてきた。
市が担う被爆者健康手帳の審査、交付は、国からの法定受託事務である。市と県は今回訴訟の「被告」だが、そこには区域拡大を否定する国の見解に従わざるを得ない事情があるのだろう。国はそうした地元の「ジレンマ」も理解し、援護区域の拡大を望む声に耳を傾けなければならない。
原爆症の認定を巡っても、国は当初、爆心地からの距離で被ばく線量を推定する計算方式で認定の可否を判断してきた。しかし、それでは救済から漏れる人が出てくる。
このため数々の原爆症の認定訴訟を通して司法は国に対し、機械的に判定するのではなく被爆者個別の状況を総合的に考慮して判断するよう促してきた経緯がある。黒い雨訴訟の判決も、被爆者救済の道を広げてきた一連の司法判断の流れの中にあろう。
援護区域の拡大を求める運動が始まってからでも40年以上がたつ。被爆者の高齢化は進み、残された時間は少ない。一人でも多く救済されるよう、国は歩み寄るべきだ。
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- 「40年以上訴え続けた声が届いた」全面勝訴に原告ら喜び 広島「黒い雨」訴訟(不人気政府は控訴断念?!) 戦争とはこういう物 2020/7/30 13:13:27
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