http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/134.html
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(回答先: ウェスタン・エレクトリック 300B を使ったアンプ 投稿者 中川隆 日時 2018 年 10 月 04 日 22:21:33)
AIR TIGHT 300B シングル ステレオ アンプ _ オーディオ販売店の評価は最高なんだけど…
WE300B は日本でもっとも評価が高い出力管で、球の個性を出すのに有利なシングル動作が主流。
MJのイベントでも読者アンプ発表会では「300Bシングル」四機種、WE300Bドライブ211シングルが一機種と偏っていた。
メーカー製で出色のモデルは AIR TIGHT ATM-300 だと推薦されました。
一方、今は伝説になっている名器 LUXMAN MB-300
あまりにもナロー過ぎて著しく違和感がある音。
ファーストオーナーは 50時間使って箱にずっと閉まっていたそうだ。セカンドオーナーは 8年間で 100時間。これほんとうよ。
これほどナローレンジなアンプは聴いた事がなく、S9800 の 38cmウーファーを心臓に例えると、半分しか動いていない感じ。しかし四年前に復刻されているのが不思議。
数人に LUXMAN MB-300 の感想を伺いました
「ギョッとするような音ですよ」
「えっ?こんな音なの?と思うような音ですよ」
「80万?いらない、いらない」
スピード感が全く無くROCKやPOPSには不向き。
スピーカーを選ぶアンプで Sonus の小型や AXIOM80 ならあるいは?
某オーディオショップの百戦錬磨の店長さんに MB-300 について尋ねると。
「えっ!?こんな音なの?っていう音ですよ、ナローでカマボコだし。
これだったら AIRTIGHT ATM-300 の方が何十倍も良いですよ」
って言ってらっしゃいまして、う〜んそんなはずは・・・・とその人を疑っていましたが事実でした(-_-;)
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AIR TIGHT(A&M) HP
http://www.airtight-am.net/products/products.html
AIR TIGHT ATM-300 Anniversary - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=AIR+TIGHT+ATM-300+Anniversary+&sp=mAEB
Air Tight Amplifiers - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=AIR+TIGHT++%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97
価格.com - AIR TIGHT ATM-300 価格比較
https://kakaku.com/item/K0000423081/
価格.com - AIR TIGHT ATM-300 Anniversary 価格比較
最安価格(税込): \950,400 でんき堂スクェア(全1店舗)
https://kakaku.com/item/K0000915621/
中古品 AIR TIGHT エアータイト ATM-300 (高槻管製、前期白ベース300B搭載モデル)
定価¥784,836- → ¥398,000-(税込)送料含み
http://abc-audio.com/sold-already/%E4%B8%AD%E5%8F%A4%E5%93%81%E3%80%80air-tight%E3%80%80%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%80%80atm-300-%E9%AB%98%E6%A7%BB%E7%AE%A1%E8%A3%BD%E3%80%81%E5%89%8D%E6%9C%9F%E7%99%BD/
価格.com - 製品種類パワーアンプ AIR TIGHT 人気売れ筋ランキング
http://kakaku.com/kaden/audio-others/itemlist.aspx?pdf_ma=4209&pdf_Spec101=7
ヤフオク! - 「air tight atm」の落札相場 (終了分)
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?p=air+tight+atm&va=air+tight+atm&b=1&n=50
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AIR TIGHT ATM-300R
http://www.airtight-am.net/products/atm300r.html
AIR TIGHT ATM-300R + 高槻管 300Bペア178,200円
メーカー希望小売価格 1,026,000円 (税込)
