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2018-02-03 04:31
明日4日、いよいよ辺野古のある名護市の市長選の投開票日を迎える。 (・・)
辺野古反対派で3選を目指す稲嶺現市長を、自民系候補が猛追して激戦になっているとのこと。(~_~;)
何が何でも勝ちたい安倍自民党は次々と幹部級や有名議員を応援に派遣。さらに「現地に関係企業・団体がある場合は訪問してほしい」と呼び掛け、現地入りした議員は100人を超えたという。 (・o・)<関係企業・団体を訪れて、バラまきをアピールするのね。^^;>
『政権幹部が続々応援=辺野古反対派に危機感−沖縄県名護市長選
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設の是非を最大の争点とする同県名護市長選(2月4日投開票)で、安倍政権が小泉進次郎自民党筆頭副幹事長ら幹部を続々と現地に送り込んでいる。翁長雄志知事を中心とする移設反対派の統一戦線「オール沖縄」も対抗して野党党首らを迎えているが、政権側の力の入れように危機感を強める。終盤を迎える選挙戦は熱を帯びている。
小泉氏は1月31日、移設を容認してきた自民党系元市議の渡具知武豊候補とともに街頭に立ち、「この選挙は知事と政府の代理戦争ではなく、町づくりのための政策論争だ」と強調。「もう代理戦争は終わらせよう」と述べ、普天間問題を争点にすべきではないと訴えた。
総力戦で臨む政権側からはこれまでに、二階俊博幹事長ら自民党三役、菅義偉官房長官、斉藤鉄夫公明党選対委員長らがてこ入れに入った。自民党は「現地に関係企業・団体がある場合は訪問してほしい」と文書で呼び掛けており、党関係者によると現地入りした議員は100人を超えた。
2月1日には故小渕恵三元首相の次女小渕優子元経済産業相を投入。2000年のサミット(主要国首脳会議)の開催地を名護市に決めるなど沖縄振興に取り組んだ元首相の功績をアピールし、支持を掘り起こす作戦だ。
これに対し、「オール沖縄」は告示直前の27日、志位和夫共産党委員長、小沢一郎自由党代表、吉田忠智社民党党首、増子輝彦民進党幹事長らがそろい踏みする街頭演説会を開催。3日の選挙戦最終日には辻元清美立憲民主党国対委員長や山本太郎自由党共同代表の応援も計画している。
ただ、政権側の攻勢を受け、移設反対派候補の現職稲嶺進氏の陣営からは「空中戦だけでは勝てない」などと焦りの声も漏れる。稲嶺氏は31日、市民と握手しながら市内を回る「どぶ板」選挙を展開。小泉氏の街頭演説にぶつける形で住宅街でマイクを握り、「名護市の未来のために危険な軍事施設は必要ない。絶対に止めよう」と訴えた。(時事通信2018/01/31)』 <三原じゅん子はゴミ袋の話を持ち出して、稲嶺市政批判をしたんだって。*1>
* * * * *
そして、これは『政府が日当5万で地元民を雇い、反対派を警備。安倍のえげつない辺野古推進&反対派潰し』に関連するのだが・・・。
沖縄や名護市では、昨年来、超保守系の政治家や識者、メディアがえげつない「反対派潰し」を行なっている様子。(-"-)
これは、昨年11月の話だが。安倍首相と対談本も出している超保守派の作家・百田尚樹氏が、名護市で、まさに沖縄や沖縄の新聞を侮辱するような、こんな講演を行なったという。(-_-;)
<哀しいかな、本屋大賞を受賞したベストセラー作家が、やれ工作員がどうのとか、まさにネトウヨのガキンちょみたいな話をして、異常に偏った情報を吹き込みに行っているのである。 (ノ_-。) >
『百田尚樹氏、記者の名を挙げ「娘さんは慰み者になる」 沖縄講演の詳報と検証
2017/11/22(水) 7:45配信 沖縄タイムス
作家の百田尚樹氏が10月27日、沖縄県名護市内で講演した。「反対運動の中核は中国の工作員」「中国、韓国から来ている。怖い」と発言し、取材に訪れた本紙記者を名指しして「娘さんは慰み者になる」「機関紙」などと語った。講演後の記者とのやりとりが動画でインターネット配信されたこともあり、議論が続いている。実行委員会発表で600人以上が参加した講演会の内容を詳報し、事実関係を検証する。
<自民党の勉強会>危険への接近論 再び
