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2018年03月16日 「ジャーナリスト同盟」通信
<安倍・自公政権5年は民意軽視・財閥重視>
安倍・日本会議の自公政権とは何だったのか。安倍晋三のいい加減な人となりを知っていた政治専門家も、この5年間を眺めていると、愕然とするばかりである。ナベツネやNHKが支援していたせいなのか。そうとばかりは言えない。国家主義である、天皇制国家主義が暴走した5年であった。国民の声を軽視する政府そのものだった。霞が関でさえも、官邸にひれ伏したことに怒りを覚える。「日本の役人は優秀だ」とは、大平正芳の評価だったが、それは民意をくみ取る霞が関の意であった。安倍・国家主義は、民意軽視・財閥重視そのものだった。
<敵を探し・敵を作る強国・独裁政治>
これでは日本国民と国が疲弊して当然であろう。近代国家たるゆえんは、民が主権者・主人公になったことである。したがって、国民の代表者を選挙で選んで構成される国会が、国権の最高機関でなければならない。
この5年間、議会の存在はないに等しかった。自民党・公明党の与党でさえも、安倍・官邸の召使そのものだった。
本末転倒した政府と議会の関係は、司法と政府の関係にもいえた。安倍独裁である。国家主義は、首相独裁を誕生させる。あってはならない異常な日本政治が現出、これを政治学者も新聞記者も、軌道修正させることが出来なかった。
それどころか、国際社会から「言論の自由」崩壊を指摘された特定秘密保護法と共謀罪という憲法違反法の強行を許してしまった。日本の言論の敗北である。ともに戦争体制に向けた悪法である。平和憲法・9条不戦を死守してきた日本で、つい数年前に起きたことである。
あまつさえ、自衛隊が米軍の戦闘に参加するという、大それた憲法違反法も、自公で強行した。
異常異様な日本政治を、国家主義の観点から分析する記事も論文も見なかった。ひとりやきもきする5年だった。もうこれ以上、安倍・日本会議の暴政は御免である。
経済政策は、脱亜入欧・アジア蔑視の福沢諭吉1万円札を刷りまくって財閥の懐を膨らませ、隣国との緊張を煽ることで、武器弾薬の購入費を増やして、ワシントンを小躍りさせてきた。
官邸による野党が無気力・バラバラという政治状況が、この5年間の姿形だったことも、重大なる反省点である。野党もまた、党利党略に走り、民意を受け止めようとしなかった。
この5年の反省点は、与野党の議会と国民にある。本来の民主主義の国であれば、政権の交代が起きているだろうが、日本にその可能性が低い。無念の極みである。悲劇は、高給で腹を膨らませている国会議員や司法官ではなく、庶民大衆の国民である。
<改憲で軍国主義復活目指す安倍・日本会議>
安倍・日本会議の悲願は、平和憲法を改悪して軍国主義の日本へと改造するというもので、到底この危険な野望に国民が同調することはできない。
それは戦前の行軍による侵略戦争で、悲惨すぎる運命を強いられた半島や大陸の人々が強く抵抗してくるだろう。「歴史の過ちを繰り返そうとする日本」への警戒心は、強固である。
現に北京で数か月生活するだけで、安倍・日本会議の国家主義政治を警戒するような抗日ドラマの多さを気付くことが出来る。日本人は、この5年間ですっかり人気ががた落ちである。安倍・自公政権の負の遺産は、絶大である。
これらによる経済的損失だけでも、物凄いはずだ。いまあわてて軌道修正した安倍であるが、当然、北京は疑心暗鬼である。表向きは歓迎しながらも、安倍の下心に疑念の目を向けている。
<戦前の国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法に郷愁>
安倍・日本会議を、現代の日本人も、国際社会も受け入れることは不可能である。それでいて5年も継続させた日本国民の罪は測り知れないほど大きい。
歴史学者が喝破した「原始宗教に毛の生えた程度のお祓い宗教」の国家神道は、現在、神社本庁として存続しているが、憲法は公人の靖国・伊勢・出雲などの神社参拝を禁じている。むろん、宗教は自由である。安倍が個人として参拝することはいいが、公人としての参拝は禁じられている。靖国の国家護持など論外であろう。
教育勅語に魅せられた安倍夫妻が引き起こした国有地払下げ事件で、もう二人の犠牲者が出ている。「安倍の人殺し」は、まだ続くのであろうか。いまだに安倍が、無念にも自害して果てた財務省職員の遺族のもとにはせ参じて、両手を合わせたという報道を知らない。
口さえ開けば、改憲という言葉を5年も聞かされてきた日本人である。もっとも容易な所から改憲の流れをつくろうとする安倍であるが、安倍の改憲のための台本は、大日本帝国憲法である。
要するに、明治の日本に引き戻そうとする、長州・田布施の野望を見てとれる。時代錯誤も甚だしい。
<国家主義は不要・NHKと読売は猛省せよ>
国家主義は不要である。人類に害悪を及ぼす。有害無益である。国家主義は退治しなければならない。極右の震源地である。
近代は主権者の幸福実現を基本にしている。
にもかかわらず、ナベツネの読売とNHKは、安倍新聞・安倍宣伝放送として、この5年間、悪を垂れ流してきた。正確な情報を国民に伝えようとしなかった。国会包囲デモでさえも、報道しなかったNHKと読売である。言論に値しない。その罪は万死に値する。
猛省することが出来るのか。
<確立した安倍包囲網>
小馬鹿にされてきた与党・自民公明両党は、ここへきてようやく目を覚ましてきた。遅すぎるのである。安倍官邸の「将棋の駒」扱いされてきた5年間の自民公明である。
「安倍三選」をわめくことで、幹事長ポストに就いた二階も情けないことおびただしい。改ざん・偽造された公文書を提供されてきた国会である。
安倍打倒こそが大義である。
2018年3月16日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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