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世論調査では石破猛追 安倍「圧勝」報道には死角がある
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236878
2018年9月5日 日刊ゲンダイ 文字起こし
「圧勝」とはいかないゾ(C)日刊ゲンダイ
いつも以上に滑舌は悪く、顔は曇りがち。声にも張りがなく、とてもじゃないが「圧勝」イケイケドンドンの総裁候補の姿にはホド遠かった。
3日、東京・千代田区のホテル「ニューオータニ」で開かれた総裁選の決起集会に出席した安倍首相。講演では「至らぬ私」というセリフが3回も飛び出すなど、国会答弁の時の高慢ちきの態度とは正反対。表情には焦燥感が募っていたが、それもそのはず。総裁選に勢いをつけるための決起集会でありながら、会場は熱気あふれるどころか、ドッチラケムードだったからだ。
新聞・テレビは安倍が国会議員票の7〜8割の支持を固めて「圧勝」と繰り返し報じている。ところが、決起集会の会場を見回すと、出席した3分の1ほどは議員の代理人で、壇上の安倍から遠く離れた後方の席に固まって座り、隣同士でヒソヒソと談笑したり、ずっとスマホを眺めていたりと“学級崩壊”状態に近かった。決起集会の秘書の代理出席は珍しいことじゃないが、安倍陣営は「議員本人の出席が原則」(萩生田光一幹事長代行)と結束を呼びかけ、出欠を通じて各議員の立場を鮮明にさせる「踏み絵」と位置付けていたから、予想外の大量欠席に衝撃だったろう。
事務局次長の木原稔衆院議員が改めて「告示日の9月7日の出陣式には、秘書の方でなく、必ずご本人に出席いただけますようお願い致します」と念押ししていたのも、慌てていた証左だ。
安倍陣営の決起集会の“実情”に石破陣営は密かに「ほら見たことか」とニンマリし、気勢を上げたのではないか。
■世論で占えば安倍は大惨敗
「総裁選は終わり。今は沖縄県知事選だ」
二階幹事長は既に勝負あった――と強気な姿勢を崩していないが、メディアの世論調査を見る限り、安倍完勝とは思えない。JNNが、安倍と石破のどちらが総裁にふさわしいかを聞いたところ、安倍の41%に対して石破は40%で拮抗。毎日新聞でも、安倍(32%)に石破(29%)が肉迫しているからだ。8月末に日経新聞とテレビ東京が行った同様の調査では、安倍は石破に8ポイントもの大差があったから、石破が安倍を猛烈な勢いで追い上げているといっていい。
おそらく二階は「自民党支持層であれば安倍は確実」と読んでいるのだろうが、総裁選に投票できる自民党員は約107万人で、自民党支持層のごく一部に限られている。しかも、党員の多くは現職の地方議員や後援会幹部だから、今度の総裁選は来年の統一地方選や参院選の「顔」にふさわしいかどうかを強く意識せざるを得ない。となれば、何よりも敏感になるのは世論の動向だ。その世論に目を向ければ、安倍内閣の支持率は、JNN、毎日新聞ともに6カ月連続で「不支持」が「支持」を上回る状況。世論で総裁選を占えば、安倍はほぼ間違いなく大惨敗だ。そうならないために国家議員票を必死に固めていたワケで、その決起集会がてんで盛り上がらなかったのだから、安倍の顔が引きつっていたのも当然だ。
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)は「おそらく安倍首相は今、とてつもなく不安を感じているだろう」と言い、こう続ける。
「アベ政治を最も肌で感じているのは国会議員ではなく、生活に密着した地方です。つまり、総裁選で地方票をどれだけ取れるかが、今後の政権運営を占う上で重要になる。国会議員票でもパッとせず、地方票でも圧勝できないとなれば、たとえ3選でも政権基盤は脆弱になり、レームダック化する。それを何としても避けるために国会議員から誓約書を取ったり、石破陣営を叩いたりしているわけで、言うなれば不安の裏返しでしょう」
ひょっとして(C)日刊ゲンダイ
事実上の首相を選ぶ総裁選なのに政策論争が一切なく、茶番劇と化している |
「全力投球で安倍首相勝利に尽くすことを誓います」
安倍陣営の決起集会で極めて異様な光景だったのは、代理出席した秘書の人数までもいちいちカウントしていたことに加え、選対本部事務総長の甘利明元経済再生担当相が、安倍出身派閥の細田派など各派所属議員から半強制的に集めた安倍支持の「誓約書」の束を手渡していたことだ。党所属の国会議員とはいえ、一人一人の議員を選んだのは有権者である国民であって、安倍じゃない。国会議員は安倍の子分じゃないのだ。
そもそも安倍が「圧勝」に自信を持っているのであれば、議員に「誓約書」の提出を強いる必要は全くない。政策を堂々と訴えて泰然自若としていればいいだけだ。それができないのは安倍に人望がないからで、安倍陣営もそれが分かっているからこそ、「誓約書」を集めたに違いない。
自民党は新聞・通信各社に総裁選の「公平・公正な報道」を求める異例の文書を送り付けたが、提案したのは安倍に近い議員だったという。
つまり、議員を締め上げたのと同様、“報道規制”しなければ圧勝できないと暗に認めているのに等しい。大体、安倍陣営が「公平・公正な報道」を求めること自体がへそで茶を沸かすような話だ。NHKは安倍の出馬会見を特番を組んで生中継で報じた。NHKはしょっちゅう安倍のヨイショ報道ばかり続けているが、自民党がNHKに抗議した話は聞かない。