【仕様】
出力 : 9W+9W(ひずみ率<10%)
全高調波歪率 : 1%以下(1kHz / 1W / 8Ω)
入力感度 : 290mV(9W)
ダンピングファクター : 7(1kHz/1W/ 8Ω)
外形寸法 : 430(W)×275(D)×245(H)mm
重量 : 24.5kg
★最後の三極管シングルアンプ
エアータイトは、1999年にブランド初の300Bシングルアンプ「ATM-300」を発売しました。それまで直熱三極管の代名詞のように語られていた温かく柔らかい、というイメージを覆す「明瞭でタイトなサウンド」は、国内外のオーディオファイルから高い評価をいただきました。
世界各国にご愛用は広がり、米「TheAbsolute Sound」誌編纂による上製本「Illustlated History of Hi-End Audio」においては、エアータイトの代表モデルとして掲載されるなど、エアータイトを象徴する存在となるまでに至りました。
2016年には、エアータイトがそれまで培ってきた技術・ノウハウを結集し、ATM-300の回路から筐体に至るまで完全刷新したエアータイト創業30周年記念モデル「ATM-300 Anniversary」を限定発売。300Bシングルアンプへの先入観を打ち破るダイナミズムと、スピード感溢れるサウンドを実現しました。
そして2018年。「ATM-300」における挑戦、「ATM-300 Anniversary」における刷新を経て、あらゆる300Bを存分に堪能していただける、恒久的なリファレンスモデルとして「ATM-300R」が誕生しました。
これぞエアータイトが自信を持ってお届けする、300Bシングルアンプの決定版です。
◆装飾を配し、音楽性を引き出す
今も多くのオーディオ愛好家を虜にする稀代の銘球、直熱三極管300B。ATM-300Rは、そんな300Bの魅力を十分に堪能いただくためのリファレンスモデルとして開発しました。
多種多様な300Bの個性を反映できるよう、音への色付けを極力抑え、それでいて球が十分にポテンシャルを発揮できる音楽性にあふれたサウンドステージの構築を目指しました。
結果、球の個性を存分に活かしながら、音楽が染み渡るような瑞々しさと広大で奥行きのある音場感、出力たった9Wというスペックを忘却させるほどのダイナミクスを実現しました。
◆細部まで練り上げられた妥協のない設計
音楽本来のフォルムを歪めるような音の色付けを排し、かつ、音楽を生き生きと再生するために、回路構成から加工、パーツ選びまで、全てにおいて手間を惜しまず細部まで丁寧に作りこみました。
もちろん、リファレンスアンプとして長年ご愛用いただけるよう、いずれも長期的な安定度を重視した設計となっています。
−電源部の電解コンデンサーからカップリングのフィルムコンデンサー、そして巻線抵抗に至るまで、現時点で望みうる最良のものを選びました。
−電源トランスやチョークコイルはプラスティックボビンを一切使わない手作業による層間巻トランスを採用。職人の手で一個一個丁寧に巻き上げ、ニスを真空含浸させた上で焼き固める昔ながらの製法で、不要な振動や唸りを最小限に抑えることにより、音楽信号の変調を防止し、音場をより端正かつ明晰にしています。
−抵抗やコンデンサーを構成する基板には優れた電気的特性を持つ純銅製のサブシャーシ基板を贅沢に使用し、電源部を含む信号経路には熟練工のハンダ付けによる手配線を行うことで、PCボード固有の音質的な色付けを避けました。
−出力管300Bの保護、整流ノイズ対策の観点から、電源部には整流管5U4GBを採用。さらに整流管のスロースターター回路も装備しております。
−音質にも大きな影響を及ぼすメインシャーシは、鋼板を丹念に曲げて溶着したモノコック仕様。抜けの良いATM-300Rのサウンドを下支えしています。
−表面にネジが露出しない上に電気的な導通が確実に取れる電気溶着スタットボルトを採用することで、外観の美しさとともに電気的にも音質的にも配慮されています。
http://www.airtight-am.net/products/atm300r.html
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世界で注目される日本ブランド AIR TIGHT
ミュンヘンHIGH ENDでも注目の的、AIR TIGHTが開発中の新モデル2機種に迫る
オーディオ編集部:浅田陽介 2018年07月04日
https://www.phileweb.com/news/audio/201807/04/19953.html
さる5月中旬にドイツ・ミュンヘンで開催された世界最大級のハイエンドオーディオ見本市、『Munich HIGH END 2018』。今年は前年と比べて4%減と、わずかに来場者数が減少したそうだが、実際に会場で現場の空気を体験した者としては、依然として、他のオーディオショウと比べ大きな盛り上がりを見せていたと感じる。
今年も大きな注目度を集めていた Munich HIGH ENDのAIR TIGHTのブースの様子
