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(回答先: 4人殺害の引き金になった「ぼっち」 「ソロ活」肯定の一方、若い世代に広がる孤立への恐れ(東京新聞) 投稿者 蒲田の富士山 日時 2023 年 6 月 03 日 15:52:50)
2023年6月4日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/254496?rct=national
東京・秋葉原の歩行者天国で2008年に起きた無差別殺傷事件は、8日で発生から15年になる。「私には事件を止めることができたかもしれない」。昨年7月に刑が執行された加藤智大ともひろ・元死刑囚=当時(39)=と一緒に働いたことがある東京都足立区の会社員大友秀逸しゅういつさん(46)は、「元同僚で友人」と交流サイト(SNS)で明かし、悩みを抱えた見知らぬ誰かとの対話を続けている。 (鈴鹿雄大)
秋葉原無差別殺傷事件 2008年6月8日午後0時半ごろ、東京都千代田区のJR秋葉原駅近くで、歩行者天国にトラックが突っ込んで通行人をはねた後、運転していた派遣社員の加藤智大元死刑囚が買い物客らをダガーナイフで襲撃。当時19〜74歳の7人が死亡し、10人が重軽傷を負った。殺人罪などに問われた加藤元死刑囚は15年2月、最高裁で死刑が確定した。最高裁は「インターネット掲示板で受けた嫌がらせに怒って犯行に及んだ」と動機を認定した。22年7月26日、刑が執行された。
「元死刑囚と似た環境で育ったので、自分も事件を起こさないか心配」「努力しているのに報われない。社会が悪い」
大友さんが4年前に開設したツイッターアカウントには、追い詰められたようなメッセージが届くことがある。「どなたでも自由に書き込んでください」と呼びかけている。心がけているのは「その人の身になって一緒に考える」ことだ。「何があったんですか」「私は専門家じゃないですが一緒に考えましょう」。そんなふうに寄り添いながら、30〜40人と交流してきた。
中には本気で事件を起こそうとしている人もいたという。「やめろ」と直接的に言うのではなく、他の事件の記事を紹介することで犯罪の愚かさを伝え、思いとどまらせた。
加藤元死刑囚は03年、大友さんが働いていた仙台市の警備会社に入社した。趣味のアニメの話で盛り上がり、付き合うようになった。
ある日、元死刑囚が別の同僚に嫌がらせをしていると、人づてに聞いた。「何やってるんだ。ふざけるな」と注意すると、素直に「すいませんでした」と謝って態度を改めた。悪い青年とは思えなかった。
今も忘れられないやりとりがある。たまたま家族の話題になったとき、露骨に嫌な顔をされ、「それより…」と話題を変えられた。逮捕後の報道で明らかになるが、父は子育てに無関心で母は勉強に過重な負担を強いる複雑な環境で育っていた。
大友さんも父から暴力を振るわれて育ったが、そんな過去を加藤元死刑囚に明かしたことはなかった。「もっと踏み込んだ話ができていたら、もっと分かり合えたんじゃないか」と唇をかむ。
05年に加藤元死刑囚が会社を辞めた後も連絡を取り続け、自分が転職した会社に誘ったこともあるが、次第に疎遠になり、やりとりは途絶えた。事件後は手紙や本を差し入れたものの返事はなく、接見もかなわなかった。
大友さんは言う。「事件を起こす前、加藤の頭に私の顔がよぎるような関係を築けていたら、思いとどまってくれたんじゃないか」。これ以上、加害者が生まれてほしくない—。後悔を胸にツイッターのやりとりに思いを込める。
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