http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/744.html
Tweet |
(回答先: 朝鮮総連と日本共産党は最初は一体だった 投稿者 中川隆 日時 2019 年 8 月 17 日 23:57:45)
日本の左翼は今でも地道な政治活動を続けている
2019年12月05日
地方議員で生き延びる左翼分子 / 国家破壊は地元から(後編)
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68790018.html
札付きの極左議員が誕生した
前編で話がだいぶ逸れたので、元に戻す。アメリカの左翼と同じく、日本でも左翼は地道な政治活動を続け、何年かかろうとも、現体制打倒の野心を捨てることはない。一般の保守派国民は国会議員ばかりに焦点を当てるが、地方議員にこそ危険な要素が隠れている。例えば、杉並区で区議会議員になった洞口朋子(ほらぐち・とみこ / 30歳)は、超A級の極左分子だ。彼女は今年(2019年)の区議会選挙に出馬し、第1位当選の6,003票には遠く及ばないが、3,275票を獲得し、定数48名の中で第18位となって当選を果たした。(安藤健二 「洞口朋子さん、杉並区議に初当選。中核派としてYouTubeなどに露出していた」、『ハッフィントン・ポスト』、2019年4月22日)
Horaguchi 1(左 / 洞口朋子 )
ところが、この新人議員たる洞口朋子は、何と「中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)」の出身である。梅小鉢さんのモノマネじゃないけど、“安めぐみ”を真似て「へぇぇぇ〜」と驚いてしまうじゃないか。1960年代から70年代に学生運動をしていたオッちゃん、オバちゃんが聞けば、「あぁ、懐かしいなぁ〜」と呟いてしまうが、現在の大学生だと、「何っ、それ?」と訊いてしまうだろう。今の若者じゃ、「革マル派」と「中核派」の違いなど分からないし、「聞いたことがない」と答える人が大半だろう。「中核派」は二大新左翼の一つで、世界共産主義革命を実現するためには暴力行為も辞さない、バリバリの武闘派。信じられないけど、プロレタリアによる独裁政権を目指す。今時の女子高生だと、「プロレタリアって、渋谷にある外資系のお店?」って言いそうだけど、「プロレタリアート(proletariat)」なる用語は、「これといった財産を持たない賃金労働者階級の人間」を意味し、一般的には「無産階級」とも呼ばれている。要するに、「子供以外の財産を持たない貧乏人」のことで、資本家にこき使われる日傭い人夫に近い。
1960年代から70年代と言えば、日本でも左翼の黄金期。小田実(おだ・まこと)なんか「ベ平連」を作って「ベトナム戦争反対 ! アメリカの帝国主義を打倒せよ!」と叫んでいた。歐米の反戦運動に刺戟を受けた日本人左翼は、成田闘争や沖縄返還闘争、東大安田講堂占拠、安保闘争、渋谷暴動事件をやらかして大はしゃぎ。常識人から見れば、愚劣なテロ行為に過ぎないが、やっている本人にしてみれば、生き甲斐となる革命闘争だった。スポーツでエネルギーを発散すればいいのに、極左集団というのはジムに通わず、街頭で暴れるのが大好き。1984年には「人民革命軍」が火炎放射器を持ち出し、自民党本部を襲撃して放火事件を起こした。1986年に東京サミットが開かれると、中核派の連中は迎賓館に迫撃砲を撃ち込む始末。これじゃあ、「東京」はベトナム風に「トンキン」と呼ばれてしまうだろう。現在でも中核派は約4,700名ほど存在するというが、その実態がどうなのか、一般国民の我々にはよく分からない。たぶん、ロシアや支那、北鮮の工作機関も「利用価値は無い」と考え、資金を提供せず見放しているんじゃないか。
