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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月20日発表)―新潟県のコシアブラから110(Bq/kg)、福島・桧枝岐村は71(Bq/kg)―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3264.html
2020/05/21(木) 19:49:5 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。5月20日に5月8日までの食品中のセシウム検査結果が12日遅れで発表になりました(4)。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。先回に続き今回もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(5)。牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数 241件中1件の基準超え
A平均は、1キログラム当たり5ベクレル、最大110ベクレル(新潟県産コシアブラ)。
事故10年目ですが、セシウム汚染食品が見つかりつづけています。
従前や今回のデータを解析すると
・新潟県のコシアブラから110(Bq/kg)、福島・桧枝岐村は71(Bq/kg)
・福島県伊達市でキュウリの出荷が始まる。福島県は検査せずに「検査」を主張
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。
なお基準値等は厚生労働省の発表(6)を参照してください。
1.新潟県のコシアブラから110(Bq/kg)、福島は71(Bq/kg)
新潟県産コシアブラから基準値の1キログラム当たり100ベクレルを超える同110ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(7)。福島県の検査結果が気になります。
新潟産に比べ低い福島産コシアブラの検査結果
※1(1)(2)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは収穫日
図―1 コシアブラの検査結果
図に示す通り新潟県産からは基準超が見つかっていますが、福島県が検査した福島県産コシアブラからは基準超は見つかっていません。過去4年(2016年4月以降)の最高値を見ると、新潟県南魚沼市産は1キログラム当たり260ベクレルです。一方で福島県が検査した福島産コシアブラは同71ベクレルです。隣県では見つかっても、汚染源がある福島県からは見つからないなどおかしな話です。
コシアブラ等の福島産農水安物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)で実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.福島県伊達市でキュウリの出荷が始まる。福島県は検査せずに「検査」を主張
福島を代表する野菜にキュウリがあります。福島県伊達市等が主要な産地のひとつです(9)。以下に示します。
※1(10)にて作成
※2 旧避難区域は(11)による。
※3 ●1個がキュウリ検査1件を示し(12)による。
図―2 福島県のキュウリの検査状況
図に示す通り伊達市は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(13)に近いを同0.2マイクロシーベルトを超えたエリアが広がっています。
以下に各年度(4月から翌年3月まで)の福島県伊達市の赤ちゃん誕生数を示します。
3年度連続で女の子が多く生まれている福島県伊達市
※(14)を転載
図―3 福島県伊達市赤ちゃん誕生数
図に示すように、2019年度の出生数は
男の子 134人
女の子 185人
です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.4%でした(14)。通常は男の子が多く生まれる(15)ので異常な事態です。
今年も伊達市でキュウリの出荷が始まりました(16)。福島のキュウリは事故から10シーズン連続で汚染された地で作られています。さらには産地では出生に異常が認められます。確り検査して欲しいと思います。でも、図―2に示す通り福島県は伊達市産キュウリを検査していません。
それでも、福島県は福島産キュウリの「安全」を検査で確認したと喧伝しています(17)。
福島産は汚染の酷く、出生に異常が起きている主産地を産地を避けた検査で「安全」とされます。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・他より低く出る検査で「安全」とされ出荷される福島産
・汚染が酷く、出生に異常がある主要産地を避けた検査で「安全」とされてる福島産
これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」(18)なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島県伊達市では今年もキュウリの出荷が始まりました(16)。同市産のキュウリは新鮮そのもで、本来の旨味がギュッと詰まっています(19)。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張しています(17)。でも、福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
※(20)を引用
図―4 福島産キュウリが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県伊達市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3264.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果 - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月12日発表)―福島産スズキは114件連続ND、隣県からはセシウム―
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(4)⇒1 自治体の検査結果⇒検査結果(Excel:89KB)⇒No.222
(8)農林水産部 - 福島県ホームページ
(9)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(10)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会⇒福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和元年8月29日〜11月2日測定)PDF
(11)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(12)福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒野菜⇒か行⇒き⇒キュウリ、キュウリ(施設)で検索
(13)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局
(14)めげ猫「タマ」の日記 3年度連続で女の子が多く生まれる福島県伊達市
(15)出生性比
(16)トピックス | JAふくしま未来
(17)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(18)めげ猫「タマ」の日記 福島産、食べて応援、あの世行き、(2019年度)
(19)>伊達のきゅうり - 福島県伊達市ホームページ
(20)伊達店 | お店を探す | ヨークベニマル
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