そんな同ショウを改めて振り返って痛感するのは、世界各国から寄せられる日本ブランド製品への関心の高さである。なかでも本稿では、とりわけ高い人気を集めていた、大阪・高槻のエイ・アンド・エム(株)のブランド、AIR TIGHTに注目したい。
AIR TIGHTの個性であり魅力となっているのが、1986年に創業した企業でありながら、一貫して「アナログ」というキーワードと「真空管」にこだわり続けて製品開発を行ってきたことだ。1986年は、ほかのブランドが一斉に「デジタル」へ向かっていた時期だ。今年のHIGH ENDでもその個性を存分に発揮した製品を多数展示し、世界各国の来場者の注目を集めていた。
ブースで展開されていた製品の詳細は後述するとして、このAIR TIGHTの世界的評価の軸になっているのが、大阪・高槻市の自社工場でていねいに組み上げられる同社製品のクオリティとそのサウンドだ。その内部配線の美しさは、世界に数多ある真空管アンプのなかで最高峰とも言われており、内部回路の色使いによる一種の「色気」も設計ポリシーのひとつだそうだ。
日本でも極めて高い評価を受けた最新パワーアンプ「ATM-3211」への注目度は、世界のオーディオ市場を見ても高い
ブースでは、日本でも大きな注目を集めたプリアンプ「ATC-5」とパワーアンプ「ATM-3211」のペアによるアナログ再生を展開。スピーカーには、地元ドイツのブランドであるWolf Von Langaが組み合わされていたが、特徴的な構成を持つこのスピーカーを丹精に鳴らし、そのポテンシャルの高さをアピールしていた。
そんな正統派のサウンドに加え、ここに来てAIR TIGHTはユニークな製品アプローチも注目を集めている。今回、特に注目したのが次の2モデルだ。ハイエンドでの取材に加え、大阪・高槻市にあるエイ・アンド・エム本社にて、さらなる最新情報を聞いた。
■フォノイコライザーアンプ「ATE-3011」
AIR TIGHT/フォノイコライザーアンプ「ATE-3011」
AIR TIGHTのブースの中でも、最もユニークなアイデアを盛り込んだ製品として注目を集めたのが、フォノイコライザー「ATE-3011」だ。AIR TIGHTといえば、基本的にMCカートリッジはトランスで受けることを前提としているため、そもそも入力はMMしか対応しないという点はこれまでと共通だが、可変としたイコライザーカーブの採用などこれまでのAIR TIGHTにはなかった機能が盛り込まれている。
フロントパネルには視認性の高いインジケーターを装備しており、向かって左がターンオーバーで、右がロールオフ。それぞれ、NAB、RIAA、AES、FFRR、FlATの5項目を用意しており、配列はカーブのイメージが付きやすいように数値順に配列。基本は5つのカーブへの対応だが、これらを組み合わせることでさまざまなカーブを作りだすことができる点もユニークだ。 イコライジングを行わないFLATの装備は、SP盤の再生を想定したもの。蓄音器等でSPを聴く場合は針圧におよそ100gをかけるケースもあり、盤面に対するダメージが多いと言われてる。「レコードは今後に残すべき貴重な文化遺産」というのがAIR TIGHTの考え方で、その意味でも軽針圧でSPを再生することは重要と話す。
ATE-3011のリアパネル。ユニークなのは、出力に設けられた「MONO OUT」という端子
そしてもうひとつ、他にはない機能として注目したいのが、モノラル出力をする際のその方法だ。ATE-3011は全部で2系統の出力を持つが、その他にひとつ「MONO OUT」という端子が装備されている。これは、左ch側の信号をパラレルで出力する使用となっており、モノラルのレコードを再生する場合などに出力を左chとMONO OUTというように接続して使用するものだ。※接続方法は写真を参照
MONO OUTは左ch側の信号をパラレルで出力。これにより、大きなセッティングを変更することなく、出力切り換えのみでモノラル再生を可能とする
こうした特徴的な機能を盛り込んだ理由についてAIR TIGHTは「音楽、それもレコードが好きなユーザーであれば、全てのレコードをきちんと再生したいというのは自然なことです。特にイコライザーカーブに関してはさまざまな説があり、正解がどこにあるのか、というのは公に言えることではありません。ただし、ユーザーの方が最も納得の行く形でレコードのまた違った魅力を体験いただければ、という私どもの思いから今回採用へと踏み切っております」と話す。
ブランドバッジも新たなものの採用する予定で進められている
実はこのATE-3011は、昨年のMunich HIGH ENDでも先日発売となったプリアンプのATC-5と共に発表されていた(当時はまだ型番としてはそれぞれATE-X、ATC-1Xと発表されていた)。当初、予定としてはATE-3011を先にリリースする予定だったが、ATC-5のフォノイコライザーを最終的に決定する際、ATE-3011に搭載予定だった中身を一部搭載したそうだ。その結果ATC-5は大きな好評を持って市場に迎えられたが、AIR TIGHTの技術陣は「単体機である以上、ATC-5を凌駕するサウンドにしなければならない」とこのATE-3011の開発を進めてきたという。
ATE-3011の内部。時間をかけて当初の予定から大幅に改良を加えながら、開発が進められている