Left wing 1left wing 8
(左 : 街頭でアジ演説を行う左翼 / 右 : 機動隊と衝突する暴力学生 )
それにしても、新人議員の洞口は筋金入りの極左だ。何しろ、本人自ら「職業革命家」で「中核派の活動家」と公表しているんだから凄い。彼女の父親も中核派だったというから、“世襲過激派”となる訳で、北鮮の金王朝と似ている。宮城県仙台市に生まれた左翼2世は、中学生だった2003年にイラク戦争に反対するデモ行進に参加したそうだ。中学生で既に「札付きのアカ」なんて、まるでチャウシェスクに忠誠を誓っていたルーマニアの子供みたい。(独裁者のニコライ・チャウシェスクが君臨していた時代、赤いスカーフを首に巻いた幼い子供達は、「母国の鷹<Soimii Patriei>」と呼ばれていた。今では懐かしいけど、これは『毛沢東語録』を掲げて「造反有理」を叫んでいた支那の紅衛兵と同じだ。「ぞうはんゆうり」を知りたい人は社会科の先生に訊いてね。日教組のベテラン教師になると、目を輝かせて教えてくれるから。) 法政大学に進むと「学生自治闘争」に熱中し、在学中の2010年、過激な左翼活動が原因で無期停学処分を受ける。懲りない左翼娘は、2015年、安保法制反対の旗を掲げて国会前に陣取った。さらに、YouTubeで「前進チャンネル」を作り、自らキャスターを務めていたというから、まさしく「職業左翼」だ。
Rumanian children 2Red Guards 3
(左 : チャウシェスク時代のルーマニア人の子供達 / 右 : 紅衛兵の支那人 )
中核派の「前進社」に属していた洞口氏にとって、左翼分子を取り締まる日本政府や国家権力を象徴する天皇制、さらに労働者を搾取する資本家は、打倒すべき巨悪の根源で、その手下となっている警察や公安は天敵に等しい。彼女は革命勢力を監視する公安当局を憎み、いつか権力を用いて潰してやろうと考えていたそうだ。警察機構に対する彼女の恨みは相当深く、実際、洞口氏は二度逮捕されている。(ただし、二回とも不起訴。) 世間の常識人は「一体、どんな家庭教育を受けたんだ?」と訝しむが、父親が中核派なんだから、大体の見当はつく。洞口氏の談話によれば、自宅で読むのは「朝日新聞」と「前進(中核派の機関紙)」であったという。笑っちゃうけど、「やっぱりねぇ〜」と納得が行く。(ちなみに、カール・マルクス以外で愛読するのは、松本清張の小説であるそうだ。さぁぁ〜すが、極左娘は娯楽作品も左巻きだ。ご存じの通り、清張は有名な共産党支持者。やはり、幼年時代が貧しく、印刷工になっても貧乏で、徴兵されれば一等兵。復員して朝日新聞に戻ってくるが、そこでも下働きの貧乏生活じゃぁ、グレちゃうよねぇ〜。) 反日思想に凝り固まった家庭だと、購読するのは濃厚な毒を含む『赤旗』か、その毒をやや薄めた『朝日新聞』と相場が決まっている。メディア業界では、『朝日新聞』が『しんぶん赤旗』の姉妹版というか、表だって共産党を支援できない家庭が購入する大衆版で、『毎日新聞』は朝日に追従する「豆新聞」となっている。ちなみに、『日本経済新聞』は、財務省御用達の民間版「官報」となっていた。
洞口氏は小学生の時、書道教室に通っていたそうで、時折、家から新聞紙を持って行くことがあったという。ところがある日、彼女は何気なく『前進』を手に取ってしまい、そのまま教室に持って行ってしまったそうだ。そして、意識せずに先生が見ている前で新聞を広げたら、紙面には「天皇制粉砕」という文字が書かれていたから、さあ大変。書道の先生はびっくり仰天。先生は何とも言えず、ただ唸ってしまったそうだ。そりゃそうだろう。子供がもってくる新聞なのに、極左陣営の檄文が印刷されているんだから、死角からのブラジリアン・キックを喰らったような衝撃だ。保守的な先生だと「この子は・・・」と気まずくなるじゃないか。こんな洞口氏だが、少女時代には「将来、保育師になりたい」と思っていたそうだ。(櫻田進ノ介 「普通の子だった私が中核派になった理由」 BizSpa! 2019年7月4日) 誰にでも職業選択の自由はあるけど、彼女のような人物が保母を目指すなんて・・・。考えただけでも恐ろしい。
