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中国に迫るハードランディングの危険(ダイヤモンド・オンライン)
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/719.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 1 月 25 日 11:19:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

中国に迫るハードランディングの危険
https://diamond.jp/articles/-/191952
2019.1.25 The Wall Street Journal  ダイヤモンド・オンライン


Photo:Reuters


――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 

***

 中国経済は長らく懸念されてきた「ハードランディング」のリスクにさらされている。ハードランディングとなれば、成長の急減速が雇用に打撃を及ぼし、世界の債券・外為市場に大きな問題をもたらしかねない。

 原因となるのは、トランプ米政権が信じたがるような米国の貿易圧力ではない。中国政府が自ら「シャドーファイナンス(影の金融)」を締め付け過ぎたことが原因だ。民間部門の借り手はしばしば銀行融資を取り付けるのに苦心するが、政府は代替の融資経路を整えることなく取り締まりを強化した。その結果、中国人民銀行(中央銀行)は9カ月にわたり大規模な緩和を実施したにもかかわらず、信用拡大の減速には歯止めが掛からないままだ。こうした傾向が近く反転しない限り、卸売物価指数(PPI)はマイナスに陥りかねず、多額の債務を抱える産業部門が大きな問題に見舞われる恐れがある。

 シャドーバンキング(影の銀行)の急速な広がりは、2010年以降に国有化が進んだ銀行システムにとって必要悪とも言える副産物だった。民間企業は中国経済の約3分の2を占めるが、新たな融資案件に占める比率は3分の1にとどまる。企業が融資を求めて続々と裏の経路へ向かったのも不思議ではない。

 このため、昨年のシャドーバンキングの取り締まりは融資の滞りにつながった。銀行システムの流動性は潤沢とはいえ、国有銀行は依然として、融資を求める企業には資金を振り向けず、代わりに金融システムを流動性で溢(あふ)れさせている。中国のインターバンク市場は10-12月期の回転率が前年同期から21%上昇した。

 過去の緩和サイクルでは、人民銀は指標金利の引き下げや市中銀行から強制的に預かる準備預金の縮小といった措置を取ることが多く、そうした措置を打ち出した数カ月後には企業や家計の借り入れが増加した。だが、今回は違う。預金準備率を数回にわたって大幅に引き下げ、銀行間金利も大きく引き下げたにもかかわらず、非金融系の融資は差し引きで12月の伸び率が9.8%に鈍化した。これは過去10年余りで最低の伸びだ。

 別の言い方をすれば、銀行システムの流動性はここ1年で約2割拡大した一方、融資の純増率は3割ほど縮小したことになる。その理由は明らかだ。影の金融の融資残高が2018年に10%も減少し、記録にある限りでは突出した急減となったためだ。

 規制当局は問題を認識している。中小企業への銀行融資を後押しするため、現在は人民銀の新たな貸出制度を導入しつつある。これに加え、経済にはまだいくらか衝撃を吸収する余地がある。インフラ投資は再び拡大している。消費者は苦闘しているが、大きく報じられるほどではない。

 いずれの防波堤も数年前ほど強力ではない。消費者は以前より負債を抱えている上、簿外融資によるインフラ投資を抑制する措置は引き続き投資を圧迫している。不動産市場が崩壊すれば、中国は深刻な状況に陥るだろう。

 中国の非効率な金融システムは以前から「手術」を必要としていた。ただし、適切な移植を準備することなく影の銀行システムを摘出すれば、規制当局は患者を死なせてしまうリスクを冒すことになる。

(The Wall Street Journal/Nathaniel Taplin)


















 

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コメント
1. 赤かぶ[3327] kNSCqYLU 2019年1月25日 11:20:07 : foLi271siw : Gk_qr4u6MEE[1793] 報告


2. 赤かぶ[3328] kNSCqYLU 2019年1月25日 11:20:46 : foLi271siw : Gk_qr4u6MEE[1794] 報告


3. 2019年1月25日 12:27:54 : ioi7C6Azq2 : xSYYRQ2mbpA[144] 報告
現状を維持すれば、バブル破壊時の衝撃はどんどん増す。先延ばしも解決にはならないが、日本のように、究極の先延ばしである財政赤字を膨らませるしかない。それでも不動産バブルははじける。
4. 2019年1月25日 12:37:42 : hE3PRSoheQ : ovZkxQYei0s[229] 報告
 
 日本の30年前の バブル崩壊が やってくるのは確かだが

 ハードランディングか? 日本型 低迷時代に入るのかは 不明だね〜〜
 
 ===

 中国は 世界一の外貨を持っているわけだから 国内がどうなろうと 体外的には何も起こらない?
 

