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住民が帰還しない避難指示解除の富岡町(事故8年目)
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2019/03/31(日) 19:47:49 めげ猫「タマ」の日記
2017年4月に避難指示が解除された福島県富岡町(1)の事故8年目(2018年3月〜19月2月)までの
町内在住者増分 419人(2)
新規転入者 347人(男性261人、女性86人)(3)
で、町内在住者増分の大部分は新規転入者です。避難している住民の殆ど帰還はありません。また、新規転入者は男性が多いので、原子力関係者です。避難指示が解除された富岡町は避難者が帰還して再生すのでなく、新規に移住された原子力関係者が多く住む「原子力ムラ」とゆう新たな町になります。
福島県富岡町は福島県沿岸部中部にある町です。原発事故によって町は汚染され、全域に避難指示がでました(1)。以下に示します。
事故9年目になって汚染されている福島
※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で3月1日時点に換算
※2 避難区域は(6)による
図−1 福島県富岡町
図に示す通り今も国が除染が必要だとする毎時0.23シーベルトを超えて(7)います。それでも安倍出戻り内閣は「安全」だとして、昨年4月1日に避難指示を解除しました(1)(6)。
同町には多くの原子力や関連した施設があります。
・福島第二発電所(8)
・指定(放射性)廃棄物処分場(9)。
・リンプルふくしま(指定廃棄物処分場PR施設)(10)。
・「東京電力廃炉資料館」(11)。
また北隣の大熊町には福島第一原発や中間貯蔵施設があります(12)(13)。福島第一では安定化作業では約7千人の方が(14)、中間貯蔵施設でも3千人以上の方が働いています(15)。福島第二も含め同町や同町周辺には原子力の仕事が溢れています。
以下に富岡町民の居住先を示します。
住民が戻らない富岡町
※1(2)集計
※2 過去分を含む
図―2 富岡町民の居住先
図に示す様に町内居住があまり進んでいません。避難指示解除後1年10ヶ月の今年2月時点で
対象 12,968人中で町内在住は877人(6%)
です(2)。
富岡町には仕事もたっぷりあります。町は避難指示解除前から生活環境の整備に取り組んできました。
2016年10月 町営診療所再開(16)
2017年 3月 ショッピングセンターのグランドオープン(17)
2017年 4月 一部を除き避難指示解除(1)(6)(16)
2017年10月 JR富岡駅再開(16)
2018年 4月 学校再開(16)
2018年 8月 リンプルふくしま開館(18)
2018年10月 県ふたば医療センター付属病院で多目的医療用ヘリ運用開始(19)。
2018年11月 東京電力廃炉資料館開館(11)
2019年 4月 こども園開園予定(20)
です。それでも帰還は進まないようです。
でも増えたものをあります。以下に富岡町への転入者数を示します。
※(3)を集計
図―3 富岡町内の転入者数
図に示す様に避難指示が解除された昨年4月以降に急に増えています。避難指示解除によって富岡町内に住居を確保できれば誰もが富岡町に住むことができるようになりました。多くの方が富岡町に新たに移り住んだようです。
以下に在住者の増減と新規転入者を示します。
定住者の増加数と転入者数がほぼ同じ事故8年目の富岡町
※1(2)(3)を集計
※2 過去分を含む
図―4 富岡町内在住者の増減と新規転入者数
避難指示解除直後は町内居住者増加数が新規転入者に比べ多かったのですが、事故8年目(2018年3月〜19月2月)までの
町内在住者増分 419人(2)
新規転入者 347人(男性261人、女性86人)(3)
で、町内在住者増分の大部分は新規転入者です。
新規転入者の多くが男性です。福島第一で働くのは大部分が男性です(21)。富岡町や周囲には原子力関係の仕事が沢山あります。概ね原子力関係者です。過去1年の居住者は419人増ですが、世帯数は296増(2)で概ね単身で富岡町に来ています。
富岡町は避難指示が解除されました。避難指示が解除は町の再生のスタートでなく、別の町ができるスタートです。原子力に従事する単身暮らしの男性の街、これが新たな富岡町です。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
富岡町は学校教育に力を入れています(22)。でも、原子力ムラの皆様は富岡町へは単身赴任です。家族は連れて来たくないようです。理由は想像するしかありませんが、不安もあると思います。そして、福島の皆様は不安です。
福島県郡山市産米の全量・全袋検査数が約126万件に達しました。福島県随一です(23)。福島県郡山市は福島県最大のお米の産地です。同市の人口は約33万人なので(3)、市民がたべるには十分な量です。同市のお米は「あさか舞」とゆう美味しいお米です(24)。「安全」なので2011年度産米ですら、学校給食に使われ(25)、子供達に強制的食べさせました。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
※(26)を引用
図―5 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県郡山市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2849.html
(1)富岡町 - Wikipedia
(2)県内外の避難・居住先別人数【平成31年3月1日現在】/富岡町
(3)福島県の推計人口(平成31年3月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日〜11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)
(6)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)福島第二原子力発電所 - Wikipedia
(9)処分に向けた取組み|福島県における取組み|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省
(10)アクセス|特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしま|環境省
(11)東京電力廃炉資料館|廃炉資料館|東京電力ホールディングス株式会社
(12)福島第一原子力発電所事故 - Wikipedia
(13)中間貯蔵施設の概要|中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(14)福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について - 廃炉プロジェクト|公表資料|東京電力ホールディングス株式会社中の2019年2月
(15)第11回 中間貯蔵施設環境安全委員会 開催報告 - 福島県ホームページ中の資料1)中間貯蔵施設事業の状況について [PDFファイル/11.08MB]
(16)広報とみおか(平成30年4月号)
(17)春の大感謝祭 さくらモールとみおか グランドオープン1周年イベント|イベント・催し情報 | 富岡町役場
(18)特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしま|環境省
(19)多目的医療用ヘリ正式運航開始 - 福島県ホームページ
(20)東日本大震災:福島第1原発事故 富岡町、認定こども園を来春開園 町民無料 帰還や定住促進へ /福島 - 毎日新聞
(21)<「あのとき、おなかに子供がいました」福島第一原発の女性オペレーターは、5年後も現場にいた。
(22)富岡町の学校教育に関するお知らせ | 富岡町文化交流センター 学びの森
(23)ふくしまの恵み
(24)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市公式ウェブサイト
(25)JA郡山市|事業PR
(26)2019年3月26日(火)発行の鎌倉屋折込チラシ
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