左翼というのは他人の金銭(ゼニ)で生きるのがモットー。自分で汗水垂らし、自分の貯金で政治活動に邁進するなんて、ほとんどないし、もし居たとしてもごく稀だ。大抵の左翼は気楽な公務員を目指す。民間企業と違って、役所の採用試験や職場では、政治的思想や過去の素行が調査されることはない。一旦就職してしまえばねこっちのもの。クビになることは滅多にないし、たとえ残業があってもタンマリと手当がつく。上司から失敗や怠慢を咎められても、社会党や共産党、公明党の仲間が助けてくれるし、能無し職員を保護する法令や組織が整っているから心配無用。殺人や窃盗、痴漢などを犯さなければ、定年まで安泰で、退職すれば潤沢な恩給で悠々自適の老後を送ることができる。まさに役人天国、倒産無しの親方日の丸だ。
Left wing 2left wing 3
(写真 / 労働デモに参加する労働者)
生活に困った職業左翼は、今さら市役所に就職とは行かないが、地方議員なら少しは可能性が残っている。町や村の議員といっても、政治家になればちゃんと給料をもらえるし、革命の下準備にもなるから一石二鳥だ。「皇室撲滅」だって政治活動の一つだから、遠慮なく「日本を人民共和国にしまぁぁ〜す !」と公言できるし、既存の法律を変えたり、新たな法律を作ることで、間接的に皇室を締め上げることだって不可能じゃない。洞口氏は暴力革命を夢見ているが、現実の厳しさを分かっているので、表面的にはブラック企業の問題とか貧困女性の支援、労働環境の改善などを口にし、真っ赤な頭と腹黒い本性を隠す。政治家になれば、非課税の公金を貰いながら本当にやりたい裏稼業に専念できるし、一般人のときには持てなかった公権力を手にできるから、ワクワクするほど嬉しい。
とりわけ、議員報酬は魅力的だ。当選前、職業革命家の洞口氏は、年収200万円以下のワーキング・プアであったという。それが、杉並区の区議会議員になった途端、月額59万9300円の給料が貰えるのだ。東京都の区議会議員が手にする平均年収は、730万円から965万円くらいだというが、杉並区は低い方で、23区中22位の低さになっている。一番高いのは江戸川区で、月額62万1000円で、次に足立区の61万9000円、三位は葛飾区の61万8000円となっている。(低所得者が多く住む地区なのに、議員報酬だけは一番高いなんて奇妙である。) こうした月収に加え、議員には政務活動費が支給され、年間約192万円が手渡されるそうだ。さらに、ボーナスが上乗せされるから、低賃金労働者上がりの左翼には堪らない。杉並区の議員だと、ボーナスは年間296万円くらい貰えるそうだ。
左翼勢力にとって、デモクラシーは実に便利な政治体制である。庶民が平等に一票を有し、無責任のまま代議士を選ぶことができる。大衆参加政治ともなれば、多数派は平均以下の知能しか持たないし、選ばれる議員だって同じ知的水準だ。大衆は自分の行動がどんな結果を生み出すか分からないし、自分の投票が自分の損害に繋がる事さえ気づかない。例えば、冷戦時代に多くの労働者が社会党や共産党の口車に乗って、革新議員に投票していたけど、一般の支持者は自宅にミサイルが落ちてくるとか、会社が国有化され農奴のような生活になるとは思ってもみなかった。共産圏の一般国民なんか、ゾッとするような生活を強いられていた。例えば、たった一握りの肉を買うために、雪の中で長時間列に並び、棚に並んだ肉をやっと手にしたら、ドス黒く変色している、なんて珍しくない。ちょっとしたお金を稼ぐため、こっそりと裏売春をする女性だっていたのだ。