5. 2019年1月25日 17:35:08 : mrlI2OpSis : HM1TbK7kgrY[183] 報告
よその国のことを心配するより自分の国ことを心配した方がいいと思います。経済が落ち込むばかり、収入まで韓国より下になってきた日本。
6. 2019年1月25日 18:50:06 : GEghoU8ESk : rJh5gRUDE7o[2] 報告

  一番経済が安定するのは中国の傘下に成ることでは・・・。


  馬鹿な国民が望んでいるのであれば。


  ・・・。

7. 知的上級者さん[25] km2TSY_ji4mO0oKzgvE 2019年1月25日 20:54:27 : VTH59AY6XQ : 38S4z9l9TcA[38] 報告
>>5
だよね
阿修羅では日本の金融危機を語るのはタブーなのかな
日銀が逝っちゃうかも知れないというときに中国の心配をしている場合ではない

中国は通貨発行権はあるわ、通貨はゴールドの裏付けはあるわ
外資を規制して自国企業を守っているわで
そんな国を破綻寸前の日本が心配するとかアホ過ぎ

8. 2019年1月25日 23:44:14 : vnnuZ7zbbQ : EkuSlQTHKwA[1] 報告
EV(電気自動車)は 何でもって走る車ですか?
  搭載されたバッテリーに充電し, その電気で走行する。
確かに, 建前はね。
でも実態は 政府(地方自治体)からの補助金(免税)で走っているのです。
とどのつまりは大衆から徴収した血税で走っているのです。
これは科学的真実として証明されています。
補助金がなければ走れない。
補助金を続ければ財政が破綻する。
破綻すれば補助金は はい!それまでよ!
やっぱり走れない。
何れにせよ限界は自明だったんだけれど,
それで儲けようとした詐欺師が
グローバル・エリートにはいたんでしょうね。

------------------------------------------------

[中国のEV用電池メーカー事情
 補助金減で8割が倒産危機 EV/PHV]
 2018年9月10日 / JCネット
 http://n-seikei.jp/2018/09/post-53980.html

【規制内容】
中国の化石燃料車規制、
環境車はEV、PHV、FCVと規定し、
2019年から規制が始まり、
販売台数の10%超の環境車を販売しなければペナルティが課せられ、
2020年には12%に引き上げられる。
ペナルティとなる罰金がEVメーカーに還元される。
これは米カルフォルニア州の化石燃料車規制制度の仕組みに準拠したもの。
中国政府によるこれまでのEVに対する補助金は、
2016年11万元、
2017年6万6000元、
今年は3万元あまりに減り、2020年には廃止される。

【すでに補助金削減で経営難に】
中国電気自動車用バッテリー業界が、
現地当局の補助金縮小の影響を受け、相次いで破産したり、
生産を中止するなど、大混乱に陥っている。
これまで、中国政府の補助金を背景に、
中国国内の市場で競争関係にある
外資の日本や韓国などのEV用電池メーカーを抜いてきた中国企業が、
補助金縮小という受難の時代を迎えている。

【中国第3位の電池メーカーが実質破綻】
関連業界によると、
中国の電気自動車用バッテリー3位の深圳市沃特瑪電池(オプティマムナノ)は
8月、資金不足を理由に今後6ヶ月間、生産ラインの稼動を中止すると発表したという。
これに先立って今年4月、同社は、デフォルトに陥って減産に踏み切っていた。

2002年に設立されたオプティマムナノの企業価値は、
2014年は9億元(約145億円)に過ぎなかったが、
2016年は52億元にまで上昇した。
純利益も同期間222万元から4億2500万元へと急上昇した。
その上昇は、中国政府の電気自動車補助金政策によるものだった。

【銀隆新エネルギーも】
EV用電池とEVバスメーカーの銀隆新能源南京産業園(銀隆新エネルギー/中国第4位電池メーカー)は
資金難で7月、生産設備が仮押えされる事態にいたったが、
その後差し押さえは解除されている。
銀隆新エネルギーには格力電器(薫代表)や万達などが出資している。

【補助金政策】
中国政府は 2012年から「省エネ型と新エネルギー自動車の発展計画」を推進しながら、
電気自動車メーカーに対して自動車価格の半分近く補助金を支給してきた。
大気汚染対策や内燃機関の自動車産業において、
先進国に遅れをとっている自動車産業を、
電気自動車で追いつくという狙いがあった。
中国では、ナンバープレートの申請者が多く抽選となっているが、
環境車には優先的に交付されるという得点もあり、普及に拍車がかけていた。

