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老後のマイホーム問題 “負動産”になるリスク避けるには
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190109-00000002-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 1/9(水) 15:00配信 週刊ポスト2019年1月1・4日号
老後はマイホームに住み続けるか、賃貸に引っ越すか
老後はマイホームに住み続けるか、売却して賃貸に引っ越すか。高齢者を悩ませる難問である。「持ち家は“負動産”になるリスクがあります」と語るのは、住宅ジャーナリストの榊淳司氏。
「そもそも団塊の世代が購入した一戸建ては郊外に多く、高齢になって住み続けようとしてもバリアフリーや耐震補強の改修にまとまった費用がかかります。立地が悪ければいざという時に売り手や買い手がつかず、子供に相続しても“不良債権”になります」
ならば自宅を早めに処分して賃貸に引っ越せば身軽になる。「年金博士」こと社会保険労務士の北村庄吾氏が語る。
「子供が住まないなら、資産価値が少しでも残っているうちに手放したほうが手元に資金が残る。賃貸マンションならば修繕費用や固定資産税もかからない。一戸建てにこだわる必要はないのです」
また、老人ホームに入居したら自宅はどうするか、という問題もある。
特別養護老人ホーム(特養)は国が補助する施設のため費用が安く、個室型で月15万円ほど、大部屋なら月10万円以下で利用できる。しかし地域によっては入所待ちが長く、民間の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などを選択する人も多い。
ただしその場合、自宅の処分が必須だ。
「長年住み慣れたマイホームだからと躊躇する方が多いですが、子供が住まないなら自宅を残す意味はありません。時間が経つほど資産価値が低下するので、施設に入所すると同時に手放すべきです」(榊氏)
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