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「辺野古移設へ政権総力=知事側は危機感−沖縄・名護市長選〔深層探訪〕
2/3(土) 8:22配信
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画が進む同県名護市で28日、市長選が告示された。秋の県知事選の前哨戦と位置付けられ、選挙結果は同市辺野古への移設の行方を左右するだけに、政府・与党は総力戦を展開。対する翁長雄志県知事ら移設反対派も「とりでの死守」に懸命となっている。
◇振興策アピール
「現市政の8年間で景気は良くなったのか」。安倍政権から支援を受ける自民党系元市議の渡具知武豊氏は28日の出陣式でこう訴えた。移設に反対する現職の2期8年の市政で、政府の振興予算が地元に落ちなくなったことを批判したものだ。
政権側は沖縄振興を前面に押し出す。昨年12月29日、渡具知氏支援に訪れた菅義偉官房長官は「名護東道路」の全面開通の1年半前倒しを約束した。今月26日には自民党の二階俊博幹事長が名護市を訪問し、渡具知氏の事務所で「党を挙げて戦い抜く」と宣言。土地改良関係の団体などを回り支持を訴えた。31日には小泉進次郎筆頭副幹事長を投入する予定だ。
名護市辺野古が移設先に浮上した1997年以来、移設計画は激しい反対運動の中で曲折をたどってきた。だが、安倍晋三首相が2012年に政権復帰以降、反対を半ば強引に押し切る形で手続きを進め、17年4月には辺野古の埋め立て海域を囲む護岸の建設がスタートした。
知事選をにらむ安倍政権は名護市長選に向け周到に準備を進めてきた。県本部が移設に反対する公明党がカギを握るとみて、昨年の衆院選で同党を応援。名護市内で比例代表の公明党の得票は大幅に伸びた。公明党の支持母体・創価学会の原田稔会長は10日に沖縄入りし、渡具知氏支援を呼び掛けた。
告示直前の26日、松本文明内閣府副大臣が県内の米軍機事故の質問をしていた共産党の志位和夫委員長に「それで何人死んだんだ」とやじを飛ばしていたことが分かると、即座に更迭。渡具知氏の事務所には菅長官の秘書が張り付き、選挙戦の動きが逐一官邸に伝わるようにしている。
◇移設阻止へ結束
迎え撃つ現職の稲嶺進氏の陣営の危機感は強い。10年は約1600票、14年は約4200票差で勝利したとはいえ、幹部の一人は「今回の政府・与党の力の入れようは尋常ではない」と指摘。「空中戦に頼らず、地をはうような地上戦を展開しないと競り負ける」と警戒する。
移設反対派を2回連続で選んだにもかかわらず、辺野古では護岸工事が日々続けられ移設の既成事実化が進む。市民の間に広がる「政府とけんかしても勝てるわけがない」との声を抑え、反対運動をいかに維持し盛り上げるかが課題だ。翁長氏は28日の出陣式で「米軍基地が沖縄の経済発展の阻害要因だ」と政権批判を繰り返した。
プラス材料もある。21日の同県南城市長選は翁長氏が応援した瑞慶覧長敏氏が65票差で競り勝った。相次ぐ米軍ヘリのトラブルに政権側が有効な対策を打ち出せていないことを野党側は批判、結束を強めている。
告示前日の27日、陣営の街頭演説会には志位氏、自由党の小沢一郎代表、民進党の増子輝彦幹事長ら野党幹部が勢ぞろいした。志位氏は「工事着手は護岸だけ。総延長のたった4%しか進んでいない。稲嶺氏が工事を止めている」と力説。稲嶺氏も「辺野古問題を片付ける」と支持を求めた。」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180203-00000030-jij-pol
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