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本土との溝、基地問題の行方は…沖縄はいま
写真
岩屋毅防衛相(左)と会談する玉城デニー知事=2018年11月10日午前10時3分、沖縄県庁、伊東聖撮影
岩屋防衛相が玉城知事と会談 辺野古移設、平行線/朝日新聞デジタル
藤原慎一
https://www.asahi.com/articles/ASLCB00RSLC9UTFK01L.html
2018年11月10日12時13分
岩屋毅防衛相は10日午前、沖縄県庁で玉城デニー県知事と会談した。岩屋氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に向けて、埋め立て工事を進めることに理解を求めた。これに対し、玉城氏は改めて辺野古への移設反対の立場を伝え、話し合いは平行線に終わった。
岩屋氏が沖縄を訪問するのは10月に就任してから初めて。辺野古への移設をめぐっては、県による辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回に対し、石井啓一・国土交通相が効力停止を決定。防衛省は今月1日に工事を再開している。
会談で玉城氏は、日米安保体制の必要性は理解しているとし、その負担は国民全体で担うべきだとした。先の沖縄県知事選にも触れ、「辺野古新基地建設反対の民意は、私が過去最多得票を得たことでも証明されている」と説明。「辺野古が唯一の解決策という固定観念にとらわれることなく断念していただきたい」と述べ、要望書も提出した。
一方、岩屋氏は「世界で最も危険といわれる普天間基地の危険性を除去し、返還を実現する。これは私どもも沖縄県も共通の認識だと思っている」と話した。辺野古移設が実現すれば、飛行経路が海上になるので安全性も向上し、騒音も大幅に軽減されるとして、改めて理解を求めた。(藤原慎一)
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