結果としてその発売時期は2018年年末頃と大きくずれ込む形となったが、そのクオリティは確かなものとなったと自信を覗かせる。例えば内部を見てみると、より脚色のない音を実現するために電解コンデンサーレスとするべくEPCOSの大型のPPフィルムコンデンサーを新たに採用したことや、内部配線やシールド、ビスひとつにいたるまでを徹底的に吟味を重ねていることが見て取れる。最終的に出てくるサウンドは歴代AIR TIGHTのなかでも最高峰を目指し、鋭意開発が進められているそうだ。
随所にユニークなアイデアと、AIR TIGHTの確かな技術を盛り込んだATE-3011は、その発売が近づくにつれ、世界各国のメディアでの注目も高まっている。
■パワーアンプ「ATM-300R」
AIR TIGHT「ATM-300R」
HIGH ENDには間に合わなかったものの、その際にもうひとつの新製品としてアナウンスされていたのが、出力管に300Bを採用したパワーアンプ「ATM-300R」だ。
本機はAIR TIGHTの創立30周年を記念して発売された「ATM-300 Anniversary」(2016年)の好評を受け、レギュラーモデルとしてさらにブラッシュアップされたパワーアンプだ。トランスの一次側からの帰還構成を採用する点など基本設計は踏襲しているが、内部の進化は大きい。例えば、本機のコアパーツとなるトランスとチョークコイルには、新たに日本国内でハンドメイドされるものへと変更。そのハンドメイドの工程も非常に丁寧に行われているとのことで、「このトランスとチョークコイルが手に入ったこと自体が貴重」だという。
ATM-300Rは内部を大きく変更。チョークコイルも新たなものが採用されている
ATM-300 Anniversaryと今回のATM- 300Rの内部写真を見比べるとすぐに分かるが、まず目につくのがコンデンサー類の大幅な変更だ。向かって左に採用された電解コンデンサーには、SpragueのATOMというアルミニウム電解コンデンサー6個を整然と配置。こうしたコンデンサーの変更は、よりパーツそのものの脚色のないサウンドの実現にひと役買っているようだ。
30周年記念モデルとして登場したATM-300 Anniversaryの内部
ATM-300Rの内部。ATM-300 Anniversaryからの変更点はひと目で明らかだ
また、スピーカー出力も従来は8Ωのみの出力となっていたが、ATM-300Rではあらたに4Ωの出力にも対応。組み合わせるスピーカーへの自由度をもたせている。
さらに注目は、組み合わせる300Bにバリエーションを持たせる方向で開発が進められていること。300Bそのものは真空管アンプファンのなかでもとりわけ人気が高く「銘球」とさえ称される。ATM-300 Anniversaryでは、TAKATSUKI製を採用していたが、今回はPSVANE、SOVTEK、ELECTRO HARMINX、Western Electricなどさまざまなブランドから発売される300Bを自由に組み合わせることができるようなラインアップも現在検討されているそうだ。
ATM-3011 Anniversaryも、日本はもとよりアメリカを始めざまざまな国で評価を受けていた。今回のATM-300Rも例外なく「前作を超えるクオリティ」が追求されている点は見逃せない。
AIR TIGHTの製品はひとつひとつが非常に長い間ラインアップされ続けることも大きな特徴だが、そこには開発の過程で徹底した吟味と選別を行い、妥協を排して製品を作り続けてきたというポリシーも大きく関係するだろう。今回発表されたATE-3011、ATM-300Rはいずれも、そんなAIR TIGHTらしさが存分に盛り込まれた製品となっている。
https://www.phileweb.com/news/audio/201807/04/19953.html
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AIR TIGHT(A&M) 300B シングル ステレオ アンプ ATM-300 Anniversary (創立30周年記念モデル, 在庫限り)
http://www.airtight-am.net/products/atm300an.html
880,000円(真空管込み・税別)
【ATM-300 Anniversary 仕様】
出力 : 9W+9W(歪み率5%)
使用真空管
300B x 2, 5U4GB x 1, 12BH7A x 2, 12AU7A(ECC82)x 2
全高調波歪率 1% 以下 (1kHz/1W/8Ω)
入力感度 290mV (9W/8Ω)
ダンピングファクター: 7(1kHz/1W/8Ω)
外形寸法 : 430(W)×275(D)×245(H)mm
重量 : 約24kg
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AIR TIGHT(A&M) 300B シングル ステレオ アンプ ATM-300 (在庫限り)
http://www.airtight-am.net/products/atm300.html
出力 8W + 8W