百田氏「2年前に沖縄のことで散々たたかれた。あの時は自民党の私的な勉強会。講演が終わった後の雑談で、『私は目の敵にされてるんで、沖縄の二つの新聞社はつぶさなあかんのですけど。ははは』と言った。弾圧というのは公的権力、あるいは暴力で封じること。私はただの作家。記者は言論弾圧の意味をもう一度考えてほしい。普天間基地の周囲は、1970年の航空写真では何も写っていない。ほとんど畑。沖縄全体の人口は戦後70年で1・9倍に増えているが、普天間基地(宜野湾市)は6倍。基地の近くに住めば商売ができると」
普天間飛行場の土地は戦前、宜野湾の中心部だった。村役場や学校があり、9千人以上が住んでいた。米軍がその土地を占領し、住民が収容所にいるうちに基地を造った。つまり、基地より先に住民がいて、暮らしがあった。
この事実は繰り返し指摘されているが、百田氏は2015年、自民党本部の勉強会で「危険への接近」論を唱えて以来、同じ主張を続けている。
この時の勉強会ではほかに「騒音がうるさいのは分かるが、選んで住んだのは誰なのかと言いたくなる」「沖縄は本当に被害者なのか」「沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」とも語っている。これらの発言について釈明はない。
<中国脅威論>工作員断定、根拠なし
百田氏「中国は尖閣を取る、琉球も自分の領土と言っている。沖縄の2紙は中国の脅威を報道しない。一番被害を受ける皆さんが最も知らされていない。インターネットがあれば分かる。沖縄にはたぶんインターネットがないんじゃないか。すみません。冗談でっせ」
「抗議活動では日当が1日何万円と払われている。全国から沖縄に来る交通費、宿泊費を考えると、とてつもない額になる。カンパだけじゃ無理。では資金源はどこか。本当の中核は。はっきり言います。中国の工作員です。なかなか証拠はみえないが、中国からカネが流れている。なぜか。日本と米軍を分断したい。いつか尖閣を奪う時に米軍の動きを止める」
基地建設反対運動に中国から人と資金が流れていると断言したが、講演後、根拠を尋ねる本紙記者の取材には「ない。それを調べろと僕は言っている。そうとしか思えないというニュアンス」と話した。
<憲法改正>軍隊保持「当たり前」
百田氏「日米安保をじっくり読むと、米軍が守る日本の領土とは施政権が及ぶ所。(中国が尖閣諸島に公船を派遣し続ければ)日本が実効支配していないから出ないと言う可能性もある。もしここで自衛隊が『憲法9条があって攻撃できない。アメリカさん頑張ってください。うちは後方で』と言ったら誰が戦いますか。まず自衛隊が第一線で戦うこと。今の憲法ではそれができない。専守防衛だから」
「安倍(晋三)総理は、憲法改正しないと日本を守れない、と言っている。世界で軍隊を持たない国は24カ国。小さい都市国家、比較的大きいのはアイスランドで年中氷。こんな国、誰が取りますか。残るのは小さな島。ナウル、バヌアツ。何の資源もない。取る理由がない。軍隊というのは家に例えたら防犯用の鍵で、財産を守るためにかける。鍵をかけない国は貧乏長屋みたいなもの。軍隊を持つのは当たり前」
尖閣有事が起き、日本の実効支配が及ばなくなったら米軍は出動しないという可能性は広く議論されている。しかし、これは安保条約や米国の政策の問題であり、日本の憲法の制約とは関係がない。軍隊のないナウル、バヌアツについては2014年にも「くそ貧乏長屋」とやゆし、報道されている。
<高江の抗議活動>中韓に言及、差別否定
百田氏「きょうは我那覇真子(実行委員長)さんと美ら海水族館に行った。その後。『次はどこいくの?』『百田さん、次は高江のテント村行きませんか?』『えっ? 高江のテント村? 怖いやん、悪い人いっぱいおるんやろ?』『悪い人と言ったらあきません。市民ということですから』『市民? 沖縄県民どれくらいおんの?』『半分くらいです』『じゃあ、あとの半分は?』『知らんところから来てます』『ほな、いろんな県から来てるの?』『いろんな県じゃない。中国や韓国から来ていますよ』『嫌やなー、怖いなー、どつかれたらどうすんの?』『大丈夫、私が先生を守ります』『それやったら行く(笑)』。行ったら車が1台置いてあって、中に漢和辞典がある。日本語勉強している人がおるんかなあ」
本紙の取材には「中国人、韓国人が怖いと言ったら差別だけど、一連の流れがある」「県外、海外から活動家が来ているのが怖いと言った。差別意識は全くない」と説明した。取材の様子は講演会の実行委員会などが動画で撮影し、ネットで配信した。本紙は翌日付の記事で、百田氏の講演内容と事後の説明を併記した。
<戦争被害>沖縄以外の犠牲強調
