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嘘の泥沼の中で嘘をはき続けるイギリス政府
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2018.09.06 櫻井ジャーナル
イギリスのソールズベリーで3月4日にあったとされている神経ガス「ノビチョク(初心者)」による攻撃に関する新たな声明をテレサ・メイ首相は発表したが、本ブログで繰り返し書いてきたが、実際にそうした攻撃があったことを示す証拠はない。
ノビチョクの毒性は別の神経ガス「VX」の10倍だと言われている。VXガスの致死量は体重70キログラムの男性で10ミリグラムと言われているので、単純に考えるとノビチョクは1ミリグラムにすぎない。本当に攻撃のターゲットになったなら、死亡する可能性が極めて高いだろうが、ターゲットになったというセルゲイ・スクリパリとユリア・スクリパリの親子は退院、ユリアは元気な姿をロイター取材陣に見せ、そのときの映像が流された。(記事、映像)
メイ政権はGRU(ロシア軍の情報機関)のエージェントふたりを容疑者だと主張、その映像を公表したのだが、そのスナップショットが奇妙だと話題になっている。ふたりが同じ通路の同じ場所で撮影されたスナップショットをロンドン警視庁はアップロードしているのだが、2枚とも撮影されたのは2018年3月2日16時22分43秒ということになっている。同時に撮影されたということになるが、写真にはそれぞれひとりずつしか写っていないのだ。
アメリカ政府と同様、イギリス政府も明らかな偽情報を口実にしてロシアを「制裁」している。両国とも嘘を取り繕うために新たな嘘をつくことを強いられているが、限られた嘘を繰り返さざるをえないという事情もあるのだろう。
ちなみに、セルゲイはGRUの元大佐で、スペインに赴任中の1995年にイギリスの情報機関MI6に雇われ、99年に退役するまでイギリスのスパイとして働いていた。そうした事実が退役後に発覚して2004年12月にロシアで逮捕され、06年には懲役13年が言い渡されているが、10年7月にスパイ交換で釈放され、それからはソールズベリーで生活していた。本人もイギリスの当局も命を狙われるような状況にはないと判断していたようで、本名で生活していた。娘のユリアは2014年にロシアへ戻っている。
3月4日直後から元ウズベキスタン駐在イギリス大使のクレイグ・マリーは、イギリス軍の化学兵器研究機関であるポート・ダウンの科学者は使われた神経ガスがロシアで製造されたものだと特定できなかったと語っていた。ポートン・ダウンにあるDSTL(国防科学技術研究所)のチーフ・イグゼクティブであるゲイリー・エイケンヘッドもスカイ・ニューズの取材でマリーと同じ説明をしている。
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