使用真空管
300B x 2, 5U4GB x 1, 12BH7A x 2, 12AU7A(ECC82)x 2
入力インピーダンス 100kΩ
寸法 430 x 275 x 245mm (W x D x H)
重量 24kg
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ATM-300WE 2010-06-12
https://digicamek.exblog.jp/14560866/
SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋) SV-91B がいなくなったのが昨年11月の終わり頃、代わりの WE300Bアンプを探していて ATM-300WE を見つけたが今年1月の終わり頃だった。
買ってはいけない 300B ダメ・アンプ _ SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋) SV-91B
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/124.html
メーカーのAIR TIGHT(エアー・タイト)社はラックスから独立した営業の三浦篤氏と設計部の石黒正美氏が1986年に設立。
価格は SV-91BオールWEタイプより少し上。
デザインは SV-91B がクラシックで質実剛健、男性的な感じ、
に対して ATM-300WE はモダーンで優雅、女性的な感じがする。
パーツはボリュームが27角100KΩAカーブ。
抵抗は理研RMカーボン、300Bカソード抵抗はデール製メタルクラッド。
フィルム・コンデンサーの一部とケミカルコンデンサーにはスプラーグ社製オレンジ・ドロップやATOMなどの高品位パーツを使用。
シャーシの底板はインシュレーターが5カ所付く鏡面仕上げの銅板。
まだ指紋一つ付いて無いので持ち上げるときは白手袋着用だ。
底板は開けてみようとする気持ちを阻むに充分な迫力があって、まだ開けてない。
この迫力の所為で、その内部や構成するパーツに殆ど関心が湧かなかった。
真空管の銘柄も今回初めて意識して見た。
c0086269_20422710.jpg
初段には双三極管12AU7(SIEMENS)をパラレル接続、
ドライバー段も双三極管12BH7A(General Electric)をパラレル接続、
出力段はWE300Bシングルという構成。
出力トランスはタムラ製F2007。
整流管はJAN 5U4GB(Philips ECG)。
c0086269_2043758.jpg
300B は直流点火、電圧増幅段は AC点火だ。
既製品の場合はキットメーカーと違い「もう少しお金を出せばグレードアップできるのですが!」と言ったエクスキューズは通用しない。
真空管もベストバランスで選択されているのではないだろうか。
さて、その音は・・・極めて普通の音。
SV-91B の様な球面波的な特徴のある音ではない。
普通の音と言っても中高音域の解像度が高く倍音が豊かで低音は引き締まり清澄な音。
他の 300Bアンプに共通する音触を持ち、しかも研ぎ澄まされた品格のある音だ。
「世の所謂「91B型」300Bシングルは何故オリジナルとこんなに音が違うのだろう、という疑問から SV-91B の開発はスタートしました。」という SV-91B は WE300B の音というより 91B の音であり、むしろ ATM-300WE の普通の音こそ WE300B の音のような気がする。
まだまだ WE300B が無くなるなど誰も考え無かった2007年の製品だ。
WE300B が市場から消えた今、新品の ATM-300WE を求めることは出来ない。
中古で現れたのも『縁』『出会い』だろう。
聴いて直ぐリファレンスアンプに決定した。
https://digicamek.exblog.jp/14560866/
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価格.com - AIR TIGHT ATM-300 nambuさんのレビュー
『良いアンプではあるけれど、見えないところに問題がある』
2016年12月3日 11:25 [980579-2]
いままでに多極管アンプを主に聴いてきましたので、三極管アンプの繊細さにすっかり参ってしまいました。それでいて押し出しの良い太い音が出てくる点はトランジスターアンプにはないものだと思います。タムラの出力トランスは一部ではニュートラルで詰まらない音であるように言われていますが、本機では艶やかで太い奥行きのある音が出てきます。内部を覗くとフックアップワイヤー(多分ベルデン製)のずいぶん細いこと。シールド線も細いものが長々と引き回されています。これでどうしてこのような音が出てくるのか不思議です。これは製作者の長年のノウハウなのでしょう。
私の場合、金銭上の都合から初段にRCAの12AU7A、次段にGEの12BH7A、出力管にWEの90年代の復刻300B、整流管にシルヴァニアの274Bを換装してみました。付属のロシア管もなかなか優秀ですが、エージングが足りないせいもあるのでしょうが、換装後の組み合わせの方が好みでした。
