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中国中銀の馬駿委員:銀行の資本増強計画など必要−国内危機に備え
Bloomberg News
2018年12月7日 15:04 JST
中国では不動産バブルや地方政府債務、影の銀行が危機引き金の恐れ
予防措置も重要−小規模銀行に注意、フォワードガイダンス提示も
中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策委員会の馬駿委員は、金融混乱の引き金となり得る国内要因を分析した上で、危機発生時の企業の直接救済や銀行の資本増強策などを提案した。
馬委員は人民銀系の雑誌「中国金融」の微信(ウィーチャット)に掲載した論文で、中国では不動産バブルや地方政府の偶発債務、資金調達を目的とした土地売却への高い依存、シャドーバンキング(影の銀行)が主な危機の原因となる可能性があると指摘した。
馬氏はリスクの顕在化を防ぐため、予防措置を講じるべきだとも指摘。予防策は次の通り。
システミックリスクの発生において規模が小さめの銀行が果たす役割が「予想を超える可能性が非常に高く」、株式制商業銀行や都市商業銀行、農村商業銀行などに「細心の注意」
人民銀がより独立した判断ができるように中銀法を改正。フォワードガイダンスを提示
商業銀行以外の金融機関にも債券取引を認め、市場の流動性を改善する
同論文によると、企業の直接救済や小規模銀行への資本注入、市場取引に関するルール変更などの案が活用される可能性がある。
原題:China Needs Bailout, Capital Plans for Crisis Event: PBOC’s Ma(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-07/PJCPL56KLVR601?srnd=cojp-v2
華為CFO逮捕を手配の米政権、対中貿易協議へのリスク認識も断行
Jennifer Epstein
2018年12月7日 15:16 JST
米中首脳の夕食会は孟CFO逮捕とほぼ同じタイミングだった
ホワイトハウスは大統領が逮捕を事前に把握していなかったと説明
トランプ米政権はカナダ政府に要請する形で、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の最高財務責任者(CFO)逮捕を手配した。中国との貿易協議に打撃を及ぼす可能性を認識していたが、米国の法律に違反した疑いのある中国企業に厳しく対処する姿勢を示そうとした。
華為CFO逮捕のタイミングは、米中貿易摩擦を協議するためのブエノスアイレスでのトランプ大統領と中国の習近平国家主席の夕食会とほぼ重なった。
中国の習近平国家主席(左)、トランプ大統領と米代表団のメンバー(ブエノスアイレス、12月1日)フォトグラファー:Saul Loeb / AFP via Getty Images
ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は華為の孟晩舟CFOを逮捕する計画を、習主席との夕食会にトランプ大統領と同席する前の時点で知っていたと、ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)に明らかにした。ボルトン氏のインタビュー後、ホワイトハウス当局者はトランプ大統領が逮捕を事前に把握していなかったと説明し、今回の動きから大統領の切り離しを図った。
しかし、孟CFOを逮捕する計画は、トランプ大統領が習主席との夕食会に備えていた時には十分進行していた。中国当局が孟CFO逮捕と米国への引き渡しの可能性を知った今、両首脳の合意は崩壊する危険も考えられる。
孟晩舟CFO写真家:Maxim Shipenkov / EPA
孟CFOに対する今回の動きのタイミングは偶然であり、1日にカナダに入国した同CFOの旅程に左右されたと、事情に詳しい関係者1人が明らかにした。ただ、ホワイトハウスは行動を延期したり阻止したりはしなかった。
原題:Huawei CFO Arrest Pursued by U.S. Despite Risk to Xi Trade Talks(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-06/PJBUOR6JIJUP01?srnd=cojp-v2
逮捕された華為の孟CFO、将来のトップと目される「最重要幹部」
Bloomberg News
2018年12月7日 8:36 JST
「常に自信家」で極めて有能とカウンターポイントのヤン氏
父親の地位を将来的に継ぐことになるかは定かではないとされる
中国のスマートフォンメーカー、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)は、単なる企業幹部とは訳が違う。華為創業者の任正非最高経営責任者(CEO)の娘であり、将来は同社のトップに就く可能性もある。その逮捕は、すでに複雑になっている米中の対立をますますやっかいにする。
孟CFOは人民解放軍のエンジニアだった任氏と、四川省政府高官の娘である孟軍氏の間に誕生した。任氏は1987年に華為を設立し、その後30年間で同社をスマートフォンと通信機器で国内最大手の企業に成長させた。
華為の孟晩舟CFO撮影:Maxim Shipenkov / EPA
孟CFOは約20年前に華為に入社。販売展示会の手伝いなどから始まり、次第に経営陣の中でも中心的な存在となった。ただ、将来的に父親の地位を継ぐことになるのかは依然定かではないという。一族の富と人脈がありながらも、ハーバード大学で学んだバレリーナの妹とは違い、社交界の付き合いは控えている。
テクノロジー市場を分析するカウンターポイント・リサーチの調査ディレクター、ジェームズ・ヤン氏は公開イベントで孟CFOと知り合った。「常に自信家」で極めて有能だと同CFOを評し、逮捕と制裁の恐れが華為にとって大きなリスクだが、それは孟CFOが極めて重要な幹部だからでもあると指摘した。
任氏は2013年に社内向けの電子メールで、親族がCEOを継ぐ可能性を強く否定。中国オンラインニュースの新浪科技によると、任氏は後継者として必要な資質を挙げた後で、「親族の誰もこれらの資質を持ち合わせていない。後継者の序列には決して入らない」と記した。
任氏は11年12月、がんの手術を過去8年間に2回受けたことを社員に明らかにした上で、上級幹部に同社を率いる準備をさせるローテーション制度を発表。CEOのローテーション制度を採用するなどしていた。
原題:Huawei’s Arrested CFO Rose Through Ranks Despite Father’s Rebuke(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-07/PJCMQA6JIJUP01?srnd=cojp-v2
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