【EV普及が遅れる訳】
これまで中国政府は、外資のEV用電池メーカーを補助金対象の認定電池に認めず、
中国メーカー製バッテリーを搭載した中国メーカー製車両に対してのみ
補助金を差別的に支給したことで、国内電池メーカーの国際競争力を育成してきていた。
EVは、車両価格の1/3〜1/2がEV用電池価格であり、
ガソリン車など化石燃料車と比較し100万円前後高くなり、
補助金なしには対応できない現実がある。

充電時間もまだ5時間以上かかり、
80%充電の急速充電でも数十分かかるが、
その充電ポストの問題はまだ解消されていない。
中国の地方ならば なおさらのことだ。

米加州に加え中国の2019年からEV販売強制は、
中国は世界中から指摘されている工場煤煙による大気汚染の環境問題を抱え、
国際社会から目を反らす主目的があり、プロパガンダにより強行するものでもある。
(ただ、中国では硫黄酸化物が
  先進国基準より多い劣悪ガソリン・軽油・重油を生産する
  国営石油精製会社の問題も抱えている)

【補助金大幅減少と20120廃止の影響】
中国のEV用電池業界は、2020年の補助金廃止を控え、
中国政府が昨年から段階的な削減に乗り出したことで、状況は一転している。
中国中央政府と地方自治体は、2016年、
走行距離250kmの電気自動車(1回充電基準)一台あたりに
計11万元に達する補助金を支給した。
しかし、昨年は6万6000元と補助金が半減し、
今年からは再び最大で半分まで減少した。
2年間で補助金が4分の1に減った。
また、走行距離が150km以下のモデルは、
補助金の支給対象から外された。
2020年にはその補助金自体が廃止される。

【世界首位のCATL】
中国首位であり、日本のパナソニックと世界首位を争っている
寧徳時代新能源科技CATLの事情も容易ではない。
CATLの年間営業利益は、
2015年の8億8000万元から2016年は29億6000万元に急増したが、
昨年は前年比▲17%減の24億7000万元に減少した。
2016年まで上昇し続けてきた営業利益、減少のショックは大きい。
CATLは特にEV用電池に特化し、中国の多くの大手EVメーカーに納入している。

【BYDは】
中国2位メーカーの比亜迪股份有限公司BYDも、
今年上半期の利益が前年比▲72%も激減している。
BYDは携帯電話用電池製造、携帯電話の組立からEV用電池へ展開し、
政府の保護政策もあり、EV用で大きく業績を伸ばし、
さらに自動車生産に進出、特にEVバスでは、
米加州へ工場進出するなど事業領域を広げている。

【2020年の生き残りは10%〜20%まで激減予想】
市場調査会社GGIIによると、
2016年は109社に達した中国内電気自動車のバッテリーメーカーは、
昨年80社に減少し、2020年には10〜20社だけが生き残ると予想している。
但し、中国政府が補助金廃止方針を覆したり、
他の規制が作られたりする可能性もなくはない。
これについて中国専門家は、米中貿易紛争のために
『味方づくり』が必要な中国政府が、
再び補助金カードを取り出す可能性は高くないとみている。
以上、報道機関各社記事参考追、

パナソニックは、EV用電池生産でテスラ・モーターズと運命共同体となっているが、
テスラは拡販用モデルSを大量受注したものの、
大量生産が軌道に乗らず、イーロン・マスクが陣頭指揮、
今年6月にやっと週6000台生産の軌道に乗せた。
しかし、疲れ果て、挙句、いきなり上場廃止を打ち出したものの、
資金の目処立たず頓挫、批判され続け退任説まで流れている。
テスラは上海に工場を建設すると発表しており、今後の成り行きも注目される。
マスクは、優秀なスタッフも乏しい中、
新アイデアの太陽光発電システム製造など事業領域を広げすぎ、
太陽光発電事業では今年6月、大リストラを敢行すると発表している。
マスクはスペースXに事業専念する可能性が以前から指摘されている。
パナソニックは、サンヨー時代から続く
テスラ=イーロン・マスクとの電池事業での関係を
維持拡大し続けたいのは当然のこと。
テスラは米市場で今年1〜8月までに前年比67.2%増の50,050台販売している。
モデル3の生産が軌道に乗っており、受注残も抱え増加し続ける。

----中国の環境車販売状況万台-----------

 中国 [環境車計] / [EV] / [PHV]
 2015年 33.0万台  24.7万台  8.3万台
 2016年 50.7万台  41.7万台  9.0万台
 2017年 57.9万台  46.8万台  11.1万台

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