このアンプはデザイン的に素晴らしく、がっしりと出来ています。端子類が天板についていますので、調整の時には手前を上げれば、裏板を外すことができます。そのためかハムバランサーの調整を裏側からするようになっているのでしょうが、私のようにスピーカー端子にYラグを使用していると引っかかって、それが出来ません。全部ひっくり返して調整するしかありません。この点は上部から調整できるようにするべきでしょう。また、銅製の裏板が小さすぎてこれを留めるビスの頭の端の部分でしかとめることが出来ません。
また、このアンプの高級品らしくない点は、電源スイッチにミヤマのスライドスイッチDS-670Kという3A125V.AC、1A250V.ACという190円ほどの安いスイッチが使用されていることです。このスイッチはスライドスイッチですが、内部はロッカースイッチのような構造になっているのでオン・オフを繰り返すことで接点をクリーニングする仕組みにはなっていません。しかも3Aはどうみても容量が小さすぎます。そのため、数ヶ月もしないうちに接点が焼き付いてきます。私の場合、これをバラしてみた結果、接点が黒いススのようなもので覆われていて、接点の金属が少々溶融していました。これは電源をオンにした時のことしか考慮していないのではと思えます。整流管式のアンプの場合、オンの後でB電源が徐々に増加していくのでそれほど電源スイッチに負担がかからないのかも知れませんが、オフの時には電極間で意外と高電圧が生じ、スパークが飛ぶものと思われます。オフの時には徐々に電流が減少せず、いきなり切れるからです。これにスイッチが耐えられなかったのではないでしょうか。いずれにしても、音質的には高域がきつくなり、低域が弾まず、楽しく音楽を聴けなくなります。
高級品で裏蓋や電源スイッチなどの外側からは見えない所に手を抜いているところが残念です。このアンプを聴いて音が悪くなったような気がした時には電源スイッチを疑った方が良いかも知れません。
その点が星ー1になった理由です。
http://review.kakaku.com/review/K0000423081/ReviewCD=980579/#tab
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AIR TIGHT(A&M) ATM-300 Anniversary TA-300B/WE-300B音質テスト
2017年10月 逸品館代表 清原裕介
https://www.ippinkan.com/atm300anniversary.htm
2016年8月、大阪高槻市に所在する「A&Mエイ・アンド・エム」から、AIR TIGHT(エアータイト)ブランド30周年記念限定モデル「ATM-300 Anniversary 880,000円(真空管込み・税別)」が発売されました。
このモデルは、WE300B(ウェスタン エレクトリック 300B)を搭載するシングル増幅方式パワーアンプ「ATM-300」の後継モデルで、出力管に国産・高槻電器工業製の国産真空管「TA-300B」を採用し、この真空管の性能を活かすため、300Bのプレート(トランスの1次側)からのフィードバックによる帰還構成を採用したことが最大の特徴となっています。
また最適化された新規電源トランスをはじめ、チョークコイルを新調し、基板サブシャーシには肉厚の純銅レザーカットの採用に食加え、信号回路の要となる結合コンデンサーにはオイルコンデンサーを使うなど、徹底した高音質化が計られています。
AIR TIGHT (エアタイト) ATM-300 Anniversary メーカー希望小売 880,000円(税別) (メーカーホームページ)
ランニングコスト
・出力管 TA-300B 165,000円(ペア・税別) 推奨交換:10,000時間
・整流管 5U4G 6,000円(AIR TIGHT純正球・税別) 推奨交換:2,500-3,500時間
・ミニチュア管 12AU7×2、12BH7×2 推奨交換:5,000時間
・高槻電気工業 TA-300B
TA-300Bは、2010年に35年ぶりの国産真空管としてデビューしました。選び抜かれた素材、厳格な品質管理、国内の自社工場でひとつひとつ丁寧に組み上げられる、国産メーカーだから出来る究極の真空管クオリティを実現します。
・WE300Bとの比較
TA-300Bには、オリジナルのWE-300Bには施されていない「金メッキ」が脚に使われるなど、そもそも「オリジナルの音質」を精密に再現しようとする意図が感じられません。あくまでも、300Bを模倣した「より高品位な真空管」を目指しているのだと思います。また、WE-300Bそのものも年代によって音質や構造が異なるため「何を持ってオリジナルの300B」とするのかも明確ではありません。今回は、私が所有している88年後期(WE300Bが生産された最終品)のWE300Bと比べてみることにしました。
真空管を上から見たところです。カソードの構造や固定方法が、違っています。
