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安田純平氏が語った意外な人質生活…一時は“お客様待遇”も https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240969 2018/11/03 日刊ゲンダイ 地獄を見たが…(C)日刊ゲンダイ シリアで武装組織に3年4カ月も拘束されたジャーナリストの安田純平氏(44)が2日、日本記者クラブで会見した。寝返りさえ許されない異常な状況で監禁され、「絶望した」と打ち明けたが、意外な“お客さま待遇”を受けていた時期もあったという。 監禁場所を転々とさせられた安田氏が、最も追い詰められたのは今年の3月。シリア北西部イドリブ県からさらに南に位置するとみられる村の巨大収容施設で、狭い独房に押しこめられ、物音を立てないか常に看守にチェックされていた。指関節が鳴るだけでスパイ行為を疑われ、電気を止められたというから恐ろしい。安田氏は抗議の意を込めて20日間のハンストに打って出たため、「骨と皮」だけの極限状態に陥ったという。 そんな地獄を見た一方、意外な“厚遇”を受けたこともあったようだ。 組織が日本側との身代金交渉を検討していた2015年6月、一戸建ての民家に監禁されていた安田氏は「ゲスト」扱いで、荷物は奪われたが日記を書くことは許された。しかも、看守からは「ボスは英語で書かせろと言ったけれど、『母国語でなければ日記を書くのは難しいぞ』と言って認めさせてやった」と、意外な親切心を見せられたというのだ。さらに、「我々は殺すことは絶対にない」と再三伝えてきたという。 ■スイーツに鶏肉料理、トルコ風ピザまで 加えて、室内にはテレビがあり衛星放送の視聴が可能で、食事も鶏肉料理やスイーツ、ピザに似たトルコ料理まで振る舞われることもあった。 コミュニケーションもそれなりに取れることがあったようだ。解放直前の今年10月、以前、20日間のハンストをした独房に戻された際、安田氏は激高。こう抗議したという。 「おまえらのジハードは革命のために政府と戦うことではないのか。それがおまえらのジハードではないのか?」「どう考えてもこれはジハードではないだろう」「あなたたちは立派なイスラム教徒であると私は信じる」 すると多少の物音を立てても、とがめられることはなくなったという。虐殺を繰り返してきた「イスラム国」(IS)とは、人質の扱いが大違いだ。現代イスラム研究センター理事長の宮田律氏はこう言う。 「安田さんを拘束した組織にとって、人質は“カネのなる木”なのでしょう。最初のうちは『ゲスト』として丁重に扱いますが、日本政府との交渉が難航し始めると、『もう必要ない』とばかりに態度を変えていったということです。ただ、組織の目的はあくまで実利を取ること。簡単に『殺害』という選択肢を取ることはないのでしょう。世界を震撼させるために人質を取ったイスラム国とは、異質な組織だとみられます」 安田氏は現地での取材経験が豊富で、アラビア語に精通しているとはいえ、随分と物わかりのいい武装集団である。
安田順平さん記者会見 20181102 houdoustation |
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