日本の左翼支持者は本当に脳天気だった。例えば、「頑張ってぇぇ〜、おタカさぁぁ〜んと」支援した社会党の土井たか子が北鮮の協力者で、特殊工作員が日本の女子供を拉致しているとは知らなかったから、左翼議員は勤労者の味方だと思っていた。おそらく、被害者家族となった支持者の中には、まさか自分の子供が工作員に攫われるとは思っていなかったはずである。つまり、革新陣営を支持していた平民は、左翼議員がどんな思想を持っているのか、また、どんな外交を裏で行っているのか、全くと言ってもいいほど知らずに、目先の利益に釣られて投票していたのである。
Zengakuren 1Zengakuren 3
(左 : 赤ヘルの左翼分子 / 右 : 角材で機動隊に襲いかかる左翼)
一般国民とは憐れなもので、無所属の地方議員や「れいわ新選組」を支援する事が自分達の利益になると思っている。本当は、知らないうちに税金を巻き上げられ、日本社会をメチャクチャにされるだけなのに、綺麗事を並べただけの公約を信じ、「自民党を懲らしめてやれ !」と拍手喝采だ。左翼議員は洞口氏のように、「ブラック企業はけしからん ! 労働環境を改善せよ ! 企業は賃金を上げろ! 若者の雇用を増やせ ! 安心できる生活を!」と叫ぶが、実際、彼らが庶民のために行動することはない。 左翼議員は自民党と同じく、低賃金で働くアジア人労働者を歓迎し、雑多な移民を増やして自分の支持者にしようと考えている。もし、アジア移民が増えれば、賃金の上昇はなく、それどころか時給は低く抑えられ、劣悪な労働環境もそのまま。悲惨な現状が維持され、日本人社員はアジア人並に降格し、社畜としてこき使われてしまうだろう。大卒の新入社員だって出世を望めず、「いつ首を切られるか」と不安な日々を送り、定年まで「ヒラ社員」のままだ。高い給料を求める日本人の若者は就職できず、アジア人並の待遇で我慢するしかない。もし、就職氷河期が10年も続けば、コンビニのバイトでも有り難く思えてしまうだろう。
左翼議員というのは、民衆の生活水準を下げることで、革命勢力を増やそうとする。もし、一般労働者の生活が安定し、そこそこの財産を持つようになれば、誰もプロレタリア革命に振り向かない。それじゃ困る。「米よこせ !」と江戸城(宮城)に集結する貧民大衆が出現しなきゃ。絶望に打ちひしがれた人間こそ、マルキストが理想とする民衆だ。貧乏は誇りと理性を消失させ、兇暴な性格を生み出す。パンに飢えたパリの民衆は素晴らしい。ルイ16世とマリー・アントワネットを断頭台に送ったじゃないか。フランスはアナーキストやマルキストの鑑(かがみ)だ。でも、革命の指導者は豊かなブルジョア生活を楽しむ。赤い貴族はノーメンクラツゥーラ(特権階級)になりたい。赤ヘルを被った暴力学生だって、中年になれば余裕のある生活を送りたいし、不破哲三のように別荘を持ってみたいと考える。それなら、賄賂と献金で懐が温かくなる議員がいい。落選したって、議員年金が豊富なら、後の生活に困らないじゃないか。たとえ万年野党の議員だって、連続当選すれば辻元清美のように権力とお金を持てるし、裏で自民党と手を結べば、引退後の生活は安泰だ。案外、共産党議員の方が現状維持を望んでいるのかも知れない。資産を貯め込んだ左翼議員ほど、「プロレタリア革命反対! 私有財産を守れ! 警察は共産党を取り締まれ!」と叫んだりしてね。あの世で立川談志が笑っているぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68790018.html
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。