球の形(ガラスの部分)もわずかに違っていますし、固定ワイヤーの数や引き回しも異なります。脚のメッキも違っています。プレートの色も違います。今回は、このTA-300BとWE-300B(88年後期製造)を比較しましたが、記憶している「PSVANE-300B」のほうが、オリジナルの音により近いと感じました。
試聴テスト
AIRBOW MNP-i5 Roon 販売価格 460,000円(税別)(現金で購入)・(カードで購入)
AIRBOW HD-DAC1 Special 販売価格 175,000円(税別)(現金で購入)・(カードで購入)
較試聴には、USB-DAC"AIRBOW HD-DAC1 Special"にAIRBOWネットワークプレーヤー「MNP-i5 Roon」をUSB接続し、標準搭載アプリ「HQ Player」を起動して、CDから取り込んだWAVファイルを「88.2kHz/24bit」にアップサンプリングして音源としました。
今回の比較試聴は、YouTube 逸品館チャンネルでもご覧いただけます。
音質テストに使ったソフト
リザ・フェルシュトマン演奏のバッハ・無伴奏バイオリンソナタ。SACDハイブリッドソフトのCD層の音声をリッピングして使いました。
録音に優れるXRCDで「ボーカルソフト」を集めたベスト盤。Vol3.から、セーラKが弾き語りで歌う「ビンセント」を聞きました。
シンセサイザーも伴奏に使われるPOPS系のソフト。アマンダさんの独特な声の太さや甘さ、シンセサイザーの音がどのように再現されるかがポイント。
アナログレコード後期の優秀録音盤がCD化されて発売されたディスク。美しい峰純子さんの歌声とジャズトリオの伴奏のマッチングが聞き所。
オーディオマニアなら誰もが知る「ノイマン+チェコフィル」の「新世界より」から、第2楽章を聞きました。
バイオリンの音は、生音と比べると高音の鋭さの再現が少し弱く感じられます。けれどそれは悪いことではなく、むしろ写真の雰囲気をより良くするために使われている「ソフトフォーカス」のように働いて、本来聞こえなくても良い刺激的な成分を上手に漉しとって、澄み切った「出汁」だけを音に残してくれるような鳴り方をします。だからリスナーは、ソフトの録音の善し悪しや、機器のセッティングの成否などに煩わされず、演奏だけに集中して音楽が聞けます。
リザ・フェルシュトマンさんは、それほど大きくないホールのステージの前縁近くに立って、リスナーはそこから少し離れた場所で演奏を聞いている雰囲気です。カメラのレンズで言うなら、ちょうど標準レンズ「55mm」の画角に収まるような感じでステージが見えます。
1〜4弦の音色の違や、バイオリンの胴に弦の音が強く共鳴した「鳴り」と弓を返したときの鋭い音の対比などが、あるがままより「少し柔らかいイメージ」で鳴っています。音質は癖がなく自然で、演奏は着色されずに伝わります。
ギターの音は少し膨らんで太くなりますが、胴の柔らかい響きと、弦の金属的な鋭さは、綺麗に分離して美しい対比を描きます。
ボーカルも口元が少し大きいですが、これはバイオリンでも感じた「輪郭の柔らかさ」が影響しているのでしょう。
音の輪郭の鋭さと定位感は比例します。例えば、テレビ映像でエッジを効かせれば、解像度は上がります。けれど、エッジを立たせすぎると「ぼけ味」がなくなって、映像の奥行きが失われます。音もそれと同じです。エッジの柔らかいATM-300Bは音のピント(定位感)が少し弱いですが、体が包み込まれるような音場の広がりと、真空管アンプらしい「艶やかさ」が演出されます。
平均的な300Bシングルのアンプと比べると、高域はややまろやかで甘い感じです。中低域はプッシュプルアンプと変わらないほどたっぷりとした量感がありますが、制動力が少し弱く低音がわずかに膨らみます。
個人的には、フォーカスがもう少しシャープな音が好きですが、こういう柔らかな音を求める方が多いでしょう。
生演奏を彷彿とさせるとは言いませんが、目を閉じれば生演奏を聞いている雰囲気は十分に醸し出されます。
エレキ・ギターのアンプは、未だに真空管が主流ですが、それは「真空管の生み出す響き」がギターの音をより良くするために欠かせないからです。同じ理由で、ATM-300B Anniversaryは、シンセサイザーの音を生楽器のように柔らかく、ムードのある響きで包み込みます。物理的な共鳴部を持たない、引き締まった響きのシンセサイザーの音にこのアンプは実に良くマッチします。
ボーカルはこの曲では、センターにびしっと定位しています。
「合いの手」のように入る木製のパーカッションの音は、シンセサイザーと綺麗に分離し、叩いている木の材質や場所が特定出来そうなほどリアルに鳴ります。
ただし、EAR V12やAIRBOW Stingray Ultimateと比べると、高域の立ち上がりが遅めなので、抑揚の大きさや感情の「ハットするような表現力」では、それらに及びません。ややナローなレンジで、上手くまとめられた音です。
ピアノの音は打鍵音(アタック)が少し不明瞭ですが、奏者のタッチの違いはしっかり聞き取れます。
ピアノの音色は真空管・300Bのシングルアンプらしく、透明で豊かな色彩感で再現され、グランドピアノらしい「ゴージャス」な雰囲気がうまく出ます。
ボーカルも子音がやや不明瞭ですが、リップノイズやブレスはきちんと聞こえるので、唇の動く感じ、ぬれている艶っぽさは、上手く醸し出されます。