要するに、安倍にとって都合のいい報道はOKだが、それ以外はNOということで、実に身勝手極まりない要求ではないか。
■安倍の正体は戦略のない単なる政治屋
安倍が「公平・公正な報道」を求めるのであれば、石破が呼び掛けている公開討論に安倍が堂々と応じれば済む話だ。ところが、安倍は全く応じようとせず、ひたすら逃げ回っていて真正面から政策論争をする姿勢は全く見られない。出馬会見以降、記者会見も開かず、地方行脚を重ねているだけだ。それでいて、4日の台風21号被害に備えた非常災害対策本部会議の場には積極的に報道カメラを入れ、ドヤ顔で「政府一体となって対策を講じる」などと発言する姿を撮らせている。まるで「災害対策」の名前を借りた総裁選の自己アピールだ。
報道に「公平・公正」を求める一方、石破の「正直・公正」のスローガンは「個人攻撃だ」とイチャモンをつけているのも理解不能。石破が本気で個人攻撃する気であれば、とっくにしている。スローガンだって、〈お友達は優遇しません〉〈災害時には宴会はしません〉〈国民を「こんな人たち」呼ばわりしません〉〈公文書は改ざんしません〉などいくらでもあっただろう。それなのに安倍陣営は「逆らったヤツは許さない」とばかり、石破を徹底的に潰そうとしているから狂っている。もはや総裁選ではなく、暴力団の抗争と同じだ。九大名誉教授の斎藤文男氏(憲法、行政法)がこう言う。
「総裁選とはいえ、事実上、総理大臣を選ぶ選挙です。いわば打ち出す政策は国家戦略となるのに、マトモな政策論争が一切ない。まったく異常な状況であり、茶番劇といっていい。ハッキリしているのは、安倍首相は選挙に勝つ戦術には長けていても、政治家としてきちんとした経済や外交などの戦略は何も考えていないということ。しょせんは政治屋だから、総裁選でもセコイことばかりやっているのです。情けないというより他に言葉がありません」
安倍は国民から「信用できない」と見放されているのに、その事実に目をつむって続投に意欲満々だから全てがおかしくなる。そんな男に唯々諾々と従い、誓約書まで求める自民党議員もまた腐っている。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年9月5日
【安倍圧勝報道には死角がある】
『世論調査では石破が猛追』
「全てが不安の裏返し」
「本当に圧勝できるのであれば、なぜ、誓約書など書かせるのか。討論会から逃げるのか。報道にセコい注文をつけるのか。“圧勝演出”をするのか。石破や周辺を徹底的に潰そうとするのか」 pic.twitter.com/IQCnYN7GyJ
派閥のボスを懐柔し、ライバルは醜聞リークと恫喝で潰し、お零れに群がる収賄・脱税議員達によいしょさせて己の数の力?を誇示する #安倍瓶三。
— freedomk1 (@119freedom) 2018年9月5日
但し、何のポリシーもディベート能力も無いので、石破氏との公開討論からは逃げまくる。勿論、被災者支援には、何の興味も無い冷酷な生き物。#アベが国難。
誓約書なる決め事が存在する薄気味悪い政党に託せるものは何一つ無い。
— subaru50 (@subaru_50) 2018年9月5日
仕事出来ん、安倍晋三、
— タカ (@jhVJyP4OQkAk2rW) 2018年9月5日
決起集会しないと、勝てないのか?
ゴミシンゾー
ウミゾウ〜!
仕事出来ん、安倍晋三、
— タカ (@jhVJyP4OQkAk2rW) 2018年9月5日
決起集会しないと、勝てないのか?
ゴミシンゾー
ウミゾウ〜!
ほんとアベはスターリンになってますね。
— tubodaremoyou (@tubodaremoyou) 2018年9月5日
暴力団の抗争にだって仁義はある。微塵の仁義もない安倍首相の暴走を支持する自民党議員など、暴力団の構成員よりも酷い→世論調査では石破猛追 安倍「圧勝」報道には死角がある https://t.co/OLEjygRRDX #日刊ゲンダイDIGITAL
— 高橋伸彰 (@EcoTakahashi) 2018年9月5日
やっぱりゲンダイ!
— 陣内和宏 (@JinKazLT) 2018年9月5日
ズバリ言ってくれるね!#偽造捏造安倍晋三#ケチって火炎瓶#0907首相官邸に押しかけよう#0907全国一斉安倍落選運動
>安倍の正体は戦略のない単なる政治屋
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世論調査では石破猛追 安倍「圧勝」報道には死角がある https://t.co/bpKJl5u95P #日刊ゲンダイDIGITAL
安倍圧勝報道には死角がある 全てが不安の裏返し 世論調査では石破が猛追 本当に圧勝できるのであれば、なぜ、契約書など書かせるのか。討論会から逃げるのか。報道にセコい注文をつけるのか。決起集会に集まった秘書までカウントして「圧勝演出」をするのか(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/DjMowyQxZu
— KK (@Trapelus) 2018年9月5日
世の中のほとんどの報道に見えない部分ってあると思います。
— 創 (@innovation_sou) 2018年9月5日
そのひとつですよね
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