百田氏「沖縄を捨て石にしようとか、沖縄ばかりに犠牲を強いて知らん顔している、という思いは全くない。沖縄戦で、日本は沖縄を防衛するために命がけで戦った。神風特攻隊が最も出撃したのは沖縄。沖縄では(民間人)9万4千人が亡くなっているが、沖縄以外でも70万人以上死んでいる。決して沖縄の皆さんだけが被害に遭ったのではない」
「確かに、その後沖縄は米国に占領されて多くの基地が造られた。今も基地のそばに住むという大変な不幸とともに生活しておられる。これは本当に申し訳ない。けれども今、沖縄の重要性はすごく高まっている。地政学的に国の防衛のために大事な場所。私たちは同じ日本人。沖縄の人を分ける考えは全然ない。沖縄は大好き。素晴らしい沖縄の地を守っていかないといけない」
「翁長(雄志知事)さんが早く辞めてもらわないとあきません。那覇市長の時に龍柱を建てた。中国の属国です、いつでも来てください、そう思われても仕方ない。皆さんの中の、若い生きのいいのはゲリラとなって龍柱をつぶしてください」
百田氏が踏襲する「戦争で犠牲になったのは沖縄だけではない」という論は、沖縄戦の重要な側面に触れていない。どの都市を空襲するかは米軍の選択だったが、沖縄は日本軍が本土を守るための時間稼ぎの戦場として選んだ結果、被害が甚大になった。また、沖縄では日本軍が住民を差別し、スパイ視し、虐殺した。
<沖縄の新聞>本紙記者22回名指し
百田氏「沖縄の言論空間は異常。政治家でさえも二つの新聞に逆らえない」
「まともな記者が正しいことを書いても上のデスクにつぶされる。あるいは無理やり偏向させられる。出世もしたい。阿部(岳記者)さんはもう、悪魔に魂を売った記者だ。家に帰ったら嫁さんがいる。娘さんがいる。知らんけど。中国が琉球を乗っ取ったら、阿部さんの娘さんは中国人の慰み者になります。それを考えて記事を書いてください。給料アップのために、沖縄全体をおとしめるような記事を書かないでください」
「沖縄のほとんどの新聞は新聞じゃない。機関紙です」
本紙の阿部記者が事前に申し込んで取材に行くと、最前列中央の席に案内された。講演会は前半の単独講演と後半の我那覇委員長とのトークで計2時間20分。百田氏はその間、阿部記者の名を22回挙げ、一方的に問い掛け続けた。
阿部記者が本紙コラム大弦小弦で「慰み者」発言などに触れると、ツイッターで「講演中、沖縄タイムスを強く非難しましたが、阿部記者を非難はしていません。多少いじりはしましたが」と反論した。』
安倍首相が、ここまでヒドイことを考えているとは思いたくないが。でも、安倍首相と共に活動して来た日本会議系の超保守派の政治家や識者の中には、百田氏と同じようなことを言っている人が少なからずいるし。ネトウヨがそれを受けて、同様に話を拡散しているのが実情だ。(-_-)
そして、できるなら、こんな侮蔑的な主張、表現行為を安易に許さない沖縄県民、日本国民であって欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
激戦の名護市長選 自民応援議員が「ゴミ袋」批判の珍光景
2018年01月31日 09時26分日刊ゲンダイDIGITAL
大激戦となっている2月4日投開票の名護市長選。最大の争点は辺野古の新基地建設だが、自公陣営の様子は異なる。
「オール沖縄」の現職・稲嶺進候補は基地建設反対を明確に訴えているが、自公と維新推薦の新人・渡具知武豊候補は基地問題をほとんど取り上げない。負けられない戦いに、自民党は国会議員を次々と応援に投入しているが、どの口も基地には触れない。明らかな争点隠しだ。
27日に応援演説をした山本一太元沖縄北方相は辺野古について全く語らず。現地で取材するジャーナリストの横田一氏が「争点隠しではないか」と聞くと、山本は「争点は別のところにある」と言って立ち去った。
28日の告示日には、三原じゅん子参院議員が出陣式であいさつ。山本大臣と同じく基地問題にはひと言も触れない中、ナント名護市のゴミ分別の多さや、ごみ袋の値段の高さを批判した。
確かに、名護市のごみは17種類に分別されている。また市の指定ゴミ袋は45リットル入りが10枚で540円。市販品の10倍以上もするが、これには事情がある。
「再資源化など最終的な処理方法に応じてきめ細かく分別している。指定ゴミ袋は、ゴミ処理費の一部を袋代にのせているからです。受益者負担をするとともに、高価な袋であれば、節約しようとするので、ゴミ排出の削減が期待できます」(市政関係者)
国政を預かる議員が基地を語らず「ゴミ袋」の批判とは……。開いた口がふさがらない。
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