私はもう少し高域が聞こえないところまで真っ直ぐに伸びている音が好きですが、こういう「柔らかい音」を望まれる方が一般的です。逆に最高域まで音が伸びると、それに比例してセッティングがどんどん難しくなって行くので、こういう音の方がコントロールしやすいのも事実です。
生演奏の現場を目標とするのではなく、オーディオがそれをさらに心地よく再演奏するものだとするなら、300Bに「上品さ」を求められるなら、このアンプの音をとても気に入られると思います。
低音が良く出るので、ティンパニーが小さくならず原寸大のイメージで鳴ります。
イントロ部分の「静寂なイメージ」は上手く出ます。また、ホールの暖かい響きの再現も得意分野です。
金管楽器と木管楽器の音色の違い、バイオリンとコントラバスの音色の違いも、綺麗に再現されそれぞれの楽器の音が分離しながら、美しいハーモニーを奏でる様子が手に取るように分かります。
気になったのは、EARやAIRBOWで聞くと「バーツラフ・ノイマンの存在感」がとても強く、奏者の緊張感まで伝わるのに、ATM-300Bだとそういう「表現の強さ」があまり伝わってこないことです。
この曲は、ホールで聞く生演奏とほとんど変わらない雰囲気で上手く鳴りますが、すべての音は薄いオブラートにくるまれて、苦さや辛さは消えています。欠点や傷は露呈させない。そういう傾向が感じられました。
再現される演奏に「厳しさ」まで求めるなら、このアンプは合わないかも知れません。
気になっていた高域のレンジの狭さが解決して、バイオリンの音がスッキリと伸びました。輪郭がハッキリしたことで、バイオリニストの「指使い」までもが明確に伝わるようになります。
TA-300Bでは少し離れた位置から全体をややぼんやりと見ているようなイメージでしたが、Western 300Bだとホールの透明感が大きく向上し、見たいところがクッキリと見渡せるようなイメージになります。
弱音部のデリケートな響きの再現性が向上し、演奏に深みが出ます。
音質的な差はわずかですが、雰囲気の深さ、情緒の細やかさ、静寂感が変わりました。
ギターの胴鳴りの膨らみが抑えられ、音像が引き締まりました。ギターの弦をリリースした瞬間の断弦音も明瞭です。本来はこういう「避けられないノイズ」も計算して演奏に取り入れられているので、やはり隅々まで聞こえる方が臨場感は高まります。けれど、そこまでのリアルさ(生っぽさ)を求めないのであれば、TA-300Bの柔らかな音に魅力を感じられるでしょう。
輪郭の再現性が向上したことで、全体像がクッキリと再現され、ミュージシャンの表現したい部分がより正確に、深みをもって再現されるようになりました。セーラKさんの発音も、英語らしく子音がクッキリとしてきました。
パッと聞くと中低音の量感が減った用にも感じるのですが、じっくり聞くと高域が伸びただけで、中低音が減っているのではないことに気がつきます。球を変えてもATM-300 Anniversaryのシングルとは思えない、豊かな中低音は変わりません。
TA-300Bでは感じられなかった「響きの揺らぎ」が再現されますが、響きの豊かさは少し減ったようです。
ボーカルは、余計な脂気や艶が取れましたが、あっさりしすぎるような感じもします。また、少し音が重く、暗いようにも感じます。
この曲では、TA-300Bの響きの豊かさ、メリハリの強さが、WE300Bよりもマッチしていたように思います。
ピアノは高域が伸びて、スタインウェイのような硬質で美しい響きに変わりました。
ボーカルも高域が伸びて、口元がきりりと引き締まり、ピアノとボーカルの寄り添うような雰囲気も俄然濃くなりました。
TA-300Bで聞くこの曲は、ホテルのバーやエントランスで演奏を聞いているカジュアルな雰囲気。WE-300Bで聞くと、それが本格的なJAZZクラブで熟練の演奏を聞いている雰囲気に変わります。
WE-300Bの音が「本来の音」にはより近いと思いますが、TA-300Bの「演出」もなかなかだと思いました。
イントロ部分での静寂感が深まりましたが、やはり響きは少し減ったように感じられます。弦楽器の解像度感もTA-300Bの方が高かったように思います。けれど、音が重なった部分の「スケールの精密さ」では、WE-300BがTA-300Bを上回ります。この曲本来の「精緻なイメージの再現性」では、WE-300Bに部があるように感じます。
TA-300Bでは「指揮者の存在感が薄い」と感じましたが、真空管をWE-300Bに変えても、まだ「指揮者の存在感」はやや希薄です。それはATM-300B Anniversaryのアンプ本来のダイナミックレンジに限界があるから、つまり最高域が抜けきっていないからです。だから音色は綺麗ですが、服の上から背中を掻かれているような、少し物足りない感じ、もう少し刺激が強くあって欲しい感じが、私には感じられます。
ATM-300 Anniversaryは、「日本的な音」のアンプです。
https://www.ippinkan.com/atm